5月14日〜18日まで、京都・奈良滞在。
最終日に回ったのは、藤原京跡・薬師寺跡・神武天皇陵。
そして、橿原神宮。
文字にして見ると、なんともマニアックに思える。
前日のこと。
吉野山から宿泊地の橿原神宮前駅に戻り、駅構内のカフェでホッとひと息。
ようやく人間界へ戻って来たような感覚を味わっていた。
だが、意識はまだ狭間にあり、グループとしっかり結びついていた。
明日は、どこを回ろう〜。
もう一度、明日香へ行こうか・・・。その考えが大半を占めていた。
どう回ったらいいものか?
最終日。帰りの時間を気にしながら、計画を立てる。
古墳が多いな〜。
少し前には氣が向かなかったことが意識の前面に出る。
地図を見続けた。
生と死のロンド。
異世界が混じり合い、行きつ戻りつ、繰り返し。
・・・・、人がいるのは、狭間の世界。
古墳
異世界への通路であり、結界。
そして、もうひとつ目が留まったのは、藤原京跡。
大和三山といわれる、天香久山・畝傍山・耳成山に囲まれている。
いにしえの都。
地図を見ているだけでも、大和三山のエネルギーが藤原京へ流れていっているのが分かる。
明日香へ行こうか、
それとも、藤原京か。
明日の朝、氣が向いた方にしよう!
そう決めてホテルへ戻った。
次の日、
向かったのは、藤原京跡。
時のスピリットが、時空の通路を開いた。
橿原神宮前駅からバスで向かう。
最寄りのバス停からは、10分ほど。
まだ5月というのに、真夏のような陽射し。それに辟易しながら藤原京跡を目指す。
歩き続けた京都・奈良の旅。
不思議と足には筋肉痛が無い。
ようやく、藤原京跡に到着!
どっか〜ん!
広い! 何もない!
ホントに、気持ちよいくらい、何もない!
だっだ広い、草原だ〜。
藤原宮跡
中国の都城にならい、日本で初めて建設された本格的都城。
持統8(694)年遷都。平城京遷都までの16年間、この地で持統、文武、元明の天皇三代が律令国家体制を強力に押し進めた。
藤原京の規模は東西5−3km、南北4.8kmで、その中心部には藤原宮があった。
天皇の住まいである内裏や、天皇が儀式や政治を行った大極殿跡が残る。
最近の調査研究によると、平城京や平安京を上回る規模だったとも考えられている。
現在、宮跡には原野が広がり、大極殿跡には基壇が残る。
宮跡からは東に天香具山、西に畝傍山、北に耳成山を望める。(奈良県観光公式サイト「なら旅ネット」より)
いにしえの都。
とりあえず、地の氣を感じる。
地球の声を聴いてみようと、敷地の中を歩く。
草原の中、一箇所だけ林があった。
広々〜とした藤原京。
ギラギラした陽を遮れるのは、ここしかない。
はるか昔。この地はまつりごとの表舞台で、激動のただ中にあった。
しかし、今は、
天の氣と
地の氣は
緩やかなシンクロニシティ。
しずか〜な時間が流れる。
それが、とても心地良かった。
しばらくの間、ここにいてみよう。瞑想から、意識は時空を超えていく。
風が吹くたび、
異世界へと連なる扉が開いたり、閉じたりしていた。
時のスピリットは、伝える。
ライトワークで巡るのは、面白いことに、新旧の宮に纏わる所が多い。
以前なら、そこは政ごとの場所でもあった。
そんなことを考えていると、神旅やライトワークのきっかけのひとつを思い出す。
忘れ去られた古代祭祀の地を探す。
その場所を私は知らない。
私の意識は知らない。
しかし、グループスピリットは知っている。
光の兄弟姉妹たちは知っている。
魂はグループスピリットとつながり、
肉体を有するものが、
その地に赴く。
古代祭祀
天と地がつながる場所 つながっていた場所 つながろうとする場所
現在 過去 未来
現役 引退 胚芽
誰かを、なにかを目眩しするかのように、新旧・未来が入り混じる。
ハートでしか聴こえない声
ハートでしか見えない場所
ハートでしか感じることができないもの
ハートでしか理解できない世界
フワフワと異世界を漂う時間
やがて、徐々に太陽の位置が高くなってきた。
暑い!
時空の彼方から、意識はこの世界に帰ってきた。
次へ参ろう。
次に行こうと決めたのは、本薬師寺跡。
今、思い返しても、どうしてそこに行こうと思ったのかは、覚えていない。
決定的な何かが意識化されたからではないのだが、藤原京跡で瞑想でか? グループスピリットの導きか?
過去からやってきた亡霊が脇を通り過ぎたのだろうか?
分からない。
ただ、この生に魂が選んだのは、薬師如来が鎮まる場所。
薬師如来のエネルギーに導かれ、そこを選んだのは、魂の課題であり、トレーニングを行うため。
それを意味するように、生と死の交差点にあって、傷ついた魂と遭遇する。
心身の修復・回復、癒しは、人間界にあるエネルギー・技によっても行うことができる。
しかし、傷ついた魂の回復は、高い次元のエネルギーが必要だ。
はっきりした理由を述べることはできないが、魂グループは、本薬師寺跡に行きたがっている。
ということで、とぼとぼと側道を歩き始めた。
向こうに見えるは、大和三山の・・・えーと、何山は分からない(⌒-⌒; )
少しアップで!
