目醒めよインナーヒーラー!「氣」の合うひとを引き寄せている?

2019.5.4  Chikako Natsui
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「女は神人、男は海人」

琉球王国時代において、最高の聖域と位置づけられた久高島には、古くから「男は海人、女は神人」の諺が伝わる。久高島では男たちは成人して漁師になり、女たちは神女になるということである。(ウィキペディアより)

 

 

果たしてこれは久高島だけのことだろうか?

太古の昔、この世界は母系社会だったという。

※母系社会
母方の血筋によって家族や血縁集団を組織する社会制度である。

しかし、時の流れとともに、それが父系社会へと変わっていった。

※父系社会
父方の血筋による血縁集団を基礎とする社会形態や制度である。

 

母性、共存共栄、横のつながり、コミュニティ、助け合いは、力や恐怖による支配、縦のつながりへと変わっていった。人間界の構造が変わったのが先なのか? ネガティブエネルギーがひとのエゴをくすぐり、富や権力へと意識を向かわせ、果てが経済優先の社会的構造ができあったのが先なのか?

ともかく、はるか昔この世界は横から、縦のつながりを本筋とする構造へと変わっていった。

女性性がもてる直感力、創造性、感情、感覚、愛などのエネルギーは封じ込められた。

男系、男性性が悪い訳ではない。

そもそも性別に関わらず、ひとは男性性、女性性両方兼ね備えている。
両性がバランスよく機能することが望ましいのだが、肉体的な性に引きずられる傾向があった。

しかし、経済優先の社会が出来上がると、女性までものが女性性を無きものと扱うようになった。

そして、男性性がリードする世界が出来上がっていった。

それもまた、ネガティブエネルギーの大きな計画だったのかもしれない。

 

 

冒頭で記した言葉にもあるように、「女性は神人」。

これはこの世界に生きるすべての女性に当てはまるようにも思う。

子宮が位置する第2チャクラは、肝であり、魂につながる場所ともいう。
そこはひとりの人間を宿し成長させるほどの大きなエネルギーを内包している。
子宮は子どもを授かるだけではなく、「魂」を表現するために「今生」における人間的な「自分」を「創りだす」場所でもある。

しかし、長らく続く男系社会は、恐れ、支配的な社会構造となり、多くの女性たちは子宮にネガティブなエネルギーを蓄積してしまった。悲しみ、苦しみ、不安、嫉妬、様々な負の感情が解き放たれることなく、圧迫し、喜びを感じることから遠ざけた。女性性を抑え込み、創造性のエネルギーは小さくなっていった。

いまもなお、魂へとつながる神殿、神へとつながる神聖な場所は、ネガティブなエネルギーが充満し続ける。

 

女性性を抑えつけ、ネガティブエネルギーが創りだしたイリュージョンの世界からはみ出さないように生きようとする女性たち。
何か変だと思いながら、ホントウの自分を生きている感じがしない。でも出口が見つからない。

子宮に悲しみと苦しみを抱えながら。

 

 

女性の「氣」、「エネルギー」が弱くなっていく世界は、破滅への道を辿る。

なぜなら、男性は自分で「氣」を作れないという。だから、結婚前までは母親、結婚してからは妻の「氣」によって生かされ、活かされる。

だから、どんな家庭であってもお母さんが一番幸せで元気なのが、その家を幸福へと導く。
この世界では、男性が物質世界の大黒柱であることが多い。
だが見方を変えてみると、霊的には女性が大黒柱なのだ。

しかし、様々な要因によって女性の第2チャクラ、子宮、創造性、直感力のエネルギーが弱まりつつある。
魂からのメッセージは聴こえず、ホントウの自分とのつながりは途絶える。
そうなると、女性は自分を生かすので精一杯。
他者まで氣を回すことができず、自分で「氣」を作れない男性も弱まってくる。
さらにコミュニティをつなげることができず、人間関係も良好とはいえない世界ができあがってくる。

少し前に流行った言葉に「草食系男子」などがあるが、そもそもこれは女性の「氣」が弱まってしまったからかもしれない。

男性優位の資本主義、物質的世界は女性の氣を弱める。だがそれは男性の氣を弱めることにもつながる。
資本を維持するには、弱った男性の代わりに女性が女性性を見ないことにして、男性のように頑張るしかない。
だがそれでは女性も男性も弱まる・・・なんとも悪循環というのか、負のサイクルに入ったというのか、「女性の時代」といわれて何年経っただろうか。
結局のところ、この世界を破壊へと導く、ネガティブエネルギーの思うままになっているようだ。

 

 

身近なところでもこんなことがある。

よく婚活中のひとが「いい男性がいないわ〜」と言っていたり、縁がつながらないとか、恋愛や結婚がうまくいかないなどの場合には、その女性の子宮・第2チャクラが悲しみで埋め尽くされ、喜びのエネルギーを創りだせず、「いいひと」を引き寄せないのかもしれない。ネガティブなエネルギーで満タンになった子宮は他者を受け入れるスペースがなくなっているのかもしれない。

結局のところ出会ったひとは、女性の場合、自分の第2チャクラのエネルギーが投影された男性だと思うといい。「氣」の強い女性はエネルギーの強い男性を引き寄せるだろうし、その逆もまたそれなりだろう。

うちの亭主はどうしようもない!
なんであんなひとと付き合ってしまったのかしら?
・・・と、嘆きたくなったら、第2チャクラの状態、自分の内なる調和がとれているかをみた方がいいようだ。

男性優位の社会では、女性は男性に選ばれるという無意識層に書き込まれている。
その思いが長い長いときを経て、国によっては女性の集合無意識になっているようにも思う。

霊的世界から考えるなら、女性は自分の「氣」をあげてもいい男性を選んだ方がいい。
または、自分の「氣」と合う男性を選んだ方がいい。

氣が合う。大事ね!

頭で考えるとか、こころが求めてとかじゃなく、氣が合うね!

それによって、女性生と男性性のバランスがとれてくる。

 

ひとは、女性によってこの世界へ生み出される。そのエネルギーが弱まることは、この世界そのものが弱くなっていくことへもつながる。

女性の時代。

霊的なみかたをするなら、女性性の時代・・・だろうか。

女性でも男性でも、女性性の解放がこれからの時代の課題だろう。

子宮機能をもつ女性はもとより、男性も「母」という「女性」から生まれている。
代々受け継がれている母の女性性のカルマを多少なりとも引き受け、この世に誕生している。
だからよく男性は結婚相手として自分の母に雰囲気の似たひとを選びがちだ。
それは人間的な好み、生まれ育った環境への慣れ的なこともあるが、無意識にも母がもつカルマを感じさせる女性を選びがちだ。または、その解放をサポートしてくれる女性。

だから結婚やそれに類する関係性が「学び」となりカルマ解放へとつながる苦しい経験となる場合もある。

 

さて、水瓶座の時代に入ったばかりのいま、わたしたちは何をすればいいのだろうか?

まず、第二チャクラに溜め込んだネガティブなエネルギーを解放し、魂へとつながる神殿を大掃除する。
そして大地のエネルギーを引き上げ、それを蓄え、さらに大きく強くしていく。

そうなれば、徐々に自分が幸せや楽しさ、嬉しさを感じられるようになり、それが周囲へと影響を及ぼす。
それがうまく広がり、循環すれば、この世界全体の氣、エネルギーの質が変わってくる。

引き寄せ、創造性、具現化、それらすべてが変わってくる。

調和のとれた世界となっていく。

 

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