いつか誰かが言った言葉。
「人生は旅だ」
「人生はドラマだ」
さて、今年、2023年からは、Matsuri(まつり)が始まる!
人生は祭りだ!
2023年最初にMatsuri(まつり)が選んだのは、東京都青梅市にある御岳山。
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参考:
古来、山には霊がすむ。それは山霊とも、山の神ともいう。
この日、Matsuri(まつり)が選んだのは、東京にある御岳山だが、それは蔵王権現の顕現体。
蔵王権現の正式名称は、金剛蔵王権現または、金剛蔵王菩薩。
また、新道では、大己貴命、少彦名命、国常立尊、日本武尊 、金山毘古命等の習合と同一視されているという。
ちなみに、その姿形はというと、
右手の三鈷杵は天魔を粉砕する相を示し、左手の刀印は一切の情欲や煩悩を断ち切る利剣を示す。左足の踏みつけは地下の悪魔を押さえつけており、右足の蹴り上げは天地間の悪魔を払っている姿、背後の炎は大智慧をあらわしている。(Wikipediaより)
そして、吉野の金峯山・蔵王権現といえば、山岳信仰の祖・役行者を思いだす。
ここまで、前編回想!
この日、Matsuri(まつり)とともにあったのは、私たちと蔵王権現、はたまた、日本武尊か。
そして、Matsuri(まつり)を私たちとともに動かしていたのは、役行者だったか。
さて、武蔵御嶽神社から出るとすぐに目に入った案内板に誘導され、「ロックガーデン」方面へと向かった。
木立の中にできた気持ちの良い道を、あれこれと話をしながら歩く。
すると間もなく、「奥宮」の案内板が目に入った。
奥宮には、日本武尊が祀られている。
距離にして、1kmもない。
なにを思ったか、
というより、
なにが起きたのか、、
「奥宮、行っちゃう〜!?」
軽く決定! Let’s go!
よく考えれば、平坦な道の1kmと登山の1kmは、感覚的な距離が違う。
しかし、それが山の魅力であり、怖さでもあるところ。
山霊は私たちに門を開いた。
予定変更。
奥宮へ行ってみよう!
奥宮へと入る道にあったのは、「天狗の腰掛け杉」。
アメリカ先住民のトーテムポールのようにも見えた。
この樹を依り代とするスピリットが、奥宮への門番のようだ。
天狗の腰掛け杉
門番のテストをクリアし、
奥宮への道へ入る。
陽のエネルギーが強まった。
想像していたより、樹の根が張り、段差も大きい。
間違いなく登山だ。簡単にはいかない。
それからこのシーズン、冬眠しない熊のニュースを見たばかり。
念のためにと持ってきていたお守りの鈴を装着!
鈴をチリンチリンしながら歩くも、だんだんと疲れてきた。
気持ちも服装も、「登山」を意識していなかったので、徐々に険しくなる登山道に、奥宮を目指したことに、後悔し始める。
集中しては途切れての繰り返し、
すると、ようやく、視線の先に、石碑!
「やった! 奥宮だ!」
と、大きな勘違い。
どう見ても、ここは山中。 少し前に、武蔵御嶽神社の遥拝所から見た奥宮は、山頂だったような、、。
よくよく石碑を見てみると、「姫」の文字。
奥宮は日本武尊が祀られているはず、姫じゃないよね? 素早く自問自答。
頭の中に、「日本武尊の奥さん」の文字。
あ〜 弟橘媛!
「日本武尊は?」 聞いてみる。
「後ろにるよ」 答えが返ってくる。
後ろか、、。
ここをゴールにしたい気持ちがある、、が、、
身体は先へ進もうとする。
そのギャップを埋めるように、、「ちょっと先を確認してから、、」
結局、そのまま歩き進める。
なにかに突き動かされるように、先へ、先へ。上へ、上へ。
もはや、「そこに山があるから・・」の気持ちになってくる。
疲れるし、
行きたい気持ちと、行きたくない気持ち。
その狭間に「魂の座」。
最初は目的があった。目指すものがあった。
それがひたすら歩いていると、ある瞬間に意識は変性し、
内なる自分との対話になってくる。
意識は内と外を行ったり来たり。
大いなる修験の道。
古来、どれだけの験者が、この道を通ったろうか。
大きな石が印象的。
ここにあるすべてのスピリットのエネルギーがシンクロし、独特のエネルギーフィールドをつくり出していた。
Matsuri(まつり)は、ここでなにを見せたかったのか?
