その悩み! その欲求! 過去生からの未完の事柄!?

2020.5.15  Chikako Natsui
/ / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / /

 

 

隣人を愛せよ

汝の敵を愛せ

 

なかなか難しいことだと思う。

ひととして生きていれば、苦手なひとの二人や三人出くわすだろうし、自分を傷つけた相手をそうそう許せるものでもないだろう。

 

うえの聖書の言葉は、

 

そこを目指そう!

ひととしての完成型!

 

と、思える。

 

なぜなら、ドロドロの感情を抱えて、無理やり自分を納得させて、敵を愛した風を装っても、他者は騙せるかもしれないが、魂は騙せない。

ということは、良かれと思ってやったことが、嘘で自分をがんじがらめにして、幽界に閉じ込めてしまうことになる。

 

魂は、そのドロドロの感情、ネガティブエネルギーを経験し、解放するためひととして転生してきた。

だから、ムカつく隣人を愛せなくて当然だし、敵を見たら攻撃するか、逃げるかしたくなっても当たり前だろう。

人間だからこそ、内なる闇があって当然!

そうじゃないと、ほとんどのひとが転生していない。

マスターソウルは別として、これは地球とそこに住まう人々をサポートするための魂Gも同じこと!

地球の嘆きを知るには、そこに住まう人々の嘆きを知ることが手っ取り早い。

嘆きのほし・地球と呼ばれるこの惑星に住む魂たちは、どのようにダークエナジーにコントロールされ、幽界にあるネガティブエネルギーに囚われているのだろうか。

深く、広く知るために、サポート部隊もひととして転生を繰り返し、学んでいる。

 

誰かを嫌いになるのはとても苦しいことだろう。

魂が学びたいのは、「誰」というターゲットではなくて、「嫌い」という感情であり、そのエネルギーがどのように表出されているからだ。

 

ネガティブエネルギー。

過去生で完了しなかったエネルギーを時空を超え、シチュエーションを変え、再体験している。

 

例えば、こんな言葉を聞くだろう。

「いまが最善!」

「必要なものはすべて自分にある!」

 

霊的なことを少しかじると、頭では理解できる。

そして、また、自分を思い込ませる。

 

「いまが最善なんだ!」「自分は幸せなんだ!」と。

 

しかし、失くならない漠然とした不安、恐れ、他者を妬ましく思う気持ち。

なにかを欲する気持ち。飢餓感。

 

「天はわたしに超えられない試練は与えない」と、さらに自分を納得させる。

 

確かに、そのひとにとって、いまは最善であり、必然。そして、必要なものは揃っているはず!

 

しかし、手元に50円しかないのに、パンが食べたくなったらどうしよう!?

いまの時代、50円では大概のパンは買えない。

でも、パンが食べたい〜。

 

これは最善だろうか?

 

最善なのだ。

 

なぜなら、その欲求は過去生から続くネガティブエネルギーが脳を刺激した欲求。

魂はパンを食べたくない。

小麦アレルギーをもっているひとがパンを食べれば、症状がぶり返すからだ。

 

また別のケースでいえば、あれもやりたい、これもやりたい、学びたい、旅行にいきたい!

でも、手元には資金が10万ほどしかない。

できない〜。

これも先ほどと同じように、魂が望むことは10万ほどのことなのだろうが、過去生からの刺激を受けて様々な欲求が噴出し、魂から乖離してしまった状態だ。

 

魂が望むこととは、ハートから湧き出る。

頭で考えたことでは決してない。

 

起きていることは最善であり、必然!

 

そのひとのエネルギーと天地のエネルギーが生成され、様々な現象を起こしている。

与えられるお金も同じことだ。

 

実際のところ、天から降りてくるエネルギーは誰にとっても平等だ。

しかし、受け取りての器の状態によって、結果が変わってくる。

ということは、自分自身のエネルギー体の強弱によって、結果が違う。

 

ただ、エネルギーの強弱と清浄さは違う。

自分本位のお金となって現れるか、聖なる贈り物となって現れるか、さらにその次の扉が変わってくる。

お金のスピリットがその魂をどこに導くのか!?

 

まとめると、

「いま」は、過去生で完了しなかったことの再体験をしている場合が多い!

 

学びの段階にある魂が最初から聖人君子にはなれない。

いずれはそうなるであろうが、いまは、学びのとき。

「いま」「ここ」を大切に生き、感じ、学び、やがて、手放していく。

 

また、なにかしらの欲求で苦しんでいるのなら、それは過去生からの向き合うべく課題であるかもしれない。

どこかの生で終わらないと、また次の転生でも、さらに次の転生でも・・と、繰り返し現れる。

どこまで引っ張る?

自分のエネルギー以上のものが自然に手に入ることはなく、欲求を叶えようとするなら、頑張らなければならず、その結果、病気やトラブルを抱え込む。場合によってはさらに大きなカルマを作ることもある。

外の事象をどうこうするよりも、自分のエネルギーを変えていった方がいい。

だが、エネルギーが強く、清浄になると、欲しいと思っていたものが、どうでも良くなっているかもしれない。

 

念のためひとつ付け加えよう。

「ムカつく隣人を愛せなくて当然だし、敵を見たら攻撃するか、逃げるかしたくなっても当たり前だろう」と、先ほどいったが、もし、攻撃したい衝動が湧き上がるようなら、誰かに相談した方がいい。

このエネルギーは、ダークエナジーチームの格好の餌食になりやすいから!