魂の旅 人間になりたかった言葉

2024.11.21  Chikako Natsui
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言葉は肉体を得た。そして、人間になった。

この太陽系にある星たちの特性をひとつひとつ集め、最終的に地球でカタチを成した。

 

霊から分離した魂が辿る過程は、

古代ローマ時代を生きたマクロピウスなるひとの言葉を借りると、

土星では理性と叡智、木星では行動力、火星では怒りやすい性質、太陽では知覚と思弁の力、金星では欲望、水星では思想と唱え表現する手段、月では体を発生させ増加させる力が地球上で試練を受けるために与えられる。

最後の地球において、地・水・火・風の4つの要素での成形となる。

 

わたしたち人間が存在するためには、地球を含めた太陽系にある惑星は不可欠。

ある星が動くと、人間も動く。影響されるということだ。

いにしえの人びとは星々を神と崇め、信仰したのも分かる。

機構整備された現代社会とは違い、ある星がその位置に来ると川が氾濫するとか、今年は農作物が不作だとなれば、生命維持の恐れは、そのまま天地の神々への畏れ奉る気持ちへと自然と向くだろう。

 

さて、言葉に戻ろう。

魂が人間になる過程で分かるとおり、「言葉」は純粋では無くなった。

惑星の特性を幾重にも纏ったからだ。

人間とは別なルートを辿っているが、惑星もまた進化の途上にある。

だから、その特性は星々が複数複雑に絡み合って、人間に反映されている。

言ってしまえば、惑星にもカルマがあり、それが人間にオンされる。

 

無知で怠惰は大罪だと言ったいにしえの学士がいた。

受け入れ難い表現ではあるが、知らぬうちに星々のカルマを引き受け、右往左往した人生だったかと思えば、学士の叱咤激励ともとれようか。

知ることで、選択の余地がうまれる。その先を考えることができる。

 

時の流れ、時代の変遷。

産めよ増やせよ。人間が増え、言葉が増えた。

どんどん、どんどん増えていった。

ホントウの言葉は隠され、必要な言葉は埋もれ、詐りが世界を成した。

すると、その言葉しか知らぬから、それを使う。

 

 

「口に入るものは人を汚すことはない。かえって口から出るものが人を汚すのである」
(マタイ福音書15)

 

 

 

なるほど、耳が痛い。

口を司るのは第5チャクラ。スロートチャクラといわれ、喉に位置する。

それは感情を司る仙骨にある第2チャクラと対になる。

不要な感情が解放されないと、魂を表現する第5チャクラは機能しない。

不必要な発言や詐りは、魂との不一致を意味する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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