その日の夜から幽体離脱が始まった

天地人

３つがひとつになって世界をつくる。

心身魂

３つがひとつになって人間になる。

どれが無くても、世界も人間も機能しない。

ただし、どこかのパートが弱ければ、違うパートがカバーできる。

例えば、地のパートが弱ければ、人間パートがカバーし、天のパートをつなげ、この世界を成り立たせる。

地球は生きている！

日々、進化する。

地球と太陽系、地球と動物界や自然界などの異世界を橋渡しするのが、人類。

しかし、その意識は、人間界の中でだけ渦巻いていることが多い。

なぜなら、魂とつながっていないことが理由のひとつ。

他の世界が見えにくい。

人間システムの場合、心身のエネルギーが小さいと魂とはつながりにくい。

なぜなら、高い次元のエネルギーは大きい。振動している。「人間」の器に収まりきれない。

すると、魂とつながらない人間システムは、源から離され、まるで根無草のように不安定な状態になる。

私はだれ？　ここはどこ？

本当の私は？

自分探しの旅が孤独に続く。

夜空の星を眺めては、ここにいたくない〜と涙が流れる。

安心感、平和。

それらは、魂を介し、源にふれた時に広がる。

この世界を楽しく、喜びに溢れていると思う人がいる。

この世界は暗く閉ざされ、苦しみに満ちていると思う人がいる。

この世界は平和だと思う人がいる。

この世界は戦争ばかりだと思う人がいる。

どのような違いがあるのだろう？

現象化

その人がつくり出す像。

その人を形つくるエネルギー。

結論からいうと、

喜びに溢れた現象をつくるのには、

心身を健やかに、エネルギーを整え、いわゆるグラウディングをする。

魂のエネルギーが安心して、人間という器に収まるように。

なるほど、

安心安全とは、

魂が人間にすっぽり収まっているかで捉えられる感覚と感情のようだ。

魂と人間がうまくかみ合っていないケース。

最近、思い出したことがある。

天地人。心身魂がうまく噛み合わなかった。

高校１年だったか、３年だったか。

その日は遠足。

少し離れたところにある公園にバスで向かった。

そこには多くはないが、遊園地でみるような遊具があった。

得意ではなかったが、友人たちと一緒にジェットコースターに乗った。

その日の夜からだった。

就寝中に幽体離脱が始まった。

肉体とエネルギー体のズレ。

うっかりすれば、私という人間は、この世界から消え、魂は還っていった。

霊的知識に乏しかったが、本などで調べたのだろうが、あるいは直感的にか、幽体離脱だと理解した。

脱け癖がついてから、どのくらいそれが続いただろうか。

人間には適応力と好奇心があるもので、嫌だと思う状態の中でも、ストレスの少ない、最善の状態を探す。

検証を重ねた結果、どうやら仰向けで寝ると脱けやすい。だったら横向きで寝よう！

それが、年単位で続いていたように思う。

やがて、環境も変わり、経験を重ね、エネルギーが大きくなっていった。

社会・仕事・人間関係、さまざまな経験を通し、ビクビク生きていた高校生の頃とは違ったエネルギーに変化した。

魂を入れるための、「人間」という器が大きくなっていった。

以前より肉体は強さを増し、同時に、脱け癖も無くなった。

とりあえずは、心身魂がつながっている状態。

とりあえずは、魂が器にグラウディングした状態。

だが、それだけでは、魂はものたりない。

ものたりないというより、前進あるのみ！　階段のぼるのみ！　ということ。

さらに大きなエネルギーを受け容れるよう促す。

そんなわけで、器をこれまで以上に大きく強くしなければならない。

断捨離。家の中を大掃除するように、エネルギー体の浄化が始まった。

そして、エーテル体を強くする。

やがて、魂と人間の器（心身）がかみ合うようになった。

ここでまた、再納得。

かみ合うとは、神合う。

人間と、神＝大宇宙が出会うのが、魂の座。

ところで、ここにきてもうひとつ理解したことがあった。

最初は、幽体離脱と知った。

それは、ジェットコースターに乗ったことが刺激となって、肉体とエネルギー体がズレたのだろうと考えた。

そしてそこには、天地のエネルギーが磁力的に働いた。

その日、そこでジェットコースターに乗ったからといって、みんながみんな幽体離脱するわけではない。

むしろほとんどのひとにそんなことは起こらない。

だが、ある特性によっては、いとも容易く分解される。

思い返せば、自分に何が起きたのか分からないまま、浮遊霊にならなくて良かった〜。

・・・と、思う。