「あなたは完成された光の存在です。」
「一人一人がこの地上に存在する理由を持っています。」
「あなたに起こるすべてのことは、
あなたをハイアーセルフへと移し入れるためのものです。」
この言葉を、
皆さんはどのように感じるでしょうか。
私は、この言葉を聞いた時、
真実かどうかは別として、
直感的に『好きだな。』と感じました。
この言葉は、
光の存在である『オリン』からのメッセージを
サネヤ・ロウマン氏がチャネリングして
書き起こした本、
『リヴィング・ウィズ・ジョイ』
からの一節です。
当時の私は、
職場や家庭での人間関係に
疲弊していました。
相手に変わってほしい。
相手を変える力のない自分が悔しい。
こんな自分に育てた親が憎い。
どんなに頑張っても、
祈っても、
瞑想しても、
現実は何も変化せず、
辛い日々が続くだけの毎日でした。
“こんな私なんか、いなくてもいいんだ。”
“私は絶対に幸せにはなれないんだ。”
そんなひねくれた被害者意識の私にとって、
この言葉は今までと違う道を示していました。
もしも、自分が本当に
完成された光の存在だとしたら・・・。
もしも、相手も本当に
完成された光の存在だとしたら・・・。
もしも、目の前の出来事が本当に
光の存在である自分を思い出すために
起きているのだとしたら・・・。
・
・
・
もうすでに、
自分の頭で考えつくことは、
やりつくしていました。
もうこれ以上、
自分にできることは何もないと、
無力感に苛まれていました。
『まず、彼らが現在いる成長の次元は
進化することができるという想念を送り、
それから今のありのままの愛を彼らに送ってください。
あなたが光を持ち運んでいて、
それを自分が触れ合うすべての人々に
もたらすことができるのだということを知ってください。』
(「リヴィング・ウィズ・ジョイ」より)
彼らが変わることを願うのではない。
私が変わること。
この内容が真実かどうかは、
重要ではありませんでした。
ただ、この考え方に共感し、
取り入れてみたいと思いました。
そうは言っても、
実際に取り入れるのは簡単では
ありませんでしたが、
今は、少しずつ慣れてきたかなぁと
思っています。
☆
自然界は、すべてが完成された光の存在です。
植物も、動物も、昆虫も、微生物も。
ヒトが自然を求めるのは、
自然の中では自分が光の存在であることを
思い出しやすくなるからではないでしょうか。
☆
自然を感じ、そして、
光の存在である自分を感じる。
さらには、
光の存在である相手も感じる。
すべてが完成された現在だと認識することが、
複雑な自我を持った人類に課された
大きなテーマであるような気がしています。
勝手ながら、それが宇宙の進化であり、
宇宙の意思であるような気がしているのです。
(文:飯田みゆき)
☆
これまでの物語はこちら
↓
「真の自己ってなんだろう」
森と魂のセラピスト、森林インストラクター、ハーバルプラクティショナー、薬剤師。
テーマ『自然と対話し、自分と対話し、今ここにある自分を祝福する』。
⇒森の癒しのヒミツを探る~森と魂のセラピストブログ