安房国一之宮
安房神社
ご祭神
主祭神 天太玉命 日本の全ての産業創始の神
相殿神 天比理刀咩命 天太玉命の妃神
忌部五部神
櫛明玉命 出雲(島根県)忌部の祖。 装飾・美術の神
天日鷲命 阿波(徳島県)忌部の祖。 紡績業・製紙業の神
彦狭知命 紀伊(和歌山県)忌部の祖。 林業・建築業・武器製造業の神
手置帆負命 讃岐(香川県)忌部の祖。 林業・建築業・武器製造業の神
天目一箇命 筑紫(福岡県)・伊勢(三重県)忌部の祖。 金属鉱業の神
安房神社の創始は、今から2670年以上も前に遡り、神武天皇が初代の天皇として御即位になられた皇紀元年(西暦紀元前660年)と伝えられております。神武天皇の御命令を受けられた天富命(下の宮御祭神)は、肥沃な土地を求められ、最初は阿波国(現徳島県)に上陸、そこに麻や穀(カジ=紙などの原料)を植えられ、開拓を進められました。
その後、天富命御一行は更に肥沃な土地を求めて、阿波国に住む忌部氏の一部を引き連れて海路黒潮に乗り、房総半島南端に上陸され、ここにも麻や穀を植えられました。 この時、天富命は上陸地である布良浜の男神山・女神山という二つの山に、御自身の御先祖にあたる天太玉命と天比理刀咩命をお祭りされており、これが現在の安房神社の起源となります。
(以上、安房神社HPより)
天太玉命
フトダマは、日本神話に登場する神。『古事記』では布刀玉命、『日本書紀』では太玉命、『古語拾遺』では天太玉命(あめのふとだまのみこと)、『新撰姓氏録』では天櫛玉命(あめのくしたまのみこと)と表記するほか、天神玉命の別名も存在する。忌部氏(後に斎部氏)の祖の一柱とされる。
出自は『記紀』には書かれていないが、『古語拾遺』などでは高皇産霊尊(たかみむすび)の子と記されている。
岩戸隠れの際、思兼神が考えた天照大神を岩戸から出すための策で良いかどうかを占うため、天児屋命とともに太占(ふとまに)を行った。 そして、八尺瓊勾玉や八咫鏡などを下げた天の香山の五百箇真賢木(いおつまさかき)を捧げ持ち、アマテラスが岩戸から顔をのぞかせると、アメノコヤネとともにその前に鏡を差し出した。
天孫降臨の際には、瓊瓊杵尊に従って天降るよう命じられ、五伴緒の一人として随伴した。『日本書紀』の一書では、アメノコヤネと共にアマテラスを祀る神殿(伊勢神宮)の守護神になるよう命じられたとも書かれている。
岩戸隠れにおいて『記紀』では太玉命よりも天児屋命の方が重要な役割をしている。斎部氏の斎部広成が書いた『古語拾遺』では、逆にフトダマの方が中心的な役割を果たしている。
(以上、Wikipediaより)
朝の早い時間。
だれ〜もいない。
静けさの中の安房神社。
玉砂利の参道を歩き、鳥居へ向かう。
白い鳥居をくぐり、境内へ。
ここもまたどなたもおらず。
神秘的なエネルギーを堪能しながら、社殿を目指す。
印象的な木々が出迎えてくれる!
少し前まで雨が降っていたので、薄暗い。
その分、燈籠の灯りが映え、一層神秘さが増す。
神鏡の氣の強さに驚く。
ひとつの生命体であり、それに引きつけられる。
朝が早いこともあり、参拝する人もまだ無かったのかもしれない。
御仮家
祭礼の時に使う御神輿を収めるところのようだ。
真ん中には、伊勢神宮遥拝所。
本殿の後ろには、お水取りの場所。
※お水取りの際は、事前に受付へのお申し込みが必要とのこと。
ご祭神
安房大神
水波能売神
吾谷山御御霊
繰り返しで恐縮だが、ここがとても神秘的な氣を発しているのは朝早いからだと思っていた。
しかし、頭の中に浮かぶのは、「生と死」。
神聖であり、神秘であり・・
この記事を書くにあたり、安房神社を調べていて理解した。
「境内からは古墳時代の高坏が出土しており、一帯が古墳時代の祭祀地であったことが知られるほか、祭祀との関連は不明ながら縄文時代から弥生時代頃に墓地として使用された洞窟遺跡も発見されている。」(Wikipediaより)
狭間の世界。
誰もいないわけだ・・・
時空を超え、次元を超え、エネルギーのシンクロニシティ。
拝殿前を通り、社殿の反対側へ向かう。
兼務社遥拝所。
どちらの遥拝なのかが、分からないなかったが・・
琴平社
ご祭神 大物主神
讃岐・金刀比羅宮の御分霊をお祭りする末社。(安房神社HPより)
下の宮
ご祭神
天富命 天太玉命の孫神
天忍日命 天太玉命の兄弟神
養老元年(717年)、安房神社が現在の場所に遷座された際に、摂社として創建されました。(安房神社HPより)
下の宮では、八百万が語りかけてくるような、圧とも思えるようなエネルギーを受けとる。
天太玉命がお祀りされている本殿周辺とは、また違っている。
お参りが終わり、後ろをくるりと振り向くと、鳥居の向こうには、葉っぱがほとんど無くなった銀杏の木があった。
この銀杏のエネルギーが強いな〜。
ここに鎮まる八百万とエネルギーが通じ合っているようだ。
銀杏の木のそばには、ご神木の槙の木。
神社HPによると、樹齢500年とか。
ご神木の向こうには、御神池。
周辺にある木々たちも強い氣を発する。
厳島社
ご祭神
市杵島姫命
拝殿前に横たわる巨大な海食岸をくりぬいて創建された末社(安房神社HPより)
境内には、参拝者の控室として利用される「額殿」がある。
そこに飾られていた絵が印象的だった。
房総半島の先端とも思える場所にある安房神社。
ミステリアスなエネルギーを感じた。
朝が早すぎて、まだ社務所が開いておらず。
今度は御朱印をいただける時間に参ろう!
そんなことを思いながら、御神池を横目に安房神社を後にした。