平穏なときには気づきにくいことも、世の中が不安定になればなるほど、ほころびが大きくなってくる。
魂の本質は、混乱すればするほど、現象界で真正を表す。
どんな魂も自分の課題をやるために、この世界に集まってくる。
この世界の先進国の多くの分野のリーダーたちは、青年期の魂が多い。
言葉では、「国民のため」とか、「ひとのために・・」というスローガンを掲げるが、なかなかそうとはなりにくい。
なぜなら、ひとの世に当てはめれば、中学生のようなものだ。
例えば中学生が会社経営をしていると想像してみるとどうだろう? うまくいくだろうか?
強力なブレーンがついての名ばかりのトップなら、案外ありうるかもしれないが。
ひと的世界の中学生は霊性の高い魂が多く転生してきているので、もしかしたら、うまくいくかも・・。笑
なーんだ中学生かよ!と、思われたかもしれない。
しかし、国のリーダーが青年期の魂ならば、それを選ぶ国民の大多数もまた青年期の魂が多い。
それもまた表裏一体の引き寄せだから。
政治が! 社長が! と、どうにも文句が言いたくなってしまうなら、もしかしたら、そのひと自身も青年期の魂なのかもしれない。
どこにどうぶつければいい分からない怒りをテレビや新聞相手に言わずにはいられない。
それは、自分のうちの怒りなのだろう。
支配するものとされるもの。
古い時代から続く、惑星の構造。
それが不安定な世情をますます混乱させ、ひととひと対立させる。
「ひとのため」
簡単に使う言葉で、世の中どこにでもあって、これがビジネス商品の基礎になっているが、多くの魂はそうとはならない。
ひとのため!と、魂の本質に書かれている場合や魂年齢が高い魂なら、そうなりうるかもしれない。
それでも、最初からひとのため!とは生きないだろう。
魂の本質に従った、内なる声に導かれての結果、他者のためになっていたというパターンだ。
老齢期の魂になればなるほど、自由や孤独を好む。最初から好んで他者の問題を抱え込みたいと思わないからだ。
気がついたら、そうなっていた!
この世界。これまでだったら「経済」によって二極化されていた。
富めるものが優位にたって、なんとなく幸せそうにみえた。
しかし、目に見えないウイルスなるものが現れると、根本のところがひっくり返される。
多くの人々がだれかなんとかしてくれよ! 早くなんとかしてくれよ!と、思う。
戸惑いが恐れに変わり、防御から、他者を憎むようになる。
目の前の混乱が進むほどに、どうしていいか分からず、自分のうちに現れた影、闇を他者に投影し始めるのだ。
不平不満は国のリーダーたちへと向かう。
ここまでは、この惑星のスタンダート。
支配するもの、されるものの構図。
支配によって、民が考えること、創造することを奪ってきた。ときにこころまでも。
その時代が、長く続いていたため、人々は、支配されること、いい方を変えるなら、依存することに慣れてしまった。
例えば、この局面、もしかしたら、リーダーたちも、もっと自発的にとか、もっと、もっと・・かもしれない。だが、それは難しいだろう。
長らくの支配の構造で、その力を手放してしまった魂も多いからだ。
なぜなら、遠い昔、この惑星を支配しようとやってきたダークエナジー。
強欲な邪なるこころともつ政治家に巣喰い、人々を支配し始めた。
殺戮と恐怖によって、ひとのこころを完全にコントロールした。
人びとは立ち上がること止めた。
悲痛なこころで神に祈っても、その祈りは届かない。どんなにどんなに祈っても、届かない。
人びとは祈りを止めた。考えることをやめた。感じることをやめた。
こころを手放し、尊厳さえも手放した。
それからどれだけのときが経っただろうか。
ダークエナジーは着実にこの世界のマトリックスを形成していた。
輪廻転生。
その時代時代に生まれでる支配しやすそうな魂を見つけては、その魂が抱える闇に巣喰い、支配する。
そろそろ、この惑星での宇宙戦争の最終局面に入ってきたのかもしれない。
ここまで書かせられて、これが言いたかったのか!
ときに、目はこころを映しだす窓、内面を映しだす鏡という。
目を見ると、そのひとの宇宙人っぷりが分かる。
また、ダークエナジーに入り込まれているかも分かる。
光が苦手なので、相対すると、普通の人間を演じていても、徐々にその姿を表し始めることもある。
光と闇。
和やかななかにも、不思議なギクシャク感がでてくる。
正体がバレないように、繕っているのか? 作っているのか?
だが、こちらは、それを専門に活動している魂なので、「なんか、変だ」と、気づく。
目醒める以前から、電車のなかでさえ、不穏なエネルギーには近づかなかった。
「なんか、変だ」
大事だ。