夢をみた。
ひと晩のうちに、2つの夢。
ひとつ目の夢は、火のついた線香5本が2セット、線香立てにたてられていた。
もうひとつの夢は、卵の殻を破って、ひよこが産まれ落ちようとしている場面だった。
ふたつめの夢は起きる直前にみた夢だったので、とてもリアリティがあった。
殻からやぶってでてこようとしているひよこ、夢の中のわたしは、なぜか死んでいると思い、殻のまま捨てようとしていた。
しかし、ひよこは自力で殻をやぶり、飛び出してきた。
それが、なんと!
黒いひよこ!
ひよこが黒い??
夢の中のわたしもクエッションマークだった。
そこで目が覚めた。
黒いひよこ。
「黒色」が、気持ちを落ち着かなくさせた。
今回の夢は、わたし個人の深層心理を意味していると思ったので、早々にワークをすることにした。
その夢がわたしにとってどんな意味をもつのか?
なんとなく気分が落ち着かないということは、ネガティブエネルギーなのだろうと示唆していた。
夢はひとそれぞれ意味が違う。
例えば、ひよこを意味するもの、黒を意味するもの、ひとによって異なる。
深くワークをしてみないと本当の意味が分からない。
理解したのは、わたしの中にあり、まだ消化しきれていない感情だった。
すでに何年か経っているにも関わらず、何度かワークもして、手放しているようで、なかなかうまくいかず、ふとまた湧き上がってくる感情。
憤りであり、悲しみであり・・・
それが残っていることは知っていたのだが、古い感情すぎると見つけにくかったり、お馴染みすぎて、差別化しにくかったりする。
また、その感情を直視することを無意識のうちに避けている場合もある。
手放す必要があることは分かっている。しかし、見つけだしにくい感情。
それが、前日の自己ワークをきっかけに、夢に現れた。
ひよこ。
わたしは、よく鳥と顔が似ているねとか、ひよこに似ていると喩えられることがある。
本人そうは意識していなかったが、こころのどこかで同意していたのかもしれない。
黒いひよこ。
わたしの黒い想いは、ひよことなって夢に現れた。
夢の中でも、最初、気づかないふりをして、ひよこを捨てようとした。
自分の内にある黒い部分を見たくなかったのだろう。
でも、ひよこは出たがった。見つけて欲しかった。
闇は、そこにいることを思いっきり知らしめてきた。
ワーク。
わたしは黒いひよこを前に座らせ、会話をした。
黒いひよこは語る・・・
黒いひよこは語る・・・
ひよこは語る・・・
最後にひよこを抱きしめ、なだめ、手放す・・・
ひよこもわたしの一部だから。
それは、わたしの中にくすぶり続けたネガティブなエネルギーを解放した瞬間だった。
そして、気づいたのは、わたしの闇とは、ひよこくらいなもんかと!
これが、トラとかライオンとかタカやらワシなどの肉食獣やら猛禽類、怪獣、バケモノの類だったら大変だけど、ニワトリでもない、ひよこ。
わたしの闇とはそんなもんか〜と、安心するやら、笑ってしまうやら・・・そう思った。
また、ひとつ目の夢、お線香5本✖️2の合計10本。
こちらの夢も、線香の数に注目したのと、何か宗教的な意味があるように思えた。
終わり
そして、始まり。
黒いひよこにが意味する、わたしの闇。
それが、表にでて弔われた。
線香の数は、合計10。
0で終わり、1で始まる。
5は変化を意味する数字でもある。
ひとつが終わり、ひとつが始まる。
なんとなく、ダークな気持ちで目覚めた朝だったが・・・
深く、自分の内を探っていくと、そんなメッセージが現れた。
さて、何が始まるのだろうか・・・。