さて、この前の回では、さそり座の話をした。
北半球では晩秋に入る頃。太陽は弱まり、大地の恵みの刈り入れも終わりを迎える。
それは、自然サイクルの終わりをも表す。
人間もそのサイクルのなかにある。
節目にある魂は、なにかが終わる。
そのため、火星・冥王星を支配星とするこの星座のキーワードは、情熱・パワー・戦士・破壊・死・試練・テストなど、「転換点」を示す。
この時代、さまざまな形態があるのは承知だが、ひとつの例は、卒業式と入学試験だろうか。
やっぱり試験があるんだね〜( ; ; )
そう、節目の魂はね。
霊は魂を通して人生に投影する。しかし、それは純粋な霊のエネルギーだけではない。カルマ的なものも含まれる。
純粋と不純。どっちがどっち? どっちもどっち?
節目、節目で両者のバランスは天秤にかけられる。
それが、てんびん座?
そう、てんびん座の役割。
てんびん座が司る頃、太陽はその威力を弱め始め、自然サイクルは終わりに近づきつつあることを示す。
そのため、さそり座のテストを前に、魂は天秤にかけられることになる。
古代エジプト神話にこのような話がある。
女神 マアト。
太陽神ラーの娘。地上を真実の光で照らす太陽の娘というラーからの分化と見られる。頭にダチョウの羽根を指した女性の姿で表される。この羽根は、大気の神シュウと同じ名で呼ばれる。この羽は、真理の象徴とされ、死者の魂を量るため、天秤の皿の一方に置かれた。「法」「真理」「正義」を司るとされる。
(Wikipediaより)
女神 マアトは、一方の秤に人間の魂を、もう一方に羽を置いた。
物質的な個人的欲求と霊的な愛の間に均衡がとられているかが試される瞬間。
言い換えると人間意識と魂意識の間のバランス点。
そこで、秤が少しでも傾いたなら、魂は余分な重さ・人間的欲求を取り除くための人生を再び送ることになる。
そのとき、肉体の死をもってするかどうかは、魂次第。
この神話が示唆するのは、人生の目的は秤のバランスをとること、あの世への準備をさせることという。
あの世への準備? 死ぬ準備なの?
さそり座のキーワードは?
死!
そう。あの世とは、さそり座でのテストを示唆している。
肉体あるなし、関係なく。
神話をもう少し整理する。
魂はすべてを知っている。前の生もその前の生も。
霊から発出し、魂と肉体に分かれたときからずっと知っている。輪廻転生。繰り返される人生。
なんのため?
女神 マアトの秤が少しでも傾いたなら、魂の変容はならず。
秤が均衡を保てたなら、魂の変容に向けて準備すべし!
てんびん座の天秤は、「法」「真理」「正義」を意味する。
星座の象徴も、天秤。人間でも、動物でも無い。霊と物質 両者を秤にかける。
ひとがひとを裁くにあらず。
ところで、天秤の意味することは、土星を想起する。
なるほど、てんびん座にある土星は高揚するといわれるのも納得する。
「悔い改なさい」と聞くけど、このこと?
それは序盤かもしれないね。
そうだ! 納得! 改めようと思うかもしれないし。怖い、回避したいと思うかもしれない。
また、なにを悔いて、なにを改めるのか分からないかもしれない。
一宗教、一教義、一文節としか思わない。街中にある看板としか考えないかもしれないし、それさえ目に入らないかもしれない。
また、モノゴトに対して、意識が善悪に分かれていれば、宇宙の法理は二の次で、身近な法律が優先になる。
それ以上に、好き嫌いとか迷惑とか、個人的感情がリーダーシップをとるだろう。
悔い改める
真理を知らなければ、ホントウに悔いなければならないのか、分からない。
もしかすると、それは、支配かもしれない。掌握かもしれない。
だから、知ることから始めなければならない。
誰にも、なににも支配されぬよう、妄信・蒙昧に陥らぬよう、知らなければならない。
知る・・
手始めに、
「悔い改めなさい」
そのように見て、聞いて、ひとはどのような思うだろう? 感じるだろう? 考えるのだろう?
それは、真ごうことなき、魂の声。
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