アセンションするとどうなるの? 後半 これに気をつけよう!

2019.5.14  Chikako Natsui
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アセンション続行中、留意しておきたいこと!

まずは、自分の変化だ。

アセンションの前と後では確実に自分が変わる。

しかし、アセンションは大小の波はあれど、日々行われているので、本人も気づきにくい。

なんとなくだるい日が続くな〜。ぼーっとしているな〜。でも昨日寝不足だったからかも?
この頃仕事忙しかったからな〜とか、食べ過ぎてたしな〜と分かりやすい理由を探して自分を納得させる。そうかもしれないし、それが直接的な原因じゃないかもしれない。
肉体の機能的に問題ないなら、それはまさしく!アセンション症状かもしれない。

 

アセンションが始まった直後は、敏感体質でもないと自分の変化がキャッチしにくい。

それが時間を追うごとに、こころの変化、思考の変化、それによって起こる事象や現象が変わってくるので、「あー、わたし、変わった!」と納得できる。

恐いものが恐くなくなった。こだわりが少なくなった・・など、視野がどんどん広くなり、見えるものが違ってくる。感じる力も以前よりも変わってきた。感覚が開かれているように思える。

自分が変わると世界が変わる! まさしくそれを実感する。

 

しかし、この時期は自分をこれまで以上に大事にし、自分に注目していることが必要。
少しの変化も見逃さないように。
アセンションとは螺旋階段のようなもの、上がったり下がったりを繰り返しながら、徐々に上昇していく。

この時点では、習慣やクセのようなものが以前のまま残っていることがある。
それは考え方だったり、感じ方だったり。

新しい自分に脱皮しつつあるのだが、過去生からの影響もあって自分を守るための思考やこころの動きがなかなかリニューアルされない。そうすると、肉体とエネルギー体がアンバランスとなり体調不良になったり、感情の浮き沈みがあったりと、魂から心身にメッセージが送られてくる。

データを一気に書き換えるように、アセンションすると明日から違う自分になってハッピー!ってことにはならない。身体、こころ、魂と時間差があって、さらに事象現象が後からやってくる。

そのため、この時期が一番ブレやすい。魂のエネルギーが上がってくるので、波動の低いものが通りすがりに救いを求めて立ち寄ったり、アストラル界で意図しない場所へ行ってしまったりする。
だから、この時期は特に瞑想などをして、内省・内観の時間がこれまで以上に必要になる。
心身魂がつながっている。感覚が鋭敏になってくると、なにか大切なことが自分の内で起こっていることが分かるので、ひとりの時間、誰にも邪魔されず自分とつながる時間を本能的に欲するようになる。ここでもまたこれまでの人間関係が変わってくる。

じわーっと変化していくので、それが心身に大きく影響をおよぼすので、自分の軸を整え、さらにブレない自分になっていくことも必要!

新しい自分に自分が慣れていく。そして心身魂が統合されていく。

 

そうこうしているうちに、だんだんと新しい自分を受け入れることが難しくなくなる。

だが、ここから2つ目の留意点だが、周囲のひとが新しい「わたし」に慣れていないことを知っておこう。

アセンションとは内なる自分が変わることが主なので、外見が劇的に変わらない。
もちろんエネルギー体が変わるので、それが肉体に反映されてということはあるが、ひとはすべて自分のフィルターを通してみるし、あのひとのイメージ、このひとのイメージと、自分が傷つかないように、またはこれまでの経験を元に、脳内にあるイメージを見て他者と接することが多いので、外からみた他者の変化には疎い、気づかない。気づきたくない。

例えば、わたしの周辺のひとからするなら「夏井誓子」は、ホントウの「夏井誓子」が見えているわけではない。
誰それさんのフィルターを通した「夏井誓子」。ひとの数だけ「夏井誓子」がいる。
わたしを見て「黒い」と思うひともいるし、「ピンク」「緑」「黄色」と、こんな性格はこんな色と、そのひとがもっている色のイメージ当てはめる。
「夏井誓子」をみて、優しいと思うひと、恐いと思うひと、それも様々だろう。

特に脳内イリュージョンに居場所をつくっている場合には、目の前のひとを見ているわけではなく、脳内ですでに作られたイメージのそのひとと話をしている。

さて、そんなわけで周囲のひともアセンションして変わったそのひとに気がつかない。
気づきたくないというのが本音かもしれない。
目の前のそのひとは、ずっとわたしが知っているそのひとだし、付き合いはこれまでと何ら変わらない。そう思っていたい。

でも、アセンションしたひとは変わらない!と思い込んで接してくるひととの「氣」が合わなくなってくるので、無意識に距離をおきたくなってくる。

身近なひとならなおさらそうで、親子関係、家族関係、恋人同士、友人関係、会社関係、様々な関係があるが、差し支えが大有りの関係の場合には、少々厄介になる。

初めのうち、アセンションしたひとも自分の変化に気づいていないし、思考も感情もこれまでのクセからぬけきっていないので、その関係性においての役割を演じようとする。
例えば、家族の中での娘、妻、会社の中での上司、部下、さらには友達グループにおいての位置関係を保つためにアセンション前と同じような言動をしようとする。

