エンパスという言葉を聞いたことがあるだろうか?
エンパス=共感力をいう。
エンパス体質の人間は、その場のエネルギーや他人の思考や感情、波動を敏感にキャッチする。
人だけではなく、食物・植物・動物・物など様々なものの波動やエネルギーも感じとる。
かくゆう私もエンパス体質だ。
ちゃんと気づいたのはここ数年くらいの話だが。
以前から「なんか変だな~」とは思っていた。頭に浮かんだことが目の前で現象として
実際に起きたり、思ったことを目の前の人が話しだしてみたり。
気のせい、偶然と思って過ごしていたが、そういったことがしょっちゅうおきていた。
ただ、今となっては自分の体質を理解しているが、それに気づかず生きていた頃の私は、かなりしんどくて、
生きることや社会性があることを示すために、ものすごく頑張っていたように思う。
案外、私本人はきづかなかったが周囲はその異様さに気づいていたようだ。
ある時、言ったことがその通りになるから「預言者」のようだと言われたことがある。
日本人はエンパス体質の人が多いという。
ただ個人差はある。体質、育った環境、様々なトラウマ、実年齢による経験、魂年齢、魂に書き込まれた使命など、様々なことが絡み合って現在の自分を作っている。
ゆえに、二人と同じ人間はいない。
だから、エンパス体質とは「こういう傾向」と思って読んでいただけるとありがたい。
先ほども書いたが、エンパス体質は場所や人の波動、エネルギーといったものに敏感だ。
ゆえに、足を踏み入れる場所は無意識に選ぶ。
だが思考優位の時は直感が働かず、苦手な場所に足を踏み入れてしまうことがある。
また仕事でどうしてもそこに行かなければならない場合などは悲惨だ。
行く前から「なんか変な気持ち」になって、行きたくなくなる。
行けば行ったで、「出たい」「いたくない」「逃げたい」「ここから出して」と、心の中で叫ぶ。
私の場合、波動が低い場所、自分の波動と合わない人に会うとそういうことが起こりやすい。
それはスピリットが私を守るためにメッセージとして送ってきているからだろう。
「行きたくない場所」とは、地縛霊がいる場所や、波動の低い残存エネルギーなど様々な要因が考えられる。
この日本は、いまだに落ち武者の霊が残っている場所も多いようなので、エンパス体質の人は常に自分を守る方法やグッツは気にかけたい。
ついうっかり地縛霊や人の邪気を取り入れてしまって大変なことになってしまうこともある。
私は、常にパワーストーンは身につけている。
その日訪問予定の場所、会う人によって石の種類は変えている。
また余りにも低い波動やエネルギーの影響を受けたと思った時には、必ず塩で自分自身を浄化する。
また、エンパス体質は自分の波動と合わない人は苦手だ。ただこれは無意識かもしれない。
大概「なんでか分からないけど、なんとなく苦手」というケースが多い。
人はそれぞれ固有の振動数とエネルギーを持っている。
その振動数が波動だ。波動が高いとか低いと聞いたことがあるだろうか?
先述のとおり、様々な条件が絡みあって、その人を作り出している。もちろん波動もだ。
そして他人の波動と比較すれば、自分の波動が高いとか低いとかという表現になる。
自分の波動が高いのか、低いのかは気になるところだ。
分かりやすい例でいえば、病気だったり、疲れていたり、気分が落ち込んでいたり、
不平不満や愚痴が多い時などは、波動が下がっている。
そういう時は様々なトラブルを招きやすい。
更には、二次、三次的に波動が下がる場合がある。
出会いは波動によって決められる。
その時の自分の波動と合う人が引き寄せの法則によって出会うようになっている。
「波長が合う」「気が合う」という言葉はそれを表している。
自分の波動が下がっている時には、その低い波動と波長が合う人が引き寄せられてくる。
想像のとおり、波動が低い同士が集まっても余りいい結果が得られないことの方が多い。
反対に、更に落ちていく・・・ということもあるかもしれない。
負のスパイラルとはそんな時に使う言葉だろうか。
エンパス体質はそんな波動の違いを敏感に感じとる。
人は一人では生きられない。他者との関わりの中で生きていく必要がある。
人の波動に影響されることなく、自分自身の波動は常に高めにしておきたいものだ。
更に、波動だけではなく、人の感情にも敏感だ。
ほとんどの人がそうだと思うが、人は怒り、悲しみといった、いわゆるネガティブと言われる感情は苦手だ。
エンパス体質ならば、なおさらだ。
なぜなら、エンパス体質は自分と他者の境界が薄い、というかぼんやりしている。
だから、人の感情や思考が自分自身に流れ込みやすい。
今抱えている感情や思考が自分のものなのか、他人のものなのか分からなくなる。
今、イライラしているけど、これはいったい誰の感情?
他人の感情や思考を取り込み、自分自身のバランスを崩し、仕事や人間関係などでトラブルを引き起こしている「あの人エンパス体質だろうな~」という方をたまに見かける。
敏感に色んなことに反応してしまうので、正直、エンパス体質は生きにくい。
目や耳から入ってくる情報はもちろんのこと、目に見えないものにも反応し、情報をキャチする。
更には、食べ物や飲み物にも。
また、知らず知らず、地縛霊なるこの世のものではないものに支配されていることも考えられる。
私は、電車が苦手だ。一定時間箱の中にい続けなければならないからだ。
特に、地下鉄が苦手だ。その中では様々な人々の感情・思考・波動が入り乱れる。
隣の人とのスペースがある程度確保されていればいいのだが、満員電車は絶対乗れない。
以前は仕事で都内まで1時間以上かけて通っていたことがある。
満員電車に乗れない私は、朝4時台に起きて、混みだす前の電車で仕事に通っていた。
9時までに出勤すればいいものを。
またある時は電車で隣に座った人の波動が余りにも辛すぎて、途中下車をしてしまったこともある。
エンパス体質は社会を生きていくのは、しんどい。
「普通の人」に見られるように、「普通の人」と思われるように、「不気味」「病気」って言われないようにと、かなり努力をしているという人もいるのではないか。
それでも、やっぱり「変」とか「変わっている」と言われがちだが。
多くのエンパス体質の方は、自分がそういう体質だということに気づいていない。
何んとなく苦しくて、他人と合わなくて、他人に解ってもらえなくて、社会の居場所を探すけど、
居場所がなかなか見つからない。
ある種の才能はあるけど、敏感すぎて色んなことをキャッチしてしまい、他人とうまくいかないといったケースも少なくない。
ならば、どうすればいいのか?
まず、自分がエンパス体質だということを認めることから始めてはどうだろうか?
自分が自分を受け入れることができたなら、他人に自分を認めてもらう必要がなくなる。
おのずと楽に呼吸ができるようになり、生きやすくもなる。
肩の力が抜ければ、その先には自分の魂の道も見え始めるかもしれない。
エンパス体質は人の中で長い時間過ごすということが苦手だ。
だから一人の時間を大事にする。
また、低い波動で混乱してしまったという場合には、即浄化をすること勧める。
そして、定期的にいわゆるパワースポットと言われる神社などで邪気を祓うといいだろう。