日陰には、いつ降ったのか分からない雪がうっすらと残っていた。
さらなる険しそうな道! 鎖場があった。
「氣を引き締めて行きましょう!」
そう言ってみたものの、
言葉とは裏腹に、内側に感じる危険は無い。
鎖場を越すと、傾斜の大きい上り。
人間意識が前面に出ていたこの頃、2度目の引き返したい欲求が湧きあがった。
奥宮まであとどれくらいかかるのか?
上ったはいいが戻ってこれるのか?
肉体の疲れがフックとなって、若干の不安。
しばし休憩。
もう帰りましょうか〜という空氣になり始めた時だった。
山を下ってきた方々があった。
「こんにちは〜」の挨拶がてら、
「この上に奥宮はありますか?」
念のため、聞いてみた。
「奥宮あるんですよ」
「歩きにくい道なので気をつけて!」
そうか〜 奥宮あるんだ〜 でも大変な道なんだ〜。
2つの情報を入手。
それらを吟味し、上ることもできるし、引き返すこともできる。
どっちを選んでもいいよ〜の、自由意志は託された。
思案することはなかった。身体が動く方へ、
奥宮を目指した!
そこから歩くこと、20分以上はかかっただろうか。
すれ違った方にお聞きしたとおり、段差が大きく、滑りやすく、歩くのが大変な登山道。
下る時を考え、少し不安になりながら、一歩一歩上ってゆく。
すると、奥の院を示す案内が見えた!
視線の先、階段の上には、お社のようなものがある!
今度こそ、奥宮だ〜!
一瞬にして疲れも吹き飛び、身体が軽く、陽氣になる。
一目散に階段を上ったところにあったのは、
祭神: 日本武尊
ここが奥宮!
良かった、良かった、頑張ったよね〜 私たち!
そう喜びあったのも、束の間。
参拝を終え、ひと息ついていると、男具那社の後方にある岩山から下ってくる人びとあり。
どうして下る人がいる? ← 心の声
この辺りの山々はつながっているから、峰から峰へ登山している人に違いない。そうだ、そうだ、そうに違いない! ← 心の声
疲れた身体が主導権を握り、無理やりそう思い込もうとする。
でも、やっぱり、なにかがおかしいことに、気づいている。
裏山を下ってきた方々に、聞く。
「奥の院って、ここ(男具那社を指して)ですよね?」
「奥の院は、この上にあるんですよ〜」
ガビーン ((((;゚Д゚)))))))
ショック!
この世界には、知らない方がいいってこともあるんだと思った瞬間! (笑)
そ、そ、そおですか〜・・・・・
知ってしまったからには、ここで終わるわけにもいかず、、
一度途切れた氣を、もう一度集め、崖をよじ登る。
そして、ようやく、ようやく、ようやく、
奥の院・奥宮到着!
武蔵御嶽神社 奥宮
祭神: 日本武尊
そうだよね〜 山頂ってこんな感じだよね〜。
周辺になにもない。
山頂にある奥宮って、こんな感じだよね〜。
いい風だぁ〜
いい氣だぁ〜
太陽も気持ちよい〜
ちなみに、武蔵御嶽神社から遥拝した奥宮のある山が、ここ!
今、私たちが立っている場所!
あの時、よもやその場所に自分達がいるとは思わなかった。
「奥宮は遠くにありて祈るもの」が、
「奥宮は目の前で祈るもの」になった。
休憩をしながら、いい風といい陽、いい氣を楽しむ。
他に登山客もいないので、しばし、瞑想タイム!
御岳山から大岳山周辺の山並みは、奈良吉野の金峰山寺によく似ています。
関東における蔵王信仰の中心地であり、早朝朝日に照らされて東京湾が光輝き、まさに尊の足跡の地とも思われます。
〜
蔵王信仰が全国に広がる中山伏達が修行の場として御岳山に住み着いたとも伝わります。
ですから、武蔵御嶽神社と日本武尊、奈良吉野山は一連の繋がりがあるように感じられるのです。
(武蔵御嶽神社HPより)
奈良吉野山をひたすら上り、金峯神社へ参ったことを後から思い出した。
修験道の4つの門のうち、発心門・修行門の2つをくぐったこと。
修行はまだ続いていた。そんな気分だ。
さて、奥宮の氣を堪能したので、そろそろと下ろう。
下りは上り以上に氣を配りながら、、
無理せず、ゆっくり、ゆっくりと!
