【祈り】アラハバキ神を求めて! 出雲から武蔵へ スサノオ神がやってきた!  奥氷川神社・東京

2021.12.15  Chikako Natsui
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少し前のこと、アラハバキ神を求め、東京・奥多摩にある奥氷川神社へ参った。

 

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奥氷川神社

氷川神社と中氷川神社とともに「武蔵三氷川」と呼ばれ、一直線に並んで本社・中社・奥社の関係になっているとも言われる。

日本武尊が東征の折に祀った社を起源とし、貞観2年(860年)无邪志国造の出雲族が「奥氷川大明神」として再興したと伝えられる。
明治2年(1986年)奥氷川神社へ改称する。(Wikipediaより)

 

ご祭神

素戔嗚尊
奇稲田姫命

 

JR青梅線 奥多摩駅近くにある。

街の鎮守の風情。

埼玉にある氷川神社とは、また違ったエネルギーを感じた。

境内の広さがそう感じさせるのかもしれないが、この土地にすっぽりハマってる。

 

 

稜線からちょうど朝日が見え始めたので、陽の光と戯れる。

風通しの良い場所で、メインの八百万スピリットもチ〜ン⤵️とは落ちていない。

でも、ちょっぴり静か〜かな〜という印象。

なので、氣を上げていこ〜⤴️!

 

 

 

 

氷川三本杉。

根本から三本に分かれている、鎌倉時代に植えられた珍しい杉の木。

 

 

アラハバキ神が鎮まっているという情報ありで、来てみたが、、。

 

 

 

 

境内をあちこちと見て回ったものの、アラハバキ神と思うお社などは見当たらなかった。

ここではないのかな?

そういえば、愛宕山がどうのとあったが・・・。

奥氷川神社の近くに、愛宕山があることを思い出した。

 

特選神名帳入間郡中氷川神社の条には、
入間郡氷川村中氷川神社、式内足立郡氷川神社竝ニ多麻郡杣保内氷川村鎮座上氷川神社里程中央ニシテ当村鎮座中氷川神社ナリ

とあって大宮-長宮(中宮か)-奥宮。氷川-中氷川-奥氷川と一線につながり、この社が武蔵三氷川の一社といわれる所以がわかります。
牟邪志(むさし)(後の武蔵)最初の国造(くにのみやつこ)は出雲臣伊佐知直(いさちのあたい)ですが考証によれば、この出雲臣は当初多摩川下流に拠点をもち、その上流奥多摩氷川の愛宕山の地形を祖国出雲で祖神を祀る日御碕神社の神岳と見、ここへ祖神の氷川神を勧請したのが武蔵に多い氷川神社の起源で、牟邪志、知々夫(ちちぶ)両国の合一によって本拠の国衙を府中に移して氷川神を中氷川へ、さらに大宮へ移したのだろうといわれるのです。

出雲の元国弊中社日御碕神社は素戔鳴尊を祭り、ここには愛宕山と酷似した独立山があってこれを隠岳といい社伝によれば素戔鳴尊が熊成峰(韓国)で柏占(かしわうらない)をされてここへ天下られたといい、ここは禁足地になっているということです。

愛宕山麓の登計に手名槌神、足名槌神二社を祭る阿羅波婆岐(あらはばき)社がありました。

現在は愛宕神社へ合祀されていますが、いうまでもなくこの二神は須佐之男命の妃神、櫛稲田姫命の父母神ですからこの神が須佐之男命を勧請された愛宕山の麓に祀られていたということは愛宕山、即氷川神ということについて一つの傍証となりましょう。
(奥多摩町誌 民族編 昭和60年3月31日発行より)

 

なるほど〜。

かいつまんでいうと、

上の資料によると、武蔵国の国造 伊佐知直は出雲のご出身。
最初は多摩川下流に拠点があったが、奥多摩氷川の愛宕山の地形が祖国出雲にある日御碕神社の神岳と見たて、
ここへ祖神である氷川神を勧請したのが氷川神社の起源という。

さらに、以前は愛宕山の麓に阿羅波婆岐社があったが、現在は、愛宕山にある愛宕神社へ合祀されているらしい。

 

愛宕山!

 

それでは、アラハバキ神を求めて、愛宕山へ参ろう!