隣人を愛せよ
汝の敵を愛せ
なかなか難しいことだと思う。
ひととして生きていれば、苦手なひとの二人や三人出くわすだろうし、自分を傷つけた相手をそうそう許せるものでもないだろう。
うえの聖書の言葉は、
そこを目指そう!
ひととしての完成型!
と、思える。
なぜなら、ドロドロの感情を抱えて、無理やり自分を納得させて、敵を愛した風を装っても、他者は騙せるかもしれないが、魂は騙せない。
ということは、良かれと思ってやったことが、嘘で自分をがんじがらめにして、幽界に閉じ込めてしまうことになる。
魂は、そのドロドロの感情、ネガティブエネルギーを経験し、解放するためひととして転生してきた。
だから、ムカつく隣人を愛せなくて当然だし、敵を見たら攻撃するか、逃げるかしたくなっても当たり前だろう。
人間だからこそ、内なる闇があって当然!
そうじゃないと、ほとんどのひとが転生していない。
マスターソウルは別として、これは地球とそこに住まう人々をサポートするための魂Gも同じこと!
地球の嘆きを知るには、そこに住まう人々の嘆きを知ることが手っ取り早い。
嘆きのほし・地球と呼ばれるこの惑星に住む魂たちは、どのようにダークエナジーにコントロールされ、幽界にあるネガティブエネルギーに囚われているのだろうか。
深く、広く知るために、サポート部隊もひととして転生を繰り返し、学んでいる。
誰かを嫌いになるのはとても苦しいことだろう。
魂が学びたいのは、「誰」というターゲットではなくて、「嫌い」という感情であり、そのエネルギーがどのように表出されているからだ。
ネガティブエネルギー。
過去生で完了しなかったエネルギーを時空を超え、シチュエーションを変え、再体験している。
例えば、こんな言葉を聞くだろう。
「いまが最善!」
「必要なものはすべて自分にある!」
霊的なことを少しかじると、頭では理解できる。
そして、また、自分を思い込ませる。
「いまが最善なんだ!」「自分は幸せなんだ!」と。
しかし、失くならない漠然とした不安、恐れ、他者を妬ましく思う気持ち。
なにかを欲する気持ち。飢餓感。
「天はわたしに超えられない試練は与えない」と、さらに自分を納得させる。
確かに、そのひとにとって、いまは最善であり、必然。そして、必要なものは揃っているはず!
しかし、手元に50円しかないのに、パンが食べたくなったらどうしよう!?
いまの時代、50円では大概のパンは買えない。
でも、パンが食べたい〜。
これは最善だろうか?
最善なのだ。
なぜなら、その欲求は過去生から続くネガティブエネルギーが脳を刺激した欲求。
魂はパンを食べたくない。
小麦アレルギーをもっているひとがパンを食べれば、症状がぶり返すからだ。
また別のケースでいえば、あれもやりたい、これもやりたい、学びたい、旅行にいきたい!
でも、手元には資金が10万ほどしかない。
できない〜。
これも先ほどと同じように、魂が望むことは10万ほどのことなのだろうが、過去生からの刺激を受けて様々な欲求が噴出し、魂から乖離してしまった状態だ。
魂が望むこととは、ハートから湧き出る。
頭で考えたことでは決してない。
起きていることは最善であり、必然!
そのひとのエネルギーと天地のエネルギーが生成され、様々な現象を起こしている。
与えられるお金も同じことだ。
実際のところ、天から降りてくるエネルギーは誰にとっても平等だ。
しかし、受け取りての器の状態によって、結果が変わってくる。
ということは、自分自身のエネルギー体の強弱によって、結果が違う。
ただ、エネルギーの強弱と清浄さは違う。
自分本位のお金となって現れるか、聖なる贈り物となって現れるか、さらにその次の扉が変わってくる。
お金のスピリットがその魂をどこに導くのか!?
まとめると、
「いま」は、過去生で完了しなかったことの再体験をしている場合が多い!
学びの段階にある魂が最初から聖人君子にはなれない。
いずれはそうなるであろうが、いまは、学びのとき。
「いま」「ここ」を大切に生き、感じ、学び、やがて、手放していく。
また、なにかしらの欲求で苦しんでいるのなら、それは過去生からの向き合うべく課題であるかもしれない。
どこかの生で終わらないと、また次の転生でも、さらに次の転生でも・・と、繰り返し現れる。
どこまで引っ張る?
自分のエネルギー以上のものが自然に手に入ることはなく、欲求を叶えようとするなら、頑張らなければならず、その結果、病気やトラブルを抱え込む。場合によってはさらに大きなカルマを作ることもある。
外の事象をどうこうするよりも、自分のエネルギーを変えていった方がいい。
だが、エネルギーが強く、清浄になると、欲しいと思っていたものが、どうでも良くなっているかもしれない。
念のためひとつ付け加えよう。
「ムカつく隣人を愛せなくて当然だし、敵を見たら攻撃するか、逃げるかしたくなっても当たり前だろう」と、先ほどいったが、もし、攻撃したい衝動が湧き上がるようなら、誰かに相談した方がいい。
このエネルギーは、ダークエナジーチームの格好の餌食になりやすいから!