奥宮参拝は無事終了!
ところが、この日はそれでは終わらない!
時間は13時台。
ランチタイムに入るには、御岳山は見どころいっぱい。
ランチは後回しにし、観光続行!
観光?
奥宮へ行った後では、観光という言葉は軽いような、この日のMatsuri(まつり)には、不似合いのように思えた。
当初予定していた見どころのひとつ、「七代の滝」へ行くことにした。
奥宮が陽の氣なら、
七代の滝は、陰の氣。
陰陽のバランスをとる。
しかし、歩き始めて間もなく、
これはまた、大変困難な選択をしたのかもしれないと、思い始めた。
七代の滝へは、階段をどんどん下がっていく。
しっかりとした階段になっているところもあれ、自然の地形を利用した道もある。
ダブルヘッダー!
そんな言葉が浮かんでくる。
奥宮登山もあって、疲労を感じるのは早かった。
そこで、何度か上ってくるグループに、「この下に滝はありますか?」「どんな滝ですか?」と、聞いて回る。
すごい遠い!
大したことない滝!
氷がはってツルツルして危険なので気をつけて!
いい滝でした!
いろんな意見を聞きながら、でもやっぱり身体は止まらない。
確実に一段、一段と滝へと向かっている。
なんだ〜 かんだ〜といっているうちに、
徐々に水の音が聞こえ始め、どんどんと近くなってきた。
水だ!
滝だ!
面白いことに気づく。
奥宮へ上るときに出会うのは年配の方が多かった。
滝へ下がるときに出会うのは、若者&犬が多かった。
これは魂の修練のサイクルを見せられているようだ。
そして、上るときと下るときの微妙な気持ちの変化。
ひたすら上ったときとは違い、下るときには、米粒ほどの不安のエネルギーが見える。
人は、魂は、上を目指すというプログラムが組み込まれているのだろうな。
聞いていたとおり、滝の直前は氷がはって少し滑る。
だが、陽の氣まみれになっていたので、水の氣が身体に染み込んできて、気持ちよい!
周辺はダイナミックな岩!
七代の滝
動画①は、こちらから!
動画②は、こちらから!
瀧をたっぷり堪能するには、少々時間が気になった。
時間というよりも、太陽の傾き具合に氣が向いた。
谷間になっているこの辺り、陰の氣が強い。
冬至を超えたとはいえ、日没は早い。
陰の氣に追いつかれる前に、
陽の氣の大きいところに辿り着きたい!
きた道を戻り始めた。
下りもキツかったが、
上りはさらにキツい!
なんとか、陽の光があるうちに、武蔵御嶽神社の境内を後にすることができた。
ようやくランチタイム!
神社近くには、飲食店やお土産物屋さんが並んでいる。
この日は、とろろそばを注文。
冷えた身体に沁みる〜。
ランチを終える頃には、陽が沈み始めた。
きた道を振り返り、太陽を撮影。
あれ? 太陽の横にある三角山は、奥宮があるところかな。
Matsuri(まつり)が終わる。
ダブルヘッダーの登山の後は、さすがにケーブルカー駅までの道が遠く感じられた。
ケーブルカー駅からの眺め!
2023年最初のMatsuri(まつり)が終わった。
御岳山。
修験の山ということもあってか、見守り、こちらが必要なものを与えてくれる。
ところで、後日、さまざまな御岳山の情報を得た。
その中のひとつ。
武蔵御嶽神社の近くに、アルピニスト・長谷川恒男さんの碑があるという。
そこに書かれているという言葉に共感した。
「登攀(トウハン)の前には葛藤がある。 なぜ悩むのか。 それは行動を起こすことによって、
『肉体』が滅びることを『精神』が恐れるからだ。 『精神』とはヒトが人間であることを示す 最後の砦なのだ。」
これは、登山だけではなく、大宇宙の帰還の道の一部を表現しているようにも思えた。
2023年最初の満月!
参加者様に教えていただいのは、この日の満月は「ウルフ(狼)・ムーン」という名称らしい。
武蔵御嶽神社の大口真神は、御岳山の地主神・御岳大神のお使いの狼!
帰りの電車の中からも大きなウルフ・ムーンが見えていた。
御岳山にある八百万たちが見送ってくれているのだろうか。
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