2022年5月。
その月の半ばに訪れていた、京都と奈良の神旅&ライトワークの余韻がまだ残っていた。
氣は氣を呼ぶ。エネルギーのシンクロニシティ。
その後氣が向いたのは、埼玉県にある、秩父今宮神社。
役行者、八大龍王神がお祀りされている。
ご祭神
伊邪那岐大神
伊邪那美大神
須佐之男大神
八大龍王神
宮中八神(大宮売神・神御産霊神・高御産霊神・生産霊神・足産霊神・事代主神・御食津神・魂積産霊神)
役尊神(役行者=神変大菩薩)
聖観音神
宇迦之御霊神(稲荷神)
大国主命
厳島姫
稚霊日神
栲幡千々姫
菅原道真公(天神)
秩父今宮神社は日本有数の古社である。信州諏訪の勢力が西暦100年前後に秩父に移住、この地に湧き出づる武甲山からの霊泉に「水神」を祀ったのが始原といわれるが、有史時代に入ると、この霊泉に国生みの神である「伊邪那岐・伊邪那美」(イザナギ・イザナミ)の二神が祀られるようになった。
天武天皇元年(西暦672年)の壬申の乱の前後に、秩父の勢力は修験道の開祖「役行者」(えんのぎょうじゃ)の導きで天武帝に協力したと伝えられている。それを境に秩父は発展を遂げる。役行者は秩父に修行に訪れ、霊泉の傍に観音菩薩の守護神である「八大龍王」を合祀し、のちにこれが「宮中八神」と習合され、「八大龍王宮」または「八大宮」と呼ばれ、秩父修験の中核となった。
(今宮神社HPより)
さらに詳しくは、こちらから!
始まりは、西暦100年前後とは、かなり歴史がある。
もっとも当時は、お社などの形態ではなく、水や樹や石や、はたまた天候や星の動きなど、人間の生命に営みに大きく影響するもの、充足させるもの、支えるもの、そのものズバリが祭祀されていた。
自然崇拝・アミニズム。
それが時代とともに、形態・様式が少しずつ変化していった。
日本人の自然とともにある姿は、根本のところは変わっていないのだろうが、神の社という形態が、目眩し的に、本質を分かりにくくしていったのかもしれない。
そしてそれは、高位の神界における取り決めだったのだろうか。
不用意に八百万のエネルギーを操作されることのないように。
さて、今宮神社。
神社のご由緒を読むと、平安時代初期には弘法大師 空海が訪れ、37日間の護摩呪術を行われたり、平安時代後期には熊野権現が勧請され、宮中八神と大日如来が習合され八大権現社が建立されたという。
さらには、1535年には、京都の今宮神社からスサノオ神が病魔退散を願って勧請されたという。疫病が猛威をふるっていたようだ。
その頃には広大な敷地に修験道場や神社仏閣、観音堂などが混在していた。
現在とは様相が大きく異なる。
しかし、これだけ多くの八百万が勧請されたのには、この地の氣がとてつもなく大きく、そして荒ぶっていたのだろうと想像する。
まず、目に飛び込んでくるのは、龍神池。そして、ご神木とそれを祠にしている観音菩薩像。
神社正面の注連柱から境内に入り、参道の右手に「龍神池」が水を湛えている。この池には、古来より、秩父の霊山・武甲山からの伏流水が湧き出ている。西暦百年前後に信州諏訪の勢力が秩父に移住し、その実力者の一人がここに「水神」を祀ったのが当社の淵源といわれている。
(今宮神社HPより)
救いを求める相手により様々に姿を変えて、大慈悲と深い智慧で人々の苦しみを取り除き、幸運をもたらすという観音菩薩。「龍神観音」とも呼ばれている。
古来より、観音菩薩が「富貴吉祥」のシンボルである龍神に乗り 人々を救いに来る姿のことを龍上観音と呼び、愛情・財産・出世の運を呼び込み開運に導いてくれるといわれる。(今宮神社HPより)
境内をさらに奥へと進む。
訪れたのは5月の終わり。
大祓のための茅の輪が用意されていた。
茅の輪をくぐって、鳥居をくぐり、ご社殿にてご挨拶。
秩父今宮神社の境内は、濃密・濃厚だ。
境内は広いとは感じないが、そこに先述した八百万のエネルギーがぎゅっと詰め込まれているようだ。
しかし、不思議と忙しさも、不調和さも、気まずさも無い。
境内の主役は、こちらのご神木・欅を依り代とする、八大龍王神だろうか。
龍神木。
龍神が祀られるのには三つの条件があるといわれる。武甲山という霊山があり、龍神木に洞があり、龍神池の湧き水がある。この三つがそろっているため役行者は八大龍王をここに祀ったとされる。 龍神木の上には大きな洞があり、そこに龍が住んでいると言い伝えられてきた。
釈迦生身(しょうしん)の眷属(けんぞく)であり高い神格を持つ。水を司り、水分の神でもある。
(今宮神社HPより)
ご留意ください! ↓
役尊神祠 ↓
修験道の開祖であり、今宮坊の開基である「役小角大神」(役尊神)を祀る祠で、「行者堂」とも呼称されている。
役行者が当社に祀った八大龍王は、水の神、仏法を守る神であり観音菩薩から慈悲の心(宝珠=玉)をいただいた神様です。
4月4日の秩父神社の御田植祭は、今宮神社の霊水をいただきに来られることから始まります。
(今宮神社HPより)
青龍の滝 ↓
細石 ↓
井戸? ↓
この上には、何があるのだろう?
と、階段を上り始めたら、
陽のエネルギーが、ガッと強まった。
おっ!?
と、光の儀式をしてみる。
龍神! レイライン・生命エネルギーが現れた。
階段を上りきった先にあったのは、
馬頭観音かな? ↓
稲荷社 ↓
弁天社 ↓
天満宮 ↓
写真では分かりにくいが、そばに撫で牛あり!
先述したとおり、広いとはいえない境内の中、所狭しと、八百万がお祀りされている。
そこは、さながら良いオーケストラの演奏を聞いているように、調和がなされていた。
どうしてか?
役行者、八大龍王神。
まるでそれは、八大龍王神がこの地に覆いかぶさるようにあり、そこに役行者が術を施しているかのよう。
時空を超え、役行者がなしていること、それを祭祀者が受けとり、ここに表現する。
様々なスピリットがこの地にある。