八百万(ヤオヨロズ) あなたの産土神社は?

2017.12.26  Chikako Natsui
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ただ好きだから、ただ綺麗だから、ただ可愛いから、ただ触りたいから、ただ見たいから、
ただ面白そうだから・・・特にそこに意味づけをしたり、何か理由があって動くタイプではない。
私は。

ただ・・・だから・・・する。

思考優先タイプや準備万端、要領を考えて動く人からすると、びっくりされたり、
読めない動きをするから、苦手意識をもたれたりすることもあった。

自分でもなんでそれをしたのか、なぜそれを選んだのか、分からない時もある。

ときに、感情 → 行動、直結!

でも、その行動の隠された意味、自分も理解できていなかったことの色んな意味を
今になって理解する。

それは、無意識のうちに選ばせられていたことだった。

産土神社。

何度かその言葉を聞いていた。
初めはなんのことは分からず、七五三でお参りした神社だと勘違いしていた。

今日、ある方から神社参拝されたことのメッセージをいただき、
そこでまた産土神社の言葉が出てきた。

今日はなぜか、「産土神社」に強烈に惹かれた。

ところで産土神社とは何か?

その者が生まれた土地の守護神を指す。
その者を生まれる前から死んだ後まで守護する神とされており、
他所に移住しても一生を通じ守護してくれると信じられている。(Wikipediaより一部抜粋)

今日はなぜかいてもたってもいられなくなって、故郷福島の神社庁へ電話をし、
調べてもらった。

全く行ったこともない場所の神社だった。

私の産土神社は・・・

日枝神社
ご祭神は、大山咋神(おおやまくいのかみ、おほやまくひのかみ)。

名前の「くい(くひ)」は杭のことで、大山に杭を打つ神、すなわち大きな山の所有者の神を意味し、
山の地主神であり、また、農耕(治水)を司る神とされる。『古事記』では、
近江国の日枝山(ひえのやま、後の比叡山)および葛野(かづの、葛野郡、現京都市)の松尾に鎮座し、
鳴鏑を神体とすると記されている。

比叡山の麓の日吉大社(滋賀県大津市)が大山咋神を祀る
全国の日枝神社の総本社である。

日吉大社には後に大物主神が勧請されており、大物主神を大比叡、
大山咋神を小比叡と呼ぶ。山王は二神の総称である。
大物主神は西本宮に、大山咋神は東本宮に祀られている。(Wikipediaより一部抜粋)

説明書きが漢字が多くて分かりにくい。・・・が、山の神ってことかね?

それを読んでいると、これまで「ただ・・・行きたい」と思って、
行った場所、「ただ・・・歩きたい」と思って歩いた場所・・・
「ただ」が大きく意味のもつことだったと分かった。

比叡山。

大好きな場所だ。これまで何度か訪れたことがある。

何年前だろうか? その頃私は、親鸞和尚に心酔していた。
少しでもその修行の場所だった比叡山を味わいたくて、比叡山中のトレイルコースを歩いたことがある。
その山中を歩きながら浮かんだ言葉は、「仏縁」だった。

比叡山延暦・・・だからね。

その時は、私が叡山を歩くことで私につながる先祖の縁が喜んでいるように感じていた。

そして、驚いたのは、次の説明書きだった。

「大物主神を大比叡、大山咋神を小比叡と呼ぶ。山王は二神の総称である。大物主神は西本宮に、
大山咋神は東本宮に祀られている。」

先週訪れてから、その強烈なエネルギーがまだ私を捉えて離さない、三輪山の大物主神。

あのとき感じた、懐かしいという感じは気のせいではなかった。

縁は通じていた。

魂からの納得。

神旅をしていると、様々なメッセージがくる。映像を見せられたり、
匂いがしたり、身体の感覚を通してメッセージを受け取る。

特に感性、感覚が変わってから登拝した三輪山から受けたものは・・・正直、
言葉が見当たらない。

理解していたのは、現代を生きる私たちの魂は、いずれかの神様ファミリーに属しているのでは
ないかということだった。

どこがパワースポット、どこの神社はご利益があって・・・それもそれでいい時間を過ごせるとは思う。

だが、さらに自分に縁のある神様に会いに行くのは、何かもっと・・・こころの故郷に
帰ってきたような気持ちになる。そして、大きくサポートしてもらえ、
何かしらの変化をもたらせてくれる・・・気がしている。

今年のお正月は、産土神社を訪れてみるのはどうだろうか?

ただ、会いに行ってみて欲しい。あなたが産まれてからずっと見守ってくれている神様だから。

きっと、待っているから。

さて、私も今度のお正月は、産土神社に初参拝させていただこう。

「遅い!」

って、怒られた後に、「よく来たな、待ってたよ、大きくなったな〜」って、
言ってくれるかな? 笑