しかし、それが段々と苦しくなってくる。これまで面白い!楽しい!素敵!と思っていた関係が、急に面倒で疎ましくなってくる。

何となく距離を置き始めてみるものの、今度は相手が「離さないわよ」と言わんばかりにしがみついてくる。

ひとは別れが苦手だ。そして本能のところでは自分も変わりたい、成長したいとひとり残らずひとは思っている。でもそれが恐くてできない。だから自分の周囲にいるひとが変わってしまっては都合が悪い。成長したり、進歩したりしては自分だけが置いてきぼりになってしまうから困る。
なんだかんだと理由をつけて、時に怒ったり、脅してみたり、すがりついてみたりしながら、他者の成長を阻止しようとする。

自分たちも無意識のうちに、ひととひとはパワーゲームをしている。

ひととひとは鏡同士。

実はそこにクリアしなければならない「課題」によって出会わされている。

 

これから順当にアセンションしようとする魂。大きなミッションを抱えている。
しかし、成長家庭でできたこころの傷が、孤独や寂しさを手放させない。
内なる声は魂の道へ行けと言っている。しかし、目の前の関係性を手放すことができない。
ひとりになったらどうしよう、孤独を感じたら、寂しい思いはもうしたくない。

課題を終了して、次の扉が開くのか?
はたまたその場に留まり、嫌だ、面倒だと思いながらも、一方では寂しさを埋めるために関係性を利用するのか?

どっちを選んでもOK!

なぜなら、そこで一旦止まっても、魂の目的は変わらない。だから、大宇宙はガイドともに、その魂が次の扉へ向かいやすいように、もっとアセンションするように、川の流れを激しくするだけ。

ただ、その川の流れは、大概本人にとっては招かざる状況になる。

 

さらにもう一つのあるあるパターン。

主人公D子さん。
会社の同僚B子さん。

前々からスピリチュアルなことに興味があった。でも、なかなかその世界をのぞく勇気がなかった。そしたら会社の同僚のB子さんが面白いスピリチュアルのセミナーがあるから一緒に行ってみない?と誘ってくれた。

B子さんは以前からスピリチュアルが好きで、色々と学んでいたようだ。

そこから急速にD子さんのスピリチュアルに対しての興味が大きくなり、いろんなことを吸収していったら、アレヨアレヨの間にアセンションが始まってしまった。
これまでの自分と違うことに徐々に気づき始めてもいた。直観、第六感などでガイドからのメッセージらしいものも受け取れるようになっていた。

でも、同僚のB子さんはD子さんの変化に気づかない。

「スピリチュアルこと、わたしがD子さんに教えてあげなきゃ!」とばかりにランチタイムはスピ談義。

それが段々と苦痛になってきたD子さん。

B子さんが言っていること、確かに前はそうなんだ!と感心して聞いていた。
当時のわたしにはそれが救いでもあった。
でもいまは、聴こえてきていることが違う。内なる声がそうじゃないと言っている。

さて、B子さんとD子さん・・・このふたりの関係性はその後どうなったでしょう?

おそらくB子さんもD子さんの変化には無意識のところでは気づいていたのだろう。
それだから、余計にあーでもない、こーでもないという波動の低いスピリチュアル情報をD子さんに投げかけていたのかもしれない。

B子さんは長年スピリチュアルが好きでその世界に憧れ、色々とワークショップや講座にも行き、資格なども取っていたりするのだが、アセンションをしない。
すべて思考での理解で終わっている。
また恐れが強く、自分の内なる声を聞くことができないでいる。ネガティブなエネルギーを解放されず魂が囚われたままになっている。
ダーク・エナジーの体のいい使い魔になっているフシがある。

スピリチュアルな世界について広めているようなのだが、その実、天使やガイドの陰に隠れてネガティブ・エネルギーを拡散している。

それは本人も気づいていない。B子さんの抱える恐れや悲しみ、苦しみとこの世界を闇の中からコントロールするダーク・エナジーが引き寄せあってしまった結果なのだから。

D子さんはB子さんからそんなダーク・エナジーを無意識に感じとっていたのかもしれない。

 

アセンションし、魂の道を行くときに一番試されるのが人間関係。
目の前のひとに内なる自分を投影しているので、実はホントウの自分との関係が試される。

生まれてこのかたずっとそばにいた。
信頼しているあのひと、大好きなあのひと、
確かにこれまではそうだった!
しかし、アセンションによって変わった自分は、目の前のひとを同じように感じるかは分からない。

引き続き縁のあるひと、氣の合うひとなら、はたまた課題続行中なら、あなたの人生に残るだろう。

それは、魂が望むことだから。

しかし、そうではない場合、課題が終わったときには、いずれ離れていく。

 

それもまた、魂が望むことだから。