山梨県北杜市小淵沢にある大滝神社を訪れた。
大滝神社
住所:山梨県北杜市小淵沢町上笹尾2734ー2
ご祭神 大国主命 少彦名命
崇神天皇十年武渟川別命当国御巡視の説、清水の涌出を御覧になり、農業の本、国民の生命、肇国の基礎と称せられ、自ら壇を設けて祭祀し、王子武川別命を留めて社地八反二畝十二歩を奉納し、爾後その末裔代々祭主となる。これ当社の創始と云ふ。寛文以前は滝権現、明治初年に大滝権現、明治七年大滝社と改め、その後さらに大滝神社と改称した。同年村社に列する。(山梨県神社庁より)
三分一湧水(さんぶいちゆうすい)、女取湧水(めとりゆうすい)とともに環境省の名水百選に選定された「八ヶ岳南麓高原湧水群」のひとつで小淵沢高原の大滝神社境内に湧くのが大滝湧水(大滝神社)。日量2万2000tで、真夏でも水温は12~13度を保っています。豊富な湧水はニジマス、ヤマメの養殖に利用され、大滝湧水つり堀も設置。(ニッポン旅マガジンより)
神社名から、水神が鎮まっているのだろうと想像していた。
すると、到着してすぐ出会ったのは、お水取りらしいタンクを持ったグループと遭遇。
そこでようやく、大滝神社が豊富な湧水をお守りしていることを知った。
それでは、大滝神社へ!
境内へ入ると、下の写真で分かるように、提灯が吊るされているのに気づく。
本殿前では、幾人かの人びとが忙しそうに動いている。
お祭りかな?
本殿にてご挨拶が終わり、そこにいた方に聞いてみたところ、この日の夜から、大滝神社のお祭りがあるとのこと。
境内の氣が上がっているような、浮き立っているのは、間違いなくお祭りだから。
八百万が楽しげだ!
すると、来年の五穀豊穣へとつながりやすい。
本殿
水が流れる大きな音が聞こえる。
誘われるように、そちらへ向かう。
すると、本殿から一段下がったところに、もの凄い勢いで流れおちる水の流れがあった。
そこから、視線を左へ向ける。
すると、そこにあったのは、どっか〜んと、どでかいエネルギーを発する磐座。
地主さん?
そんなわけで、ご挨拶へ。
磐座
階段を登りきると、祠がたくさんがあった。
磐座のうえには、石碑。
「蚕影大神」
こちらの磐座は、蚕影大神の依り代なのだろう。
あっちこっちと、周辺は祠がたくさん置かれいた。
鎮めのための祠だろうが、
それだけ、この御山のエネルギーが強いのが分かる。
それはそうだ! 水を産みだすパワーがここにはある。
産霊(むすひ)の場所なのだ。
しかし、パワーがあるところとは、一方では産みだす力。一方では破壊の力をもつ。
不調和をきたせば、岩はぐらぐらと音をたて始め、人間界へゴロンゴロンと転がっていくかもしれない。
それを鎮めるための小さな祠。
ただ祠があるだけなら形だけのこと。霊力はない。
そこに想いを寄せる人のエネルギーが、祠を通して、天地の八百万へ送られる。
祠やお社はいわば役所の窓口のようなもの!
磐座周辺をうろうろしていると、別の岩が陽の光を浴びて、氣がみなぎり始めた。
どうやら今日の八百万の依り代は、こちらの岩のようだ。
パワーが大きいので、あまり近づきすぎては転びそうだったので、少し距離をとりつつご挨拶m(_ _)m
石碑
内容分からずm(_ _)m
少し下から、磐座を眺める。
パワーがみなぎっている!
お水とり
ここの水流の勢いも強い!
タンクを持ってくれば良かった〜と、ちょっとだけ頭をよぎった。
少し離れたところからの磐座。
木々に囲まれて、静かに鎮まっている。
入れ違いに親子連れが、階段を上っていく。
お祭りの準備をする氏子さんらしき人びとの忙しそうな姿を横目に、本殿下を歩く。
わさび田
豊富な湧水が、栽培に適している。
わさび田以外にも、大滝神社の地内には大滝湧水公園があり、ここではニジマスなどの養殖がなされている。
公園と磐座のある場所のエネルギーは全く違うのが面白い。
対比してはいないが、深みと明るさ。そのような言葉で表現できるだろうか。
水
生体を司るもの。
恵み
母なる地球の愛!