【祈り】井戸の神に愛にいけば 風が吹き抜け 透き通る! 息栖神社・茨城

2024.2.11  Chikako Natsui
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数年前に参拝したが、

その時とはまったく違う感覚。

境内の神氣が半端なく強い!

 

 

息栖神社

 

由緒

息栖神社は牧歌的な水郷情緒あふれるところ
古く寂かな森の中に鎮まります。

鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)
香取神宮(千葉県香取市)とともに
東国三社(とうごくさんじゃ)と呼ばれ
古くから信仰を集めてきました。
関東以北の人は伊勢に参宮したのち
禊ぎの「下三宮巡り」と称して
この三社を参拝したといいます。

久那斗神(くなどのかみ)を主神とし
相殿に天乃鳥船神(あめのとりふねのかみ)
住吉三神を祀っております。
(息栖神社HPより)

 

 

二の鳥居

 

梅も咲き始めた。

 

 

 

神門

 

 

社殿

 

 

 

招霊の木

 

招霊(オガタマ)の木とは、幸運をもたらす精霊が宿るとされる大変縁起の良い樹木毎年5月頃に、小さく可憐な花を咲かせます。天に向かって真っすぐに枝を伸ばす様子が、精霊を呼ぶと考えられ、古来より大切にされてきました。モクレン科の中で唯一の常緑樹で、神事にも多く用いられています。

有名な「天岩戸(あまのいわと)」のお話で、岩戸に閉じこもってしまった太陽神、天照大神(アマテラスオオミカミ)を外に誘い出すために舞を踊った女神アメノウズメが手に持っていた枝こそ、招霊(オガタマ)の木の枝であったと伝えられています。
(Locoty ロコティー 神栖,鹿嶋,潮来,鹿行地域の情報サイト より)

 

 

 

力石と松尾芭蕉の句碑

 

「この里は 気吹戸主(きぶきとぬし)の 風寒し」 松尾芭蕉

 

俳聖といわれた松尾芭蕉が、水郷地方を訪れたのは、貞享四年(1687)八月十四日で、
親友・鹿島根本寺の仏頂和尚の招きで、鹿島の月を眺めるためであった。
この旅で根本寺・鹿島神宮・潮来長勝寺と水郷地方を訪ねまわった彼は、息栖地方にも足をのばしたもののようである。この句碑は、小見川梅庵・乃田笙々といったこの地方の俳人らによって建てられたもので、その年月は不明である。
句の意味するもの

「いざなぎの尊が黄泉の国(死の国)から戻ったとき、筑紫日向の橘の小門で、身体を洗い、きたないものと汚れたもの(罪や穢れ)を、すっかりそそぎ落し、浄め流した。その流れの中から生れたのが気吹戸主(息栖神社祭神)で、清浄化・生々発展・蘇生回復の神である。」
このいわれにあやかって、この神域に身をひたしていると、身も心も洗い浄められて、何の迷いも曇りも、わだかまりもなくなり、体の中を風が吹き抜けるほど透き通って、寒くなるくらいである。といった、息栖神域の醸し出す風趣・威懐といったものを詠みあげたものであろう。
昭和六十一年三月 神栖市教育委員会
(インターネット俳句より)

 

 

境内に入って驚いたのは、その神氣。

さ、さむい。

松尾芭蕉が残した句に、心底納得。

面白いもので、句碑の前に立つと境内のどこにいるときよりも、冷たい風が吹く。

まさに、以下の説明の通り。

 

「この神域に身をひたしていると、身も心も洗い浄められて、何の迷いも曇りも、わだかまりもなくなり、体の中を風が吹き抜けるほど透き通って、寒くなるくらいである。」

 

 

境内

 

 

稲荷神社

 

 

 

一の鳥居

 

 

忍潮井

 

 

忍潮井は194年に造られ、両瓶とも1000年以上もの間、清水を湧き出し続けてきたとされています。
辺り一面が海水におおわれており、真水(淡水)の水脈を発見し噴出させたところ、辺りの海水を押しのけて真水が湧出したことから、忍潮井の名がつけられました。
住民の生活の水として使われた、水と人類との関わりの中で最も古いかたちの井戸です。

また、女瓶の水を男性が、男瓶の水を女性が飲むと二人は結ばれるという言い伝えがあり、縁結びのご利益もあるとされています。現在忍潮井の水を直接飲むことはできませんが、境内の手水舎の奥にある湧き水は、忍潮井と同じ清水で、お水取りをすることができます。
(息栖神社HPより)

 

女瓶

 

 

男瓶

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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