魂は、この世に誕生する時に、人生のストーリーを決めてくる。
誕生日、親、名前、どんな人生・・・。
ただ、人生については、あらかじめのストーリー通りにいかない場合もある。
前世からのカルマや生まれる時のトラウマ、インナーチャイルド、
エゴなどが複雑に絡み合った糸のように、決めたはずの道とは到底違う道を歩き、さらに迷子にさせる。
迷子になった魂は、ちょっと大変。
いつずれかの時に軌道修正をさせられるかもしれないし、そのまま人生を終えるかもしれない。
今生で使命を誓った魂は、蹴っ飛ばされても軌道修正させられる。
さらに大きく軌道が外れてしまった魂は、軌道修正のタイミングや方法は荒っぽくされる。
今生に生を受けたほとんどの魂は、今、迷子になっている。
それが異界へと影響を及ぼしている。
原点回帰。
そんな時は、名前に、誕生日に戻ってみると、そこに大きなヒントがあるかもしれない。
あなたの魂が何をしにこの世に遊びに来たのかのヒントが見つかるかもしれない。
私の魂は、おおいなるものからの光やメッセージを通し、人々の意識をサポートする。
そして、人間界と異界をつなぐ。
小さい頃から異界との距離が近かったせいもあってか、他者が不思議だと思うことが、
「普通」だった・・・ようだ。(あとから気づいた)
なぜなら、それが「普通」だと思える土地、両親を選んで生まれてきたからだ。
母は、見えざる世界・霊界に近い人だった。
父は、自然界に愛される人だ。
二人とも歌や踊りが好き。
だが、母はスピリチュアルの知識がなくて、見えざる世界から影響を受けると、
全て病気とみなしていた。
自分の体質を知る、スピリチュアルの「知識」をもつことは必要だということを
母の姿をみて学んだ。
そんな訳で、母も色々な経験をしている。そして、私は母からそれを聞かされ、
自分も経験して育っているので、見えざる世界はこの次元となんら変わらない。
スピリチュアルな能力のことを「それってどんな感じですか?」と聞かれることがあるが、
お腹が空いたらご飯を食べる、雨が降ったら傘をさすようなものだから、そこに理由はない。
さて、母からこんな話を聞いたことがある。
そのおばさんは母の友達だった。
ある日急に倒れて病院に運ばれた。意識不明。
何が原因か、医師も分からなかったそうだ。
だが、意識のない状態にも関わらず、そのおばさんは言葉を発したらしい。
「御幣(ごへい)」
御幣とは、所によっては、大麻(おおぬさ)ともいうのかもしれない。
神社でお祓いの時に使う、はたきのようなもののことだ。
それを聞いていた、おばさんのご主人は、???になったらしい。
それでも、近所の親戚でもある神社の神主さんに聞いたらしい。
初めはその神主さんも???だったらしいのだが、急に記憶が呼び覚まされた。
実は、その神主さんのお父さんの代に、その「御幣(ごへい)」を意識不明の
おばさんの家に貸し出していたのか・・・?
とにかく、おばさんの家に「御幣(ごへい)」があるということに気づいた。
おばさんのご主人は、家中「御幣(ごへい)」を探し回り、ようやく見つけた。
そして、その「御幣(ごへい)」でベッドに横たわるおばさんの体をさすったそうだ。
「御幣(ごへい)」で体をさすれと言ったのは、神主さんだったか、
うわ言でおばさんが言ったか、誰が言ったのかは覚えていない。
その神主さんは神様の声をおろす人でもあったので、もしかしたら、
神様かスピリットガイドからの指示だったかもしれない。
「御幣(ごへい)」で身体をさすられたおばさんは?
もちろん、無事のこの世に戻ってきた。
神旅を続けていると、私自身も不思議なことを経験する。
人間が足を踏み入れてはいけない神様=おおいなるものの領域はある。
そこは、畏敬の念をもって立ち居振舞う必要がある。
人間の私利私欲、業、面白半分で立ち入ってはいけない。
ただ極端に怖がる必要はない。
それは他者に対する接し方と一緒だと思う。
例えば、多くの人は、他人の家に無断でズカズカと入ることはしないだろう。
勝手に人のものを自分のものにすることはないだろう。
神様=おおいなるものの領域も同じことだ。無断でズカズカと入ってはいけない。
神様の領域だけではない。それは、どんな異界も一緒だ。
それぞれの異界の領域がある。
それを人間の傲慢さで犯してならない。