八百万(ヤオヨロズ)国譲り主役たち 建御名方神 長野・諏訪大社 上社

2018.7.16  Chikako Natsui
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今回の神旅は、長野県にある諏訪大社。

日本有数のパワースポットというひともある。

確かに、諏訪の町に入った頃からだったろうか、第七チャクラに違和感があった。
上から何か重くのしかかるような感じ。明らかに、「気」が変わった。

このところずっと、「水」を司る姫神様との縁があった。

今回はなぜ・・・?

諏訪大社というと、武神が祀られているというイメージがあったからだ。

しかし、少し前から諏訪大社が私の前にちらほら。

後から気づいたことだが、諏訪大社と鹿島神宮、香取神宮はつながりがあった。


古事記や日本書紀に描かれている「国譲り」の神話をご存知だろうか?

今年の春から、いや、昨年の三輪山からだろうか。

「国譲り」の主役となる神々とのご縁が続く。

三輪山の御祭神は、大国主命(オオクニヌシ)の別名・大物主神(オオモノヌシ)。
そして、この日訪れた諏訪大社の御祭神は、大国主命(オオクニヌシ)の御子とされる。

国譲りとは?

ある日アマテラスオオミカミは高天原から地上を眺め、「あのオオクニヌシノミコトが治めている国は、なかなかよろしい。あれは、わたしの子孫が治めるべきである」という、いささか強引な意見を述べました。地上に向けて使者を送るも、そう簡単には行かず、最後に、力自慢として知られるタケミカヅチフツヌシがオオクニヌシがいる出雲に派遣されました。

オオクニヌシとその長男は比較的あっさりと国を譲ることを承諾したのですが、次男のタケミナカタという神様は納得しません。タケミカヅチタケミナカタに力比べを挑み、タケミナカタはあっさりと負けて、出雲からはるか遠い信州の諏訪まで逃げました。このタケミナカタという神様を祀ったのが、あの諏訪大社です。また、この2人の神様の力比べが、相撲の起源とされます。一方オオクニヌシは、国を譲った見返りに、天に届くほど大きな屋敷を建ててくれと言いました。それが出雲大社です。

「国譲り」で大きな功績をあげたタケミカヅチフツヌシは、平城京に春日大社を建てる際に迎えられました。そのため、春日大社に祀られるもっとも重要な神様は、実は鹿島のタケミカヅチなのです。招かれたタケミカヅチは、鹿島の白い鹿に乗って奈良まで飛んでいきました。現在、奈良公園にいる鹿たちは、その子孫とされます。
(All About 旅行より)


諏訪大社 
建御名方神(タケミナカタ)
鹿島神宮 建御雷之男神(タケミカヅチ)
香取神宮 経津主神(フツヌシ)

振り返っってみると、縁と縁、周波数と周波数はつながっている。

人間的にいうなら「導かれた」。
大いなる宇宙的にいうなら、大国主命のエネルギーが私の魂を刺激し、行動を起こさせ、リレー形式で「はい、次」「はい、次」とつながっていく。

2017年12月 大神神社 大物主神
2018年2月   出雲大社 相模分祀 大国主命
2018年4月   大神神社 大物主神
2018年5月   香取神宮 経津主神
2018年7月   諏訪神社本宮 建御名方神
2018年7月   鹿島神宮 建御雷之男神

昨年、三輪山登拝したときのこれまで感じたことのない感覚と見せられた映像と聞こえてきたメッセージ。
そこから、私の魂のルーツが気になり始めた。
それが今回、一つの答えを見つけたような気がする。
「水」を司る姫神。産土神社でもある日枝神社の御祭神にもつながっていく。

魂のルーツを探るだけではなく、私が神旅をすることのわけは、人間的にいうなら、導かれ、神意を伝えるため。
そして、汚れた「気」を洗い流し、外気と内気の循環をすることで、肉体の周波数の調整をする。
魂的にいうならば、大いなる宇宙とつながり、メッセージを受け取るため。

以前、何かで書いたのだが、神社とはその建物に神様が住んでいるというよりは、強いエネルギーを発し、高い周波数を有するところ、磁場になっているところだと思う。
強い磁気を発する場所。その目印となるランドマーク。

