【祈り】太古の聖域・元春日 不適な笑みを浮かべる神鹿との出会い! 河内一之宮 枚岡神社・大阪

2023.1.5  Chikako Natsui
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2022年 年末は関西へ!

明日は冬至という節目の時。この日お会いした方とご一緒に、その方の産土・枚岡神社を訪れた。

大阪・心斎橋駅から難波駅で近鉄奈良線へ乗り換え、枚岡駅下車。

枚岡神社は、駅から歩いてすぐのところにある。

 

河内一之宮 枚岡神社

住所:大阪府東大阪市出雲井町7-16

 

ご祭神: 天児屋根命・比売御神経津主命・武甕槌命

 

枚岡神社の創祀は、皇紀前まで遡り、初代天皇の神武天皇が大和の地で即位される3年前と伝えられています。
神武御東征の砌、神武天皇の勅命を奉じて、天種子命(あめのたねこのみこと)が平国(くにむけ)(国土平定)を祈願するため天児屋根命・比売御神の二神を、霊地神津嶽(かみつだけ)に一大磐境を設け祀られたのが枚岡神社の創祀とされています。

枚岡神社は、永く神津嶽にお祀りされましたが、孝徳天皇の白雉元年(はくちがんねん)(650年)9月16日に、平岡連らにより山麓の現地へ奉遷されたと伝えられています。神護景雲(じんごけいうん)2年(768年)に、天児屋根命・比売御神の二神が春日山本宮の峰に影向せられ、春日神社に祀られました。このことから当社が「元春日(もとかすが)」とよばれる由縁であります。
(枚岡神社HPより)

 

 

大阪府東部、生駒山地西麓において西面して鎮座する。後背山上の神津嶽における山岳信仰に始まるとされ、中臣氏の祖の天児屋根命を主祭神とする中臣氏の氏神として知られる。

中臣氏から分かれた藤原氏が氏神として春日大社を創建した際には、祭神4柱のうち2柱として当社の天児屋根命・比売神の分霊が勧請されており、それに由来して「元春日」とも称される。
(Wikipediaより)

 

 

それでは、枚岡神社へ!

 

 

二の鳥居

 

 

ちなみに、一の鳥居は二の鳥居から800mほど西にあり、昔の東高野街道に面して建てられたそう。

一の鳥居からが枚岡神社の参詣道になっているようだ。(枚岡神社HPより参照)

 

二の鳥居をくぐり境内へ。

すると、暮れも押し迫り、冬至に予定される神事「注連縄掛神事」別名お笑い神事(枚岡神社HPより)の準備がされていた。

 

 

境内案内・ご由緒

 

 

手水舎

 

鹿の口から水が流れる。

ここは元春日。

奈良の春日大社といえば、鹿! 神鹿。

ご祭神の武甕槌命の神使い。

 

 

狛鹿

 

狛犬ならぬ、狛鹿!

 

 

なで鹿

 

そして、こちらもなで牛ならぬ、なで鹿!

 

 

 

さらに奥へ

 

 

階段を上らず、左手へ向かう。

そこは、禊場。

 

禊場

本殿のまわりから湧き出るご神水が流れ込んでいる。「二条の滝」とよばれ、古くより滝行する神聖な場所とされているという。

 

 

 

 

そして、階段を上り、いよいよ本殿へ!

 

本殿

 

年末の神事やお正月前も重なり、参拝者は比較的少ない。

のんびりご挨拶できた。

 

 

 

本殿に向かって右後方へと向かうと、境内社が並んでいた。

 

一言主神社

 

 

出雲井

「枚岡山の水源地で、太古より湧水が湧き出て氏子中から深く崇敬されてまいりました。」

 

 

井戸が発する氣が強い。

おそらくこの井戸にある八百万が地主神なのだろう・・。

 

 

若宮神社

祭神:天押雲根命

天児屋根命の御子神。春日大社等においても若宮として祀られる。『古事記』・『日本書紀』等には見えないが、『中臣寿詞』では天の二上に登って皇御孫尊の御膳水をとったとする伝承が記述される。社殿奥には「出雲井」と称される井戸がある(一説に出雲井町の地名の由来)
(Wikipediaより)

 

 

飛来天神社

祭神:天之御中主神

 

 

一見、丘と池なのだが、力強い。

それは大地のパワーではない。

天と地が合わさり、プラスマイナス0の強さだ。

それが、天之御中主神。

陰陽どちらでもない。どちらにも偏らない。

根源のエネルギー。

 

天之御中主神は、源へと導く。

 

 

遥拝所

榊の木を通して、宮中の皇霊殿(春分・秋分の皇霊祭)・伊勢神宮(神嘗祭)
橿原神宮(紀元祭)を遥拝する他、神津嶽を遥拝する所です。
(枚岡神社HPより)

 

 

白水井

「この水にふれると眼病改善や母乳が良く出るといわれる。」

 

 

天神地祇社

明治初年まで境内にお祀りされていた十九社の末社や、氏子地域内で祀られていた神社が合祀されています。
(枚岡神社HPより)

 

 

 

 

天神地祇神社の先へ行くと、公園や梅林がある。

高台になっていて、眼下に東大阪の街を見ることができる。

清清した場所。

地域の方々の憩いになっていた。

 

わたしたちは境内へ引き返し、すると、出雲井御神水をいただける場所があった!

 

出雲井御神水

 

 

感謝と祈りの道

枚岡神社についての詳細が記されている。

 

 

 

河内一之宮 枚岡神社。

歴史のあるお社だった。

地の氣の強さは、天の氣を引き寄せる。

ここに住まう人びとの氣を高める。生命力を増大させる。

土着的、土臭くならないのは、天之御中主神が祀られているからだろうか。

 

天と地がつながる場所。

 

ところで、出雲井。

ここで、地の名前は、地の特性を表していた。

 

 

ここでの出会いは、

明日、冬至へとつながっていく。