「魂に従って生きる」 地球の守り人 中原 稔コラム No.7

2019.1.15  Chikako Natsui
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地球を守るために生まれてきたソウルメイトの皆さん、あけましておめでとうございます。お岩木山自然農園の中原稔です。みのっちと呼んでくださいね^ – ^

今年も、地球上のすべての命が輝ける世界を実現するために楽しく農業をしていきますので応援よろしくお願いします。

 

前回の記事からずいぶん間が空いてしまいました。昨年の夏から激動の半年間でした。

というのも、私と縁の深い地域が立て続けに自然災害に見舞われました。出身地である岡山県倉敷市では洪水が起きました。さらに青森に来る前に住んでいた北海道の安平町では震度6の大地震で断水が1週間以上続きました。

私の関係する人々は無事でしたが、多くの方が亡くなられました。被害に遭われた方々に心からお見舞いとお悔やみを申し上げます。

 

身内でも、私が幼い頃、海で溺れたときに助けてくれた親戚のおじさんが病気で亡くなりました。さらにニュースでは、私と同い年の格闘家の山本KID選手が若くして病気で亡くなりました。

そして昨年は同い年の有名人がたくさん引退しました。安室ちゃんや広島カープの新井選手などなど。

これらの一連の出来事に私は何か強いメッセージを感じました。そして考えました。「いったいこの出来事は何を意味しているのだろうか?」と。

そして、災害、死というキーワードから「急ぎなさい。もうあまり時間がありません。あなたが本当にやりたいことをすぐにやりなさい」というメッセージを感じました。

明日は当たり前にやってくると漠然と信じていて、ついつい何となく過ごしてしまう毎日に対して

「もっと大切に日々を生きなさい。あなたが今、一番やりたいことを今すぐ始めなさい。それがあなたが本当にやるべき使命に近づく最速の方法だよ」と。

そして引退というキーワードから「今までの生き方から新しい生き方になるんだよ。新しいステージに立つんだよ。もっと自由に生きていいんだよ。もっとわがままに、ありのままに、自分らしく生きていいんだよ。それが1番あなたの才能を開花させるんだよ」と言われているように感じたのです。

 


↑フィンドホーンの無農薬のリンゴ、ここでは奇跡ではなくこれが当たり前

 

【11年前の決意】

 

私は11年前に農業の世界に入ったときに

「自分のやりたいことしかしない」

と心に決めました。そしてそのように生きてきたつもりでした。しかし、やはりどこかで世間の目を気にしたり、親に対する負い目を感じていました。まだまだ本当の自分を生ききっていなかったのです。そのことを今回の出来事たちが改めて気づかせてくれたのでした。

そのことをきっかけに、私はいてもたってもいられず昨年の夏、ずっと行きたいと思っていたフィンドホーンに行ってきました。フィンドホーンはイギリスのスコットランドにある世界的に成功しているエコビレッジの1つです。

日本語体験週間というものがありそのツアーに参加しました。

 


↑沖縄の実験圃場、刈草を畑に鋤き込む直前

 

フィンドホーンでは素晴らしい体験ができました。

まず何よりも、フィンドホーンの中では自分を何かから守る必要がないように感じられ、とても安心して過ごすことができました。身を守るために身に付けていた鎧を脱ぎ捨てた感じの身軽さです。ありのままの自分でいても傷つくことはないという安心感です。

それはやはり、そこで生活する人々が気負わずに自分らしく生きているからだと思います。そして彼らはお互いをジャッジすることなく、ありのままで素晴らしいのだという思いで相手と接するからだと思います。日本にいる時の自分がいかに他人の目を気にしていて、緊張して生きていたかを思い知らされました。

他にも私が目指しているエコビレッジのお手本となる学びがたくさんありました。その中でも私が素晴らしいと感じたのは、アチューンメント(同調する)というルーティーンです。

共に働く人々が作業する前に輪になって手をつなぎ、目を閉じます。深呼吸をして、その場所の風、大地、空気、匂い、音、精霊、太陽などを感じ、そして共に働く人々を感じます。

全身でそれらを感じた後、目を開けて、今の気持ちや感じていることを1人ずつシェアしていきます。そして各々が自分のやりたい仕事を選んで始めるのです。私はこのルーティンが大好きです。

そしていつも行動するときには 『LOVE IN ACTION』 つまり、愛と共に行動することを意識します。

この一連の流れが、ただ働くだけ、働かされているだけの日々を素晴らしい時間に変えてくれるのです。

働くということが喜びの時間になるのです。

ぜひ皆さんも日常生活の中に取り入れてみてください。

フィンドホーンの話は尽きませんが、また別の機会に譲りたいと思います。

フィンドホーンで出会った素晴らしい仲間とのご縁で、今年の冬は沖縄で農業をする機会をいただきました。

誰でも簡単に無農薬野菜が作れる農法を日本中に広めるために、炭素循環農法をベースにした実験圃場を作り、野菜を栽培しています。

青森の冬は長いので、冬の間は沖縄で農業ができたら最高だなぁと2年前から想像していました。そしてその願いが叶いました。

やはり魂の衝動に従って行動するとどんどん願いを引き寄せ、人生の展開するスピードが速くなりますね。何よりも人生が楽しくて仕方がないです。これからもやりたいと思ったこと、思いついたアイデアはどんどんやって人生を楽しみます(๑´ڡ`๑)

 

今年の春からは青森で

『無農薬なのに虫が食べないおいしい野菜作りの学校』

を始めます。たくさんの仲間と共に野菜作りをするのが楽しみです^ – ^

 

皆さんも2019年は自分に正直に、他人の目を気にせず、やりたいことをどんどんやっていきましょう

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。


地球の守り人  中原 稔

 

 

 

 

地球の守り人 中原稔コラム

No.1 農業で輝ける世界作り
No.2 この野菜、虫が食べる?食べない?
No.3 ミツバチは知っている 人類の行く末を!
No.4 豊かな土作り
No.5 本物の野菜は虫が食べない理由
No.6 雑草の役割