それゆえに、古代から様々な不思議現象があったのだろう。

人々は神を崇めつつも、恐れる。


さて、諏訪神社に話を戻そう。

これまでの神旅と同じように、事前の知識はほとんどなく訪れた。

頭で理解するより、全身でその場の空気を感じたい。

諏訪大社は、上社(本宮・前宮)と下社(春宮・秋宮)と大きくは2つ、4つの境内に分かれている。創建年代が分からず、日本最古の神社の一つといわれるほど古くからあるらしい。

初めに訪れたのは、上社。

そこで学んだのは、「御柱」というものだった。テレビで観たり、話に聞いたこともあった。

それは、社殿を取り囲むように四隅に時計周りに建てられるという。

御柱祭とは?

御柱祭(おんばしら)は7年目毎、寅と申の年に行われます。正式目小は「式年造営御柱大祭」といい宝殿の作り替え、または社殿の四隅に「御柱」と呼ばれる樹齢200年程の樅の巨木を曳建てる諏訪大社では最大の神事です。
(諏訪大社公式HPより)


ゆっくり歩きながら境内の空気を味わう。

いつものように御参りを終えたあとは、霊気が強く流れている場所を探し、自分の肉体の周波数の調整をする。

周波数は魂と肉体に分かれる。
魂は役割によっての周波数がある。
肉体の周波数は健康状態やストレスなどによる心の状態によって変動しやすい。
人間は、他のエネルギーに影響を受けやすい。
だから、神社など神聖な気を有するところで定期的な気の汚れを浄化するといい。

だが、あまり気が汚れすぎていると、神社の境内に入ることを許されないこともある。

あなたは大丈夫だろうか?


神旅は続く。

霊気の強いところから、回廊を行く。

どこにつながっているのかは分からないが、ゆっくりと歩を進める。

回廊が始まって間も無くくらいのところだったか、「硯石」の案内があった。

硯石? なんの石?

何かがあるような気がするが、分からない。

チラリと観て、「多分、あれがそうだろう!」と自分なりに納得して先を進む。


回廊を進むと、途中に素盞嗚尊、大国主命を祀る祠がある。

一つ一つ御参りを済ませ、さらに先を進む。

回廊が終わった先に、鳥居があった。

そこに一人のおじさんがいた。

突然声をかけられ、どこから来たのか?から始まり、時間があるなら少し案内しようと言ってくれた。

折角なので、案内をお願いすることにした。

「諏訪大社に来たら、ここが一番大事!」

「個人で来た人は、素通りするところがあるが、そこが大事!」
さっき来た回廊を戻り始める。

おじさんが止まった場所は、先ほどチラリとみた「硯石」のところだった。

諏訪七石の一つともいわれるその石は、神様が座った石。
いわゆる磐座なのだろう。楽殿─御柱─東西宝殿─四脚門ライン上にある。

諏訪大社 上社の中のレイラインというところだろか。

話を聞いてみると、なるほど納得する。

なんとなく気になるくらいだったが、八百万は「おじさん」をとおして、しっかりとそれを教えてくれた。

 

諏訪大社

諏訪大社(すわたいしゃ)は、長野県の諏訪湖の周辺に4箇所の境内地をもつ神社です。信濃國一之宮。神位は正一位。全国各地にある諏訪神社総本社であり、 国内にある最も古い神社の一つとされております。

諏訪大社の歴史は大変古く古事記の中では出雲を舞台に国譲りに反対して諏訪までやってきて、そこに国を築いたとあり、また日本書紀には持統天皇が勅使を派遣したと書かれています。
諏訪大社の特徴は、諏訪大社には本殿と呼ばれる建物がありません。代りに秋宮は一位の木を春宮は杉の木を御神木とし、上社は御山を御神体として拝しております。
古代の神社には社殿がなかったとも言われています。つまり、諏訪大社はその古くからの姿を残しております。

諏訪明神は古くは風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神。また武勇の神として広く信仰され、現在は生命の根源・生活の源を守る神として御神徳は広大無辺で、多くの方が参拝に訪れます。(諏訪大社公式HPより)