八百万の神々(ヤオヨロズ) 秩父 三峰神社

2017.7.3  Chikako Natsui
/ / / / / / / / / /

同じ言葉を三回聞いたら、そこには「何か」ある。
以前、そんな話を聞いたことがあった。

では、三回同じ地名を聞いたなら?

それが、埼玉県秩父にある三峰神社だった。

この2〜3ヶ月で何度その神社の名前を聞いただろうか。

多い時は、一日に二度、三度聞くこともあった。

どうして、こんなに三峰神社?・・・何かあるのかな?

友人たちと行ってみることにした。

日曜日の朝、車で出発。

このメンバーで遠出をするのは初めてだ。

なぜ、この四人だったのか?

神社は、そこに縁がなければ、また、そこをお守りする神様の許しがなければ、
足を踏み入れることはできない。

鳥居。よく見かけるものだろう。

日本はそこかしこに鳥居がある。

日本人の多くは、特定の宗教を持たない。
だが実は、古来よりそこかしこに神様はいる。

山の神、海の神、農耕の神・・・どこの国よりも神様は多く、身近だ。

いわゆる、それが八百万(ヤオヨロズ)の神だ。

鳥居は神様の領域と人間界の境界を区切るために建てられている。
人間からしてみれば、鳥居から先が異界、そこに鎮座する神様の領域となる。

その領域に足を踏み入れるには、その神様にご縁があり、そして許されないとそこに行くことはできない。
人間が勝手に行っているように勘違いしがちだが、そこには「許し」があるのだ。

さて、三峰神社。

毎月一日は、白い「氣守」なるものが配布されるということで多くの参拝者がここを訪れる。
もちろん車も大渋滞だ。
一日でなくても、この神社のご利益、パワーは凄いと、
パワースポットとして、昨今大人気となっている神社だ。

私たちは、都合もあって二日の参拝となった。
事前の情報では、やはり渋滞は避けられないとか、
五時間かかったとか。

ちゃんとたどり着けるのか?

私たちは、そもそも、このお山の神様に許されるのだろうか?
少々不安になりながら、その領域に踏み入れた。(車でだけど)

無事、一の鳥居を通り過ぎ、
その山に踏み入った頃からだろうか、何か落ち着かない状態になる。

なぜか?

波動が変わったのだ。

私たちは通常は人間界の波動レベルで生きている。だが、神様の領域、高次の領域に入ると、
波動レベルの調整が行われる。
頭がボーッとしたり、痛くなったり、ドキドキしたり、息苦しくなったりと、その症状は様々だ。

私の場合、頭がボーッとして、少し息苦しさを感じた。

身体が波動の調整を必要としている。しばし、瞑想状態に入る。

瞑想の中で、そこを守る神々の意識にふれ、その領域に入ることの許しをこう。

車は神社を目指し快走。渋滞は全くなく、目的の場所へストレスなく到着。

それが、許しへの応えだったのか・・・。

車から降り、次の鳥居をくぐり、本殿を目指す。

途中、木々たちのエネルギーを感じながら、山の神を想う。

そこでふとこんなメッセージが入ってくる。

神様とは、神殿や拝殿に通常いるのではなく、この山そのものだと。