異次元・異世界
氣の向くまま、足の向くままに、京都の間に間を歩く旅。
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【祈り】魔界散歩!? 間に間にある世界 氣の向くまま 足の向くままに京都そぞろ歩き
【祈り】魔界散歩!? 間に間にある世界 氣の向くまま 足の向くままに京都そぞろ歩き その2 六角堂・京都
六角堂から参ったのは、本能寺。
地図アプリで氣が向いたのは、そこだった。
織田信長が明智光秀の謀反にあった本能寺の変で有名だが、どうやら当時の場所ではないようだ。
それでも、重大な歴史の変遷、1ページに時のスピリットが選んだというなら、行ってみよう!
本能寺は日隆聖人を御開山と仰ぎ『法華経』の根本義と日蓮大聖人の真意を説き明かし、お題目を唱えて信じ行ず大霊場です。
人々に「南無妙法蓮華経」を信奉させ、口に唱えさせることが日蓮大聖人の生涯の念願でした。
御開山の日隆聖人は応永22年(1415年)伯父にあたる日存・日道両聖人と共に妙本寺(現在の妙顕寺)の綱紀の粛清に務めたが志を遂げられず同寺を去りました。
そして、油小路高辻と五条坊門の間に本応寺を建立し、日蓮大聖人の念願である人々の口に「南無妙法蓮華経」を唱えさせるべく教化を始めました。(本能寺HPより)
本能寺の「能」の字は「」という今では使われていない字になっていることでよく知られる。本能寺のサイトの説明によれば、このことについて「度重なって焼き討ちに遭っているため、匕(火)を嫌いの字に替えたものである」としている。(Wikipediaより)
表門 ↓
本堂 ↓
境内はスッキリ、広々!
氣が向いたのは、提灯の描かれている寺紋。
カラス?と、思ったが、違うようだ。
隣接するホテル本能寺によると、
寺紋 ↓ 鶴丸紋
寺紋 ↓ 丸結雁金紋
雁金とはガン、ガンと鳴く雁の声~「雁音(かりがね)」を意味します。
昔の戦では、雁の群れが乱れ飛ぶのを見て、敵兵の存在に気付いたと言われています。雁の群れが偵察部隊にもなっていたのですね。そんな史実から、縁起の良い動物とされ、家紋にも数多く取り入れられたものと思われます。(京都方泊まり観光案内より)
さて、本堂脇を歩いて後方へ向かうと、大きな銀杏の樹!
本能寺HPによると、「火伏せのイチョウ」。
写真では分かりにくいが、とにかく大きな樹。
この樹のスピリットに引き寄せられたのだろう。
樹のそばに立つと、そう思えた。
そばの案内板を読むと、伝説の樹!
素晴らしい働き!
「18万の家屋が焼失した歴史的大火災、天明の大火(1788年)のときのこと、本能寺境内の大きなイチョウの木の下には、逃げ場を失った数十人が身を寄せ合っていました。無慈悲にも炎は、寺全体を呑み込む勢いで迫ってきます。全員がまぶたを閉じて「もはやここまで」と観念したその瞬間、大きな木が勢いよく水を噴き上げるではありませんか。信じられないことに数十人は、この水のおかげでやけど1つ負わずに助かったとか。以来、この木は「火伏せのイチョウ」として大切に奉られるようになりました。
「水を噴く」ことの真偽はさておき、実際に、イチョウ、サンゴジュ、シイ、カシ、ナラ、モチノキ、ツバキ、サザンカ等の樹木は枝葉に含む豊富な水分で火を防ぐことはよく知られています。木々の緑は美しいだけでなく防火の役割も果たしてくれていたのです。」
(消防防災博物館HPより)
銀杏の樹に守られるようにあったのは、
信長公廟 ↓
これもご縁と、ご挨拶。
信長公へのご挨拶も終了。
本能寺を後にした。
異次元・異世界
氣の向くまま、足の向くままに、京都の間に間を歩く旅は、まだ続く。