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魂の学びは、ひとりで行ってはいない。
決して、行うことはできない。
形態装備した魂は、段階を追って、地球で魂の学びを続ける。
しかし、魂が地球へやって来たばかりの頃は、エネルギーも小さく、存在を顕にし、特性を表現することができない。
そのため、人間と魂は別個に進化の道を辿る。
魂は、それと紐づく人間の存在は知っているが、人間は、自分の本質である魂に気づくことなく、幾度も輪廻転生を繰り返すことになる。
第一段階は、肉体を纏い、生きるために・生きる糧を得るためにそれを使いこなす。本能的・動物的である。
第二段階は、集団を形成する。みんなで育て、みんなで作り、みんなで食べる。他者との交流で感情を理解する。
第三段階は、個性の形成へ。個人主義・個人意識。自己中心的。飽くなき欲求。力・権力・金に引き寄せられる。
私欲を満たすための自己実現。思考的。
魂の修練は、第一段階から第三段階までをいったりきたりしながら行われる。
段階と段階の、明確な線引きを人間感覚で把握することは難しい。
ひとつの段階をあらかた達成するまでは、幾度かの転生が繰り返される。
そして、学びが進むほど、魂の光は大きく・強くなる。形態を構成するエネルギー体も変化する。
いわゆる、「オーラ」が変化する。
ある段階における、魂の成長 霊性のアップデートの完了。
地球では、人間意識・魂意識・霊的意識が混じり合う。
例えば、ある魂。
個性を育て表出する段階にきている。しかし、集団での経験が出鼻をくじく、頭を押さえる。
もしかすると、魂が集団での学びの経験している、家族や友人知人など近しい関係にある人の影響があるのかもしれない。
自分は個性を現したい! けど、怖いような不安なような、今一歩躊躇する。
個性の表出と集団の思惑。
魂の学びがゆえの、心の葛藤。罪悪感。いら立ち。
段階の移り変わりのとき、得てして、このようなことを経験しやすい。
あっちとこっちの狭間にあって、あっちも分かるしこっちも分かる。
社会的とか一般的にとか、大勢が理解していることや、信奉していることが正しくて、自分は何もかもすべてが間違っているように思えることもある。
でも、なにかよく分からないが、それが正しいか正しくないかも分からないが、「こうしたいんだ!」「それは嫌なんだ!」という思いが湧きあがる。
他者は、特に、集団の学びをしている人びとからすると、それは「わがまま」ということになるのだろう。
出る杭は打たれる
そのような表現があるが、立場によって、見方さまざま。
それまでの人生経験が、評価の元になる。
出るから打たれる。だったら出なければいい!
打つやつがおかしいだ! 手持ちの杭を投げつけてやる!
これもまた、魂がどの段階を経験しているかで違ってくる。
他人のことなんだから放っておけば!と、思うが、他者を通して自分を見つける作業中では、「自分」と「他者」の境界線が分からない。「自他の境界線が見当たらない〜」というわけで、自分がこう思っていることは、「当然」他人も同じように思っているはず! 「当然」他人も同じようにしてくれるはず!と、「当然」思っている。
また、集団を離脱して「自分探しの旅」へ出たばかりの頃は、とにかく他者が鬱陶しい。寂しい反面、鬱陶しい。
自分を守るため、傷つかないようにするため、心を含め全身が鋭敏な状態。自分の好きを追求したい、自分を表現したい欲求は強いのだが、守勢を崩せず、自由に動けない。
自分が腹立たしいが、それがよく分からず、怒りのきっかけになった相手に矛先を向けてみる。
揉めごとや暴力、闘い、戦争の始まり。
人間は、魂の学びをするため、肉体を装備した。 一段階
感情を加えた。 二段階
思考を加えた。 三段階
人間システムは、機能をひとつひとつアップデートしていった。
しかし、その段階で予定しているすべての転生をかけて、そこで習得するはずの機能を充填するため、同じ段階にある人同士でも、反応が異なる。
例えば二段階では、感情を装着し、その経験・学びを行うのだが、進化の度合いによっては、感情を理解できなかったり、表出できなかったり、偏っていたり、一段階の肉体と紐づけ、感覚を認識できなかったりと、それぞれだ。
三段階で思考の学びをしている人からすると、二段階の人が感情的すぎると思うかもしれないし、逆の場合には、ドライすぎると感じるかもしれない。
無い機能は使えない。学んでいない機能は使い方が分からない。
目で見えないところ、耳で聞こえないところ、
手で触れないところ、
なにかがあって、
なにかが起きている。
それが、人間関係を良好にも、不和にもさせる。
世界を平和にも、戦争状態へも導く。
暗闇の中、ひっそりと進化し続ける魂。
すべては、愛のため。
最後に、次へのプロセスとして付け加えたいのは、
集団意識とグループ意識は違うということだ。
前者は、人間意識。
後者は、魂意識。 高い次元のスピリットグループとのシンクロニシティがなされ始める。
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