愛と愛情、
愛は、意識を高い次元へ。
愛情は、聖なる愛を内包した生体を育む。
しかし、愛情にはカルマを含むため、「純粋」とはなりにくい。
狭義の、自分本位の、自分の価値観のなかの、「情」。愛と憎しみは紙一重なんだか、裏と表なんだか。
犯罪白書よれば、殺人の半数以上は親族間でのこと。
てんびんが傾けば、「情」は、愛憎、どちらにもなり得る。不安定なものだ。
そして、これらを運命やカルマということがある。
支配するのは、天にある星々、天の神々だ。
神話的元型は、個人的無意識・集合的無意識を支配する。
すると、まるで神話のあのひとのような人生、神話のあのひとたちのような関係性が、この世界で繰り広げられる。
天にある星 地にもみたり それらは、まるごとひとの内にみたり。
さて、星を解くとはどういうことか?
ファミリーコンステレーション🌟 月がみせる 愛と愛情と愛着と 母と娘の物語
話の続きで説明しよう。
母と娘の神話で代表されるのは、豊穣の女神 デメテルとその娘 コレのちのペルセフォネだ。
人間的にいえば、この女神親子も不自然な愛情で結ばれていたのだろう。
ところが、その時はやってきた。
大宇宙の法理が動く。不自然は自然に糺される。自然に還す。
冥王星 ハデスによって彼が支配する冥界・地下世界へと連れ去られるコレ。
狂ったように嘆き悲しみ、何日も娘を探し続けるデメテル。
結局、デメテルはコレを探しあて、取り戻すことはできたものの、冥界の果実を口にした娘は、100%地上に戻ることは許されず、1年の1/4を冥界で過ごすことになった。
豊穣の女神であるデメテルは、娘が自分のそばを離れるのを悲しみ、大地に実りをもたらすことを止めた。
それが、冬である。
ホロスコープでは、デメテルとコレ(ペルセフォネ)の話は、乙女座の元型的神話としてあつかわれる。
また、コレの地下世界への旅は、女性にとっての通過儀礼・イニシエーションでもある。
人間的には、娘は母から分離し、ひとりの女性になる。
魂的には、守り育てられたいたキリスト種が発芽のときを迎える。
わたしを例にすると、
乙女座生まれであるから、デメテルとコレ(ペルセフォネ)の神話的元型がわたしのうちにも運命・カルマとして組み込まれていた。
そして、この生で定められていたイニシエーション。
これは、母の亡くなった日付が示唆していた。11月11日。さそり座だ。
さそり座の支配星は、冥王星。死と破壊を司る。冥界の王 ハデス。
また、さそり座は、イニシエーションに先立つテストを支配するといわれる星座でもある。
新たなステージへ赴くための門を開く試練。
すると、その先にある経験は、いま・ここでの経験よりもっと大きいというのか、深いというのか、激しいのか、そういうものになるのだろうと予想がつく。
さそり座の試練。
もちろん、このときここで死ぬことは無かったが、とにかく死が身近だった。
開く扉は、「死」。
もっとも苦手で逃げたかったが、とても惹かれる世界でもあった。
逃げたいけど、惹かれる。わたしのなかで「死」は大きな位置を占めていた。
というのも、「死」がこの世界で解くべく運命・カルマだから!と、のちに理解したけれど。
こうして、わたしは、知らず知らず、ハデスが司る地下世界へ入っていった。
生きるために!
生きるため、死の世界へ赴いた。
死と向き合い、理解し、放ち、統合するため。
それは、わたしに関わる冥王星の特性のひとつを解くことであり、その影響から放たれることである。
すなわち、魂の目醒めを意味する。
冥王星の暗部は、わたしに影響をおよぼすことはできない。
「死」は、肉体の滅びではなく、
新たな扉へと導かれるための作業である。
ところで、たとえば太陽や上昇宮がさそり座にある場合には、さそり座の影響下にある。
魂の段階によっては、人生そのものが試練の連続にもなり得る。
気づかなければ、ただ運命に翻弄されるがままになり得る。
だが、なんの用意もないまま、性急に地下世界へ赴くことは危険である。
「そのとき」が必ずあるし、やってくる。
これはまた、次に。
星を解く
魂を解く
運命を解く
BlueRose 奇跡の花
祈りと慈しみの器(BlueRose project)
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