反省会
振り返り
だめ押し
・・・・。
う〜ん・・これは、やっぱりだめ押しかな。
祈りが届かぬのなら
泣くことも許さぬのなら
苦しみの鎖断ち切り
深き闇から光射す方へ
内なる神の力を解き放ち
我らの手で 我らの自由を
立ち上がれ
苦しみの無い明日を
誰もが笑い合える未来を
築き上げよう
我らの「はらいそ」を
（「MESSIAH メサイア – 異聞・天草四郎 -」より）
※はらいそ 天国のこと。
宝塚歌劇団 花組東京公演 「MESSIAH メサイア – 異聞・天草四郎 -」を観た。
前にブログにも書いたが、今生での私は特にキリスト教、隠れキリシタン、天草四郎も興味がなかった。
実際にこの映画を観たことはないのだが、天草四郎は、ずいぶん昔の「魔界転生」という作品の沢田研二さんの映像イメージが強く残りすぎていて、少々どころか、かなり敬遠
していた。
私の中のイメージとするなら、天草四郎。キリシタンで戦を起こし、恨みつらみの果てに死んでいった魔界の沢田研二・・・だった。
だから、天草四郎ものは、全くといっていいほど知らない。触れてこなかった。
しかし、自分でも分からないが、宝塚公演ということが大きかったこともあり、宝塚友の会チケットに申し込んだ。
当たった！ 1階 4列 ど真ん中。
私にとって気づきとなる作品、課題となる作品、前世を思い起こさせる作品は、必ず当たる。そして前方席であることが多い。
前回のあの世とこの世をつなぐ作品は、1列め。
そして、今、個人セッションなどで、あの世とこの世をつなぐ場合もある。
さて、メサイアのチケットが当たった頃くらいからだろうか。
急にキリスト関連・・いや違うな。聖書的なメッセージを受け取り始めた。
先にも述べたとおり、この生ではキリスト教には縁がなかったので、単語のメッセージを聞いてもピンとこない。
気になることを調べたりもしたが、多くは、そのうち分かるだろう・・・と、私の中の「保留」ボックスに入れた。
だが、今回の公演で観せられること、私が気づくことは観る以前から分かっていたように思う。
だから、だめ押し。確認事項のような気持ちで席に座った。
前方席の真ん中ってのは、観やすい！
大いなる宇宙のご配慮で贅沢にも前方席での観劇が続くと、何やら後方席で観る気がしなくなってくるのは、人間の業というものだな。
花組トップスターの明日海りおさんの開演アナウンスが終わり、舞台がスタートする。
突然、息苦しさを感じた。
「どうしたのだろう？」
意識が違う世界に行こうとしているのか？
何かを思い出そうとしているのか？
幽界に置いてある恐怖が顔をのぞかせたのか？
一瞬にして色んなことが私の中を巡る。
今は、この舞台を楽しみたい！
私にこの舞台を見せて欲しい！
スピリットガイドに切に願う。
グラウディングと思い、脚に意識を向け力を入れる。
脚の感覚があるような無いような不思議な感じがした。
エンパス体質は、周囲の感情や波動を敏感にキャッチする。
激しいダンスシーンなどで周囲が盛り上がっていると、実は息苦しさを感じたりもしていた。
ひとが大勢集まるところに赴くのは、実は勇気がいることだったりする。
それから、ずいぶん昔になるが、死神とオーストリア皇后エリザベート愛の話「エリザベート」を観た時には、突然身体に不調を感じ、席を立ったことがあった。
「死」を目の前にして、私の中の何かが不協和音を発したのかもしれない。
そんな経験もあって、メサイアのオープニングで感じた感覚に少々不安だった。
意識が少しだけ遠く感じる。
「私はこの場に止まり、公演を観る。自分への再確認とガイドたちへはっきりと意思を伝えた」
そして、間も無く話に惹きこまれた。
天草四郎は、隠れキリシタンでもなんでもなく、乗っていた船が難破し、助けてもらった恩と想いから、厳しい年貢の取り立てやキリシタン弾圧で苦しむ天草や島原に住む人々と行動を共にし、そしてそれが戦へとなっていった。
そんなストーリーになっていった。
なんというか、行きがかり上、そうなっちゃった感が否めないが。
様々なシーンに共感、涙した。
天草四郎が人々に
「人々がこんなに苦しんでいるのに、神が何かしてくれたか？ 神は何もしてくれない！」
「神は天にいるのではない。ひとりひとりの内にいるのだ」
「内なる神の声の声を聴け」
正確ではないが、そのような台詞があった。
「神は何もしてくれない」
実は、私もそう思っている。
神は、そこに「ある」のみ。
神は・・・大いなる宇宙は「愛」であり、「無」、「0」位置にいる。
プラスにもマイナスにも動かない。
ましてや○○のためにと動くことはない。
何かをするのは、人間だ。
大いなる宇宙＝神の導きによって、行動に移すのは人間の役割だ。
大いなる宇宙＝神の導き。
それは、ひとによって様々な形で受け取るだろう。
あるひとにはメッセージとして、
あるひとはエネルギーとして、
あるひとは音を介して、
あるひとはひとを介して
聖なるコードにつながり、大いなる宇宙＝神からのメッセージを受け取る。
それには、五感を開き、常に自分の内なる声に耳を傾ける必要がある。
人間は、神の形に似せて作られたという。
そして、大いなる宇宙＝神の一部でもある。
ホントウの自分、魂は、神の分け御魂。
自分の内に神がいる。
神とともにある。
大いなる宇宙＝神はメッセージを送り続けている。
それを受け取れるかどうかは、受信機側の問題だ。
受け取れなければ、明後日の方向へ行くだけだ。
さて、大いなる宇宙＝神からのだめ押し！ 反省会！
「魂を生きているか？」
「なんのために転生したのだ？」
そんな声が聴こえてきた。
深き闇から光射す方へ
内なる神の力を解き放ち
我らの手で 我らの自由を
（「MESSIAH メサイア – 異聞・天草四郎 -」より）
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