昨年10月に京都訪れた際に行こうと思っていたのだが、途中まで行って観光客の多さに断念した。
今回こそは!と、朝早く起きてホテルを出発。
京都駅から地下鉄烏丸線で国際会館駅で下車。そこからバスを使うルートを選択した。
しかし、朝早すぎたようで、貴船神社方面へ向かうバスが無い。
バス停で40分ほど待つ。
京都は「底冷え」するという言葉を聞いたことがある。「底冷え」という感覚が分からないが、今シーズンは暖冬で良かったと思いながらバスを待っていた。
ようやくやってきたバスに乗り込み、「貴船口」へ向かう。到着までの予定時間は20分。
途中に「地球研」というバス停がある。
その名前が気になり調べてみたところ、「総合地球環境学研究所」とのこと。
名前から想像するに、地球を研究しているんだろうなと思ってみたが・・・。
そんなことをぼんやり考えながら、ほどなく「貴船口」へ到着。
ネットで検索したところによると、「貴船口:から「貴船神社」へ行くには、また別のバスに乗るようだ。
しかし、次のバスまで30分ほどある。
歩けば30分ほど。・・・さて、どうするか?
しばし逡巡していると、同じバスに乗っていたらしい千葉からいらっしゃった女性と出会った。
前世からの縁? 八百万ネットワークでつながった縁なのか?
一瞬にして、意気投合した。
旅は道連れ! その言葉のとおり、「では、一緒に貴船神社へ向かいましょうか!」ということになり、歩きだす。
ん? 前にもあったな・・・このパターン。
もしかすると、神おろしのために出会わされたのか?と、想像しながら、あれこれと他愛も無い話で盛り上がる。
貴船神社。
山とは思っていたが、名前の知られた観光地でもあるから、賑やかな街を想像していた。
実はそうでもなかった。
シーズンオフだからか、午前中早い時間だからか、貴船神社まで向かう道はひっそりとして静かだった。
微妙な坂道に少々息があがりながら、到着!
一の鳥居を抜けると、見慣れた有名な景色。
数人の観光客が写真を撮っていた。
雪があったなら、また趣のある景色になっただろうな〜と、寒いのが苦手なわりに、そんな想像をしていた。
階段を登りきり、まずは本軍へ。
ここにお祀りされているのは、「たかおかみの神」。水神だ。
貴船神社HPの「由緒」を見ると、最初に現れるのは、「水は尊し 水は恐ろし」。
その言葉のエネルギーにドキッとする。
「たかおかみの神」のひとつの顔は、山上の龍神。もうひとつの顔は「くらおかみの神」といい、谷底暗闇の龍神」。
御神水。貴船神社の湧き水。
御朱印をいただき、あたりを散策したのちに、奥宮へと向かう。
ここは神域。
車道を歩きながら、自然のスピリットと交流を楽しんだ。
夏になると、川床料理が有名!
水の流れに浄化され、癒される。
奥宮へ向かう途中に、結社がある。
お祀りされているのは、磐長姫命。
山の神・大山祇神の娘であり、富士山を祀る富士宮浅間大社のご祭神・木花之佐久夜毘売の姉神。
貴船神社HPによると、「古くから「恋を祈る社」として名高く、えんむすびの神を祀る結社があります。霊験あらたかな貴船大神様のお力をいただかれ良縁に恵まれますよう、ご祈願いたします。」とのこと。
どうやらここが「えんむすびの神」とされているらしい。
また、HPには次のような掲載もある。
「貴船神社が「恋を祈る神社」として知られるようになったのは、今から千年もの昔、宮廷の女流歌人として名高い和泉式部が、
夫の心変わりに悩んだ末に貴船神社に参詣し、夫との復縁を祈願したところ、願いが叶えられたという話に始まる。」
詳しくは、こちらから!
シーンと静まりかえった境内は、とても心地よい。
ご神木の桂の木もダイナミックなエネルギーを感じた。
天の磐船(あまのいわふね)とは?
空中を飛行する堅固な船。「日本書紀」では、高天原から下界に降りる際に用いた船として伝えている。
(コトバンクより)
さて、結社からいよいよ奥宮へ。
貴船石。古代の火山灰堆積の模様を現す岩。大昔、この辺りは海底火山であったことの証明。
鳥居を抜けると、広い空間の向こうに神楽殿、本殿がある。
ふと、目の前の広い空間に目がとまる。
いつの頃なのだろうか・・・。
この空間に、神子たちが集まり、祈りを捧げている映像が浮かぶ。
そして、そのエネルギーはまだここに残っている。
身体が高次元のエネルギーに反応した。
ここは明らかにエネルギーが違う。
天へとつながる場所、宇宙へとつながる場所であることが分かった。
それもそのはず、本殿のしたには、日本三大龍穴があるとされている。
龍穴とは?
陰陽道や古代道教、風水術における繁栄するとされている土地のことである。また、龍穴へ向かう流れを龍脈(りゅうみゃく)という。陰陽道では尋龍点穴と呼ばれる相地法で聖なる土地を探し出される。同じ陰陽の思想である天円地方から建築物は方形をなすことが多い。そのほか陰陽道では四神相応などの哲学大系がある。風水では大地の気が吹き上がる場所とされる。(ウィキペディより)
そのせいもあってなのか・・・?
ここでも神秘体験をした。
本殿にて。
二礼二拍手。目を瞑って祈ろうと思った瞬間に、その映像はやってきた。
モノクロ映像。
人の型のシルエットがどんどん大きくなり、わたしに近づいてくる。寄ってくる。
そして、わたしのなかに入っていくような、一体となるためにエネルギーを注入されるような感覚があった。
そして、また次の映像。
全体的には、灰色と黒で色表示されているのが、そこだけ白いく動いている。
動きにフォーカス。注視した。
犬!
白い犬のようだ。
白い犬が元気に走り回っている。
犬の神使なのか?
そんなことをが頭に浮かんだ。
そして終了。
相変わらず、なにを意味しているのか? 不明のまま。
あとから調べたところによると、龍神は、人間界では白い犬の姿で現れることもあるらしい。
ここ奥宮にお祀りされているのは、「たかおかみの神」
貴船神社HPによると、一説には「くらおかみの神」と「玉依毘売」が祀られているとも伝えられているそうだ。
権地とは、お社を建て替えするときに神様を移す場所のこと。
モノクロ映像終了とともに、わたしの祈りも終わった。
そのあたりからだった。
雨がポツポツと降り始めた。
ここは龍神様を祀る場所。
龍は雨を司るともいわれている。
また、貴船神社の影のご祭神は、瀬織津姫ともいわれる。
なるほど・・・。
とてつもなく大きく厳しい水の神。
ポツポツから、サワサワと降ってくる雨に心地よさを感じながら、境内の撮影を続けた。
浄化されているような、そして、水の神、龍神たちに守られているような気持ちになる。
玉依姫が乗ってこられた黄色い船伝説。
山の神・日枝神社も祀られている。
相生の杉。樹齢1000年の名木。
寄り添う姿が仲睦まじい老夫婦にたとえられているという。
奥宮。もう少しいたいような・・・
名残惜しい気持ちを引きずりながら、本宮方面へと戻った。
編集後記:
この記事を書きながら、第7チャクラが刺激され、少々エネルギー酔いをした。
改めて、貴船神社のエネルギーの強さに驚かされた。
参拝からすでに1週間以上も経ち、距離にして何百キロと離れているにもかかわらず、エネルギーとエネルギーがしっかりと結ばれていることを感じた。