手長神社・足長神社の前に訪れたのは、八剱神社(やつるぎじんじゃ)。
諏訪湖といえば御神渡りの言葉は聞いたことがあった。
八剱神社は御神渡りの特別なお役目があるということを知ったのは、手長神社・足長神社に行こうと決めてから。
三社の場所は近いようなので、順に巡ろうと決めた。
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八剱神社
ご祭神 八千矛神(大国主神)・日本武尊・誉田別尊
諏訪大社上社の摂社である。
当社は元々、諏訪湖中にある高島の里に鎮座し、諏訪湖の造船銭で造営されてきた。豊臣秀吉の高島城築城に際し、現在地に遷座した。
江戸時代には高島藩諏訪家が居城鎮護の神として崇敬し、明治以降は小和田村の産土神として庶民からの信仰を集め現在に至る。
当社の特殊神事として、御渡神事(みわたりしんじ)がある。「御渡り拝観の神事」として一般に知られているこの神事は、当社の神職によって行われる。
御渡神事
冬期に諏訪湖の湖面が全面氷結し、氷の厚さが一定に達すると、昼間の気温上昇で氷がゆるみ、気温が下降する夜間に氷が成長するため「膨張」し、湖面の面積では足りなくなるので、大音響とともに湖面上に氷の亀裂が走りせりあがる。
この自然現象を御神渡り(おみわたり)と呼び、伝説では上社の男神が下社の女神のもとへ訪れに行った跡だという。
(Wikipediaより)
それでは、八剱神社へ!
鳥居前に手水舎。
なんと、温泉水! 温かい〜。
樹々たちに守られるようにあるのが、拝殿 ↓
質実剛健の言葉が浮かんでくる。
質素であるが、頼もしさを感じる。
ご祭神は武神の様相の八百万ばかり。
拝殿のエネルギーにも納得する。
拝殿でご挨拶。そして、180度くるりと後ろを振り向くとあるのは、神楽殿。
何かお祭りの準備だろうか、お供物が多く、華やかに感じた。
拝殿脇には、摂社などが並んでいた。
目を引いたのは、大きな石碑。
近づいてみると、「御嶽山大権現」
それは、修験道の神・蔵王権現の別称。
5月に訪れた奈良・吉野山にある金峰山寺を思い出す。
神明社 ↓
左から、山之神社・山之神社・厳島社 ↓
新海神社 穂見神社 ↓
左から、事代主神・大国主神・菅原神 ↓
右側 猿田彦大神 ↓
境内にはたくさんの八百万!
これまで知らなかった神名もあり、改めて、お諏訪さん・諏訪湖の成り立ちと、その神秘さを想う。
新海神社。
新海。新開という文字も目にしたとき、
日本列島の成り立ちが浮かんでくる。
フォッサマグナ。
裂け目はつながれ、
日本列島を龍のごとく、弓のごとく、その形にする。
長野は、東と西をつなぐ。
そして、ここには、
火山の列が連なり、
刺激があれば、
すぐさま、ソワソワし始める。
主たちは、
黙して語らず。
しかし、耳を傾けるなら、
内側の道を通り、
海神一族の声がやってくるだろう。
地主神たちもまた、
少しずつ、声をあげ始める。