住所 栃木県足利市西宮町3889
ご祭神 天御鉾命 八千々姫命
1200年余の機場としての歴史をもつ足利。この足利に機織の神社がないことに気づき、宝永2年(1705年)足利藩主であった戸田忠利が、伊勢神宮の直轄であり天照大神(あまてらすおおみかみ)の絹の衣を織っていたという神服織機神社(かんはとりはたどのじんじゃ)の織師、天御鉾命(あめのみほこのみこと)と織女、天八千々姫命(あめのやちちひめのみこと)の二柱を現在の足利市通4丁目にある八雲神社へ合祀。その後、明治12年(1879年)機神山(はたがみやま)(現在の織姫山)の中腹に織姫神社を遷宮した。
二柱の神様は共同して織物(生地)を織って、天照大御神に献上したといわれています。
織物は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織りあって織物(生地)となることから、男女二人の神様をご祭神とする縁結びの神社といわれるようになりました。
また、織物をつくる織機(しょっき)や機械は、鉄でできているものも多いことから全産業の神様といわれ7つのご縁を結ぶ産業振興と縁結びの神社といわれております。
(足利織姫神社HPより)
北に氣が向く。
この日訪れたのは足利織姫神社。
織姫山の中腹にある。以前の山の名前は機神(はたかみ)山というらしい。
どちらにしても、機織りを連想する。
そのはず、足利の織物の歴史は古い。奈良時代の初めまでさかのぼる。
さて、織姫神社。
太陽の光が降り注ぎ、晩秋ともいえる季節のわりには、暑いくらいの陽氣だ。
ご由緒を読むと、
天照大御神に関係する八百万なのだと、妙に納得する。
暑い!
裏参道より境内へ。
朱塗りの社殿が美しい!
現在の社殿は1937年に完成したらしいが、
京都 宇治市にある平等院鳳凰堂をモデルになっているようだ。
社殿前から境内を撮影。
御神木の厄祓い
上下の木を叩くようだ。
境内
手水舎
紅葉が嫌い!
道祖神
七色の鳥居
朱色の鳥居が常だが、足利織姫神社には七色の鳥居がある。
太陽と紅葉と鳥居! 際立つ美しさ。
七色の鳥居についての案内
最後もまた紅葉!
太陽全開! 陽の氣・男性性のお社だった。
紅葉の季節も加味されているかもしれないな。
燃え立つ赤が、陽の氣にプラスして炎のようだ。
ご祭神が男女二柱。
「織物は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織りあって織物(生地)となることから、」
産霊(ムスヒ)そのものなのだろうな。
じんわりとして、静かなパワーのようなものを感じるお社だった。