宇宙神子がいう 「むやみに結界を解いてはならない」

2019.10.21  Chikako Natsui
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「むやみに結界を解いてはならない」

 

宇宙神子はいう。

 

 

結界をほどこすことの意味は様々だ。

魔や邪が入らないようにすることとはもちろんだが、異界間のバランスが崩れる。

 

宇宙の法則に従って結界をほどこすのは、宇宙神子族であり、その結界を解くのもまた宇宙神子族だけである。

 

日本は、大和とよばれるはるか昔から、幾重にも結界がほどこされてきた。

この世界の「神の島」だからだ。

国土の多くが大宇宙とつながるエネルギーポイントとなっている。

逆にいうなら、聖なる場所とするために、あえて隔てられた島となった。

 

そのため、日本全土に結界がほどこされているといっても過言ではない。

それは、時代ごとに大神子の命をうけた宇宙神子がひととなりて、行ってきた。

ひと知れず、悟られず、闇の勢力から注目されることなく。

 

ごく最近では、空海・弘法大師がひととなり、この世界へ降り立ち、また、弘法大師の分け御魂の弟子たちが、日本全土を行脚し、結界をほどこしていった。

日本全国あらゆる地に弘法大師伝説が残るのはそのせいもあったのだろう。

 

宇宙神子は、結界をつくりながらも、それが解かれるときもあらかじめ設定した。

「そのとき」がくれば、宇宙の理りによって、その結界は解かれることになる。

それは宇宙神が決めること。

 

しかし、なかにはひととしての弱さにつけ込まれ、闇の勢力へと落ちた宇宙神子が、ドサクサ紛れて結界を解いていた。

その結果、まだ発動されるべきではないエネルギーがこの世界に大量に流れだし、バランスを崩す。

 

解かれるにはまだ早い結界は、また施す必要がある。

大宇宙からズレてしまったエネルギーコードを戻す必要がある。

 

宇宙神子は目醒め、大神子へとつながる必要がある。