富士山は特別な御山。御山そのものが御神体。
地球のクラウンチャクラとも言われ、なるほど、富士山周辺に行くとエネルギーが上へ上へといく。
以前は、エネルギーバランスが乱れ、グラウディングがままならず、ただ気分が悪くなるだけだった。富士山がなんたるかを知らず、霊に取り憑かれたのかもしれないなどと不吉のことを考えたこともあった。
宇宙への入り口とも、天界への入り口とも言われる場所。
日本人にとって、いや、地球にとって特別な御山。
富士山。
そこは、大いなる宇宙=神とつながる場所であり、強いエネルギー、霊気、磁場となっている。
さて、誕生日前日。
ふと、富士山周辺の神社に行きたくなった。
昨年は、富士山本宮浅間大社へ行った。
その時、富士山周辺に点在する浅間神社のことを教えていただいた。
いずれ行ってみたいと思っていたが、なんだかんだで1年経っていた。
そして、今回呼ばれたのは、北口本宮富士浅間神社。
この日は、残念なことに雨。
・・・「浄化か・・」と、思い直す。
行ってみて納得。
そこには、弁天様の市杵島姫が祀られていた。
市杵島姫は、祓いの神の瀬織津姫とも同一神とされている。
水の神。清めの神。龍神。
神旅で行くところ、行くところ、市杵島姫がいらっしゃる。
そのせいか雨のことも多い。
市杵島姫。雨。浄化。
もれなくセットになっている気が、この頃してる。
この世界のダークエナジーを私が貰い受け、神社で祓い清め、エネルギーを整え、また現界へと戻って行く。
八百万のメッセージを伝えるとともに、それが私の神旅の主たる目的になっているようだ。
さて、傘をさしながら北口本宮富士浅間神社へご参拝。
ご祭神は、
木花佐久夜毘売
瓊瓊杵尊
大山祇神
三人の神様が祀られている。
木花佐久夜毘売と瓊瓊杵尊はご夫婦。
大山祇神の娘が木花佐久夜毘売。
苔むし灯篭が並ぶ、杉木立ちを抜けて行くと、北口本宮富士浅間神社の拝殿。
歴史を感じる。風情と重みが合間って、いいエネルギーを感じた。
その前に、龍の口から溢れ出る湧き水は必見。
ものすごい水量で圧倒される!
どうやら富士山から流れ落ちた湧き水らしい。
午前の早い時間もあってか、境内にはあまりひとがいない。
拝殿にて参拝のあとは、晴れていれば富士山がどかーんと見えるはずの、なんとそこは!「富士山一合目」へと足を運ぶ。(その場所は富士山一合目だったとは、のちに境内で出会った神社の方?「おじさん」に教えてもらったことでした。)
神社の少し奥まっているところであり、富士山の足元な訳もあってか、霊気の大きさと強さが、そこは違っている。
激しく降ってきた雨に浄化されつつ、肉眼では見えない目の前の富士山からエネルギーを充電する。
名残惜しいと思いながら、雨に気圧されて元来た道を引き返した。
その道すがらには、様々な神様の分け御魂がお社になっている。
一つ一つ神様の名前を確かめながら、ご挨拶。
ふむふむ、この神様もいらっしゃる。
小さなお社が終わる頃、視線を左に向けると、そこには諏訪の神様がいらっしゃる。
7月に長野の諏訪大社に参拝したばかりだったので、以前まではなかった親近感のようなものが湧き上がる。力を与えてくれるような・・・そんな気持ちになった。
そして、そこに辿り着く前に、市杵島姫がいらっしゃる。
もちろん、いつも守ってくださっているお礼とご挨拶をする。
神旅につきものの「おじさん」登場!
ここにもいた!
神旅、おじさん、市杵島姫、雨、浄化・・・おじさんも含んでワンセットかな!?
私の神旅は、下調べはしない。
神旅どころか、生き方全般といった方がいいか。
頭に浮かぶ → 行動 → 気づき → 理解
富士山の一合目や、この木に触るといいよ〜とか、おそらく神社のひとであろう、おじさんに教えてくれた。
余りに楽天すぎて、危なっかしくて、ガイドが常に見守る・・っていうより、見張っていてくれる感じがする。
私はそんなことはお構い無しに、強い霊気を発する木をそろりと触り、しばしエネルギーの循環をする。
ご祭神が、木花佐久夜毘売がいらっしゃるせいか、神社の境内全体は和やかな気を感じた。
富士山の足元にどっかりのっている割には、穏やかな空気。
雨が降っていたせいもあったのだろうか。
何から何まで浄化されていた。
ところで、木花佐久夜毘売は「産霊(ムスヒ)」の神力を現すものとされている。
縁結びはもとより、あらゆるものを産み出すエネルギーを意味する。
なるほど。
この日は私の誕生日。
リ・スタートとなる日にスピリットガイドが導いたのは、「産霊(ムスヒ)」の神だったか。
そんなことに後から気づいた。
北口本宮富士浅間神社
http://sengenjinja.jp/saijin/index.html
ご祭神
木花佐久夜毘売
主な御神徳は安産・火防、富士山の女神。大変美しい女神であったため、天孫・瓊瓊杵尊の妻となり、猛火の中で3柱の皇子をご安産なされた故事があります。芸能の神、酒造の神、養蚕の神としても信仰を集めてきました。その全てにはムスビ(産霊)の御力が通じており、モノを生み出す神であるといえます。また、水を司る神であり、転じて交通や流通の神でもあります。
瓊瓊杵尊
天照皇大神の孫神様で、天孫降臨をなされ、木花開耶姫命を娶られました。三種の神器を現世にもたらしました。神武天皇の曾祖父神様で、昔話で名高い海幸彦・山幸彦の父神様です。姫神様と強い絆で結ばれた夫婦神として、夫婦和合・夫婦円満の霊験あらたかです。
大山祇神
木花開耶姫命の父神様。全ての山の神様。姫神様のご夫婦と共にお祀りされ、家族の円満を守り導いて下さいます。
(北口本宮富士浅間神社HPより)
「産霊(ムスヒ)」とは?
あらゆるものを生み出す神霊をいい、「産むす霊ひ、産む巣す日ひ、魂むすひ、産むす日ひ、産むす魂ひ」とも表記されます。
「ムス」は生成発展する意、「ヒ」は霊または神秘的なはたらきを意味し、「ムスヒ」とは「天地・万物を生成発展させる霊的なはたらき」を意味します。「ムスヒ」の観念は幅広く、神道においては「神々の生成をはじめ万物の生成発展にかかわる重要な概念」とされています。また、『古事記』の神話から「衰えようとする魂を奮い立たせるはたらきをもつ」信仰があったことがわかります。(参考『神道事典』弘文堂、國學院大學日本文化研究所編)
ムスビの神としては、高御産巣日神や出雲の結神らが名高いですが、当社御祭神・コノハナサクヤヒメ様の様々に深き御神徳もまた、この一語によってほぼ表せるといえます。
子の生み育て ―――― 子授け、安産、子育て…等
関係を生み出す ――― 縁結び、夫婦円満、良縁…等
産業を興し増やす ―― 起業、事業繁栄、養蚕…等
モノを生み出す ――― 酒造(発酵)、芸術…等
(北口本宮富士浅間神社HPより)