大丈夫。
変わることはできる。
変えることはできる。
「ちのたま」
聴こえて来たのは、その言葉だった。
ちのたま
地の球
最初に浮かんだイメージは、地球。
父なる大宇宙の手のひらにのった、地球。
そこには、人間を始め、あらゆるものが含まれているのが見える。
私たち人間も、動物も、葉っぱっも、山も、川も、海も、地球にあるものは全て、地球の一部なのだ。
当たり前のことだが、改めてそう思った。
そして、間もなく、
「ちのたま」は、変性し、「血の球」となった。
血の球
それは、血のつながり、家族を思い起こさせる。
地球には、さまざまな種があり、血でつながる。
人間の場合、良くも悪くも、血のつながりは大きく意味をもつことがある。
また、
「ちのたま」は、変性した。
今度は、「知の球」となった。
これは、地球の進化・人類の進化を言い表しているのだろうか。
地球の進化とともに、人類も進化する。
知性の獲得。
半人半獣が、考えることのできる人間へとなっていった。
ふいに、また、「血の球」がやってきた。
それを追うように、「地の球」がやってきた。
大宇宙の手のひらにあった地球は、さっきとは様子が違う。
小さく縮んでいるようだ。そして、青い地球ではなく、まるでそれは、子どもが作った泥だんごのような、土で固められた球体だった。
天の熱と地の熱。
地球は熱せられ、水は蒸発し、山は新たに水を産みださない。
それが、新しい地球への産まれ変わりの時なのだろうか。
半身半獣だった人間。食って生きるから、集団生活で情というものを知り、やがて想像する・考える機能を獲得していく。
獣から神へと進化の道程、の、途中。
さまざまな段階の魂が混じり合い、学びを進める。
これから先、人類が獲得することになるのは、
精神性
霊性
神性
それに先駆け、地球は進化する。
ちのたま
地の魂
夏至を前に、とある入り口の扉が開いた。
それは、地球のスピリットからのメッセージだったろうか。