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暗闇の中、魂はひっそりと成長をし続ける。
そのため、母なる地球は、父なる大宇宙の目的と計画のもと、太陽系にある兄弟姉妹たちとともに、魂の学校・修練・トレーニング環境をつくり出す。
ところで、魂は日常で、どのように修練を積んでいるのだろうか?
人間は、輪廻転生を繰り返し、魂の学びを推しすすめる。
その過程で、意識は変性・変容し、以下のように、拡大する。
人間意識 → 魂意識 → 霊的意識
表現を変えるなら、このようにもいえるだろうか。
地球意識 → 太陽系意識 → 宇宙意識
脳内設定・エネルギー体のアップデートが行われる。
いわゆる、アセンション・次元上昇といわれることだ。
意識と意識の境界は、強固な扉で遮られる。そこには、境界の守護者であり、敷居の番人がいる。
霊性のアップデートがなされるまで、扉は固く閉ざされたままだ。
2つの強固な扉へたどり着くまでも、軽く・容易くクリアできそうな扉は次々と現れる。
母なる地球でのトレーニングシステムは、周到に練られている。
その中でも、「関係」とは、修練にはうってつけのフィールドだ。
自分の中に、他者をみる。他者の中に、自分をみる。
今回は、「親子関係」に焦点を当ててみよう。
例えば、今、この瞬間、同じ時代を生きているからといって、多少の時差はある。
祖父母と孫のように、世代が大きく離れていたり、
親子であっても、10年ひと昔以上の、生まれ育った時代のエネルギーは違うだろう。
ただし、今も昔もあることで、
重苦しい時代であっても、軽妙なエネルギーを有する魂グループはあり、
その逆も然り。
重くても、軽くしても、
人間は、前の世代から、先の時代から、なにかしらを受けとっている。
魂のトレーニングをより良く進めるために!
さて、人間意識にある間は、肉体・感情・思考をいったり来たりしながら、その存在に気づかれることなく、魂は暗闇の中で成長を続ける。
別な見方をしてみると、地球に転生した人間は、以下の段階を経験する。
一段階は、肉体という形態を纏う。動物的・本能的。狩猟民族的。
二段階は、集団生活を経験する段階にはいる。
民族や国家、学校・企業、宗教・サークルなど何かしらの団体に属し、それが生活の中心になっている。
情緒的。ムラ意識。集団の中に自分を埋没させるので、他者を通して自分を知る。農耕民族的。
三段階は、点・個人主義・個人意識。自己中心的。目的のあるつながり。欲求の表現。先進国、都会、現代人に多くみられる。
いつかどこかで、何かに属し、いつかどこかで、救いようがないほどワガママになる。
今、軽妙なエネルギーを身に付ける魂グループも、はるか昔には、動物的本能的な人間を学んでいた。
さまざまな学びにある、さまざまな魂グループ。
暗闇の中、魂のトレーニングはどのように進められているのだろうか。
よくあるケースをみてみよう。
集団に属すること、感情の学びを課題とした魂グループ。
情緒的で、族意識が強い。他者、特に自分が属する社会の評価が一番気になる。
個人主義・個人意識を発達させることを課題としたグループ。
自我・自分・自信・自立。他者の目はお構いなし。気になるのはビジネス社会での評判。
2つの魂グループが、この世界で親子になった!
理想的なのは、学びを通して、それぞれが不必要を手放し、次の学びへと向かうこと。
だがそれができるのは、人間意識の終盤戦。
二段階目の魂グループは、自分のフィールド以外は強い恐れや不安、抵抗を感じるので、関係性を自分の慣れ親しんだフィールドへともち込む。
結果、子どもを狭い枠に囲い込み、支配か過干渉のいずれかになりやすい。
三段階の学びをしている魂グループは、自己中心的、ワガママと思えるほど、自分を表現することに夢中になる。
面白いこと、欲しいもの、欲求が生活の主座で、信頼関係などは忘れがち。
両者とも魂の学びをおこなっているのには違いないが、人間的に、求めること・幸せと感じることに大きな隔たりがある。
魂の経験がなされるほど、魂が成長するほど、やがてこの関係は、葛藤を引き起こすだろう。
柵に入れたい親、
柵から出たい子ども。柵から出たがらない子どもも同様。
愛情は、愛着とも、執着とも思える様相を呈す。
ところが、魂意識でみるなら、「葛藤」は、扉を開くためのキッカケになるかもしれない。
扉を開くため、真逆とも思えるような魂グループとの縁の設定がなされている。
結局のところ、両者とも、人間意識のどの段階の魂グループも、「なにか」を「手放したい」。
あえていうなら、「葛藤」の外辺には、「魂」がいる。
葛藤のど真ん中に居続けると、やがて、「魂」が語り始める。
手放したいもの、解放したいもの、調整したいものを素早く見せてくれる魂グループをみつけ、家族や特異な人間関係になる。
お互いがお互いのサポーターであり、導き手。
どちらも越えられざる輪、固く閉ざした第一の扉を目指す。
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