今もなお、天と地をつなぎ、さらに、地脈をつないでいる。
このようなお役目をしている御山が全国にある。
藤原京跡から本薬師寺跡まで、歩いて15分ほどで到着。
道程は民家が立ち並んでいたが、近所の方に一人として出会うことはなく、たまに、車が2台ほどか、すれ違うだけだった。
静かな場所だ〜と思いながら、違う時空を歩いている気配もある。
ところで、本薬師寺とはなんだろうか?
本薬師寺跡
現在の場所へは平城京遷都に伴って移築された。現在では遺構として金堂跡と東西両塔跡に大きな礎石だけが残されている。
伽藍配置については奈良の薬師寺と全く同じものであったという。
金堂跡の巨大な礎石群が、かつての大寺を今に伝える。西ノ京の薬師寺の前身にあたる寺の跡。
8世紀の初めの建設で、当時は金堂や東西に二つの塔があったが、現在では建物の基礎となる石や土壇などを残すだけ。
石の配置から大寺だったことが想像される。
平城京に遷都した時、そのまま移築したといわれていたが、別々に造られたという説が有力である。
藤原宮が完成したのと同じ時代に建設されたので、藤原薬師寺とも呼ばれている。(奈良県観光公式サイト「なら旅ネット」より)
上述の説明書にあったが、礎石などから慮るに当時は大寺だったのだろうが、今は、医王院の境内に昔々の面影を探すことになる。
医王院のお堂。
歴史の地を歩くのがお好きな方が一人。先客があった。
挨拶程度に言葉を交わし、去っていった。
静かな時間と、この場所のエネルギーを楽しむ。
暑い!
次へ行こう!
やってきたのは、神武天皇陵。
ここにもまた、導かれるようにやってきた。
大きく感情が動いたわけでもないが、何かを考えていたわけでもなかったが、来る必要があった。
お墓だよね・・・
ひと的意識は、そう考えた。
この時に経験し、感じたことを、流れていってしまう前に残しておこうと思った!
↓ ↓ ↓
御陵までの道で経験したことは、とても幻想的だった。
この世から、あの世へと向かう道。
遠くに鳥居が見える。
途中に小さな小川がある。
私の後方がこの世で、前方があの世なら、さしずめこの小川は三途の川か。・・・狭いな。
そんな考えも浮かんでくる。
御陵の鳥居に到着!
鳥居の先は、異世界。
私がいるこの場所は狭間の世界。
私の前で開かれた扉。そこから見える異世界は陽の氣で満ち、光輝き、力強い。
それは、ひと的意識が作り出したイリュージョン、死の世界ではない。
さまざまなスピリットが交差する霊的世界。
そこでは、あらゆるスピリットと交流がある。
詳しくは、Instagramで!
グループとさまざまなスピリットの語らい。
ここが神武天皇陵かどうかの真偽の議論はあるようだが、この地にあるスピリットには相応の役割がある。
狭間の世界での語らいは続いていた。
まるで太陽の位置がタイマーのようだ。
暑い!
戻ろう・・
人の世界へ。
来た道を戻りながら、さっきよりも陽の光が強まったことを実感する。
小川を超え、戻っていく、、
ふと、来たときの光景が蘇った。
御陵までの道は、左右に森がある。
その森に途中のところから入っていくおばあちゃんがいた。
エネルギー的には、人間だが、、
いやいや、それよりも、その先になにがあるのかが氣になった。
そんなことを考えながら、御陵の入り口まで戻る。
旅の最後は、橿原神宮に参ろうと、その方向へと歩き始めた。
しかし・・・
だが・・・
さっき見た、森に消えていったおばあちゃんの映像が浮かぶ。
頭から消えない。
あの先には、何があるんだ?
気になる!
橿原神宮に向かって側道を歩いていたが、どうにも森が気になり、方向転換!
森の中に入ってみる。
ここは、他で感じたことの無いようなエネルギーの流れがある。
良くも悪くもなく、
陽でも陰でもなく、
表現が見当たらない。
地図で見たように、ここは古墳が多い。
畝傍山周辺には、初代から四代までの天皇の古墳などがあるらしい。
古墳、、
古墳ね、、
エネルギーが興味深い!
イトクの森古墳 ↓
四代天皇 懿徳天皇の墳墓らしいが、、定かではないらしいが。
面白いもので、狭間の世界にあり、古代エネルギーの回廊を歩いている時は、気持ちは安定していた。
それが、間もなく橿原神宮というところになり、登山や参拝の人びとのエネルギーを感じ始めると、あっちとこっちのエネルギーが私の中で引っ張り合いを始め、それに戸惑う。
そろそろ、エネルギーチェンジの時間。
古墳の森にサヨナラし、橿原神宮境内へ。
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もはや、なにに挨拶するのか分からなくなっていたが、
5日間の京都・奈良の旅に、
ありがとう!
さようなら!
最後は、笑顔で終了!