実家だった。
2階の自分の部屋へ行った。
2部屋の仕切りの襖はしまっており、
向こう側の部屋に、なにか・・気配を感じる。
不安を感じながら、襖を開けてみる。
そこには、中学生くらいだろうか?
綺麗な男の子がいた。
あどけない表情が年齢を若く見せているだけで、もしかすると、もっと年を重ねているのかもしれない。
さっきからぼんやりと温かさを感じていたが、部屋にストーブがたかれていた。
この世界でのわたしの部屋には、ストーブはない。
その違いが、なにか印象的だった。
綺麗な男の子と対面し、顔を見合わせた瞬間、霊的なお互いの正体と役割が分かった。
男の子は、龍が転生した者
そのスピリットは、アストラル界で龍となって現れ、現界では、男の子となって転生している。
そして、わたしは白っぽいぼんやりとしたシルエット。男の子になった龍になにかを伝えるため、ここへやってきたようだ。
現界ではなかなか出会えないので、アストラル界で会うことを決めた。
実家のわたしの部屋。
二人は対面して座っている。
わたしはなにかを伝えているようなのだが、言葉になっていない。
テレパシーでのコミュニケーション!?
でも、口はモゴモゴと動いている。まるで無声映画をみているよう。
この世界の言語では伝えきれないのかもしれない。
短い時間の対面は終わり、
龍が転生した男の子は去るために、階段へと向かって行く。
そのときだった。
階段を降りようとしている男の子の頭上に黒い蝶なのか? 蛾なのか?
10匹、20匹と舞っている。
不穏なエネルギーを感じ、ギョッとしたわたしは、黒い蝶を振り払う。
途端に、蝶は消えていく。
ふと思う。
龍が転生した男の子に
闇のエネルギーが魔とわりついているのか?
それを救うために、アストラル界での出会いが定められた。
どんなスピリットも、この世界にあるにはなにかしらの種に属し、形をまとう。
しかし、アストラル界にいくと、それまで転生している、また別の形で現れることがある。
スピリットといわれる、霊的な本体は、それよりうえの次元に位置する。
ところで、ストーブについてだが、龍蛇系が多い惑星から転生しているスピリットグループは、水と縁がある。
水が大好き
水を欲し
流れを好む
反対に水が大嫌いという場合もある。
なぜなら、いく度かの転生のときに水に近づきすぎて、危険なめにあったなどの経験がある。
エネルギー的にいうなら、好きも嫌いも 愛も憎しみも 同じ熱量だが、意識の方向が違うということだ。
そして、肉体的に冷えやすい。
ネガティブな感情を溜め込みやすい。
そのため、幽界へとつながりやすく、闇のエネルギーから誘われやすいのだろう。