見えないのなら、
聞こえないのなら、
それは「いま」ではないのだろう。
魂がそう決めているのなら、
「それ」は、自然とやってくる。
川の流れを変えることなく。
スピリチュアルな能力、霊的能力を欲して苦労の末に身につける。
人ごとだから、いいとも悪いともいえない。
しかし、それをしようと考えた発端の気持ちをよくよく自分で理解しておいた方がいい。
無いものが欲しい。
それはエゴではなかったかどうか?
川が流れてきていないのに、エゴに突き動かされ能力を欲したとしたなら、霊界にある魂とつながることはないだろう。
この世界に生まれてきたことには意味がある。
この身体とこころを経験すること。
それをまったくすることなく、かえりみることなく「うえ」「うえ」へと行こうとするなら、すでにダークエナジーの影響を受けているのかもしれない。
ダークエナジーは様々な機会を伺っている。
人びとがカルマやエゴにコントロールされ、ホントウの自分とのつながりが切れ、魂からのメッセージが聴こえなくなること。イリュージョンの世界に自ら移り住んでいく瞬間を伺っている。
ダークエナジーは、魂を生きることを怖がらせ、邪魔をする。
その魂が今生で選んだ人間の弱みを突き、勇気をくじき、私欲の世界へと誘おうとする。
目醒めたからといって気を抜いてはいけない。
心身を整え、自分軸がしっかりとし、ブレることなく魂を生きることを選択できるまでは。
母なる地球、父なる宇宙をつなぎ、この世界で魂の使命を生きることに慣れるまでは。
どんな時でもダークエナジーは様子を伺っている。
これはわたしの例だ。
自宅にいるときでも様々なエネルギーが通りすがる。
聖なるもの、邪なるものそれは様々だ。
以前もあったのかもしれないが、気づかなかった。
目醒めてくると、様々なことに気づきやすくなる。
「夏井誓子」は、肉体をもって「今生」「この世界」「三次元」を生きているが、同時にそのエネルギーは、過去にも未来にも、違う次元にも、世界にもある。パラレルに存在している。
目醒めるとは、パラレルにある「夏井誓子」関連事項のすべてに気づいていく。
さて、自宅を訪れる様々なエネルギーに話を戻す。
アセンションをし、自分軸がしっかりしてくると、「あーまた通っていったね〜」とあまり気にしなくなる。
まるで誰かが来たように玄関のドアがバタンとしても、家中の電化製品がピシピシと突然ラップ音的に鳴っても、毎月購入している天然水の注ぎ口から何もしていないのに水が流れでても、まったく平気になってくる。
それどころか、この頃では水は守護霊、電化製品を鳴らすのは通りすがりの波動の低いエネルギーと理解できるようになった。
それは先日のことだった。
その日は朝からゆったりとした時間だった。
少し事務仕事をしたあと、お茶をしながら窓辺でぼんやりしていたのだが、急にだるさを感じ始めた。さらに首筋にコリを感じ、今度は眠いような気もしてくる。
ふと左腕を見るともなしに目をやると、「ん?なんだこれ?」
そこには、まるで爪で引っ掻かれたような線が、5本? 4本? あった。
もしくはぎゅっと強い力で掴まれたような痕だ。
痛くはない。ミミズ脹れになるほどではないし、傷になるほどでもないが、一瞬の引っ掻き痕があった。
瞬間的に、邪なるエネルギーがやったのだと思った。
人間的な仕業でもないので、その痕は、数分後には消えていった。もしかしたら、三次元的に見えるものでもなかったのかもしれない。違う次元で起こった出来事だったのかもしれない。
それが起こる前からわたしはまどろみ、ぼーっとしていたので、意識が違う次元にいっていたかもしれないからだ。
そうはいっても、わたしの意識がその引っ掻き痕を捉えた。
大きな怒りはないが、「くそっ!!!」とは思ったな。
「わたしの腕を掴んだね!」
怖いとも思わない。
どちらかというと、「へ〜こんな物語みたいな、映画みたいことってもあるんだね〜」とちょびっとだけ驚いて、関心した。
ダークエナジーが云々かんぬん書いていたから、ムカつかれたのか?とも思ったが、すぐに気にすることは止めた。
恐がってもしょうがないし、わたしはただ魂を生きるだけで、あとはスピットガイドや守護霊、精霊、八百万がなんとかしてくれるでしょう!と能天気に思ったからだ。
ふんっ! けっ! くらいには思ったかな。
霊的世界、見えざる世界で活動するようになって思ったのは、とにかく自分をしっかりもつこと、自分軸をしっかりうち立てておくことことは何より大事だ。
魂としっかりつながり、それを生きているのならば守護霊もガイドも寄り添い、守るだろう。
しかしそれが、エゴ的に見えざる力を欲するのであれば、魂とはつながらない。
逆にそれは黒いエネルギーとなり、魂からの声は届かず、守護霊もガイドも遠くに押しやられ、ダークエナジーにいいようにコントロールされることだろう。
いつの時代も霊能者を操った黒いエネルギーは、政を押さえ込み、教義を分裂・作り変え、人心をコントロールし、高みにあげたかと思ったら突き落とし、争わせ、戦わせた。
黒い力をもった霊能者は、母なる地球に居場所を無くし、父なる宇宙への還ることができず、迷子、みなしごとなり、果ては幽界へと行かざるおえなくなる。
幽界も霊界と同じように、無数の階層に分かれていて、最下層へ行った魂は転生できないともいわれている。
ソウルプラン、魂の本質に書き込まれた筋書き。
それは他者にはどうすることもできない。
今生にある、ひととしての自分が書き換えなければならない筋書きなのだ。
魂のメッセージが聴こえる自分になる。
魂のメッセージによくよく耳を傾けられる自分でい続ける。
見えないのなら、
聞こえないのなら、
それは「いま」ではないのだろう。
魂がそう決めているのなら、
「それ」は、自然とやってくる。
川の流れを変えることなく。