2022年7月14日は満月。
この日の満月は、地球と月と太陽が直線上に並び、地球と月が最も接近するため、地球からは月が最大に見える。
そのことから、占星学に由来して「スーパームーン」といわれるようになった。
太陽と月と地球のシンクロニシティ。
近しい関係がつくられる時、ヒとミズとツチが混じり合いコトを成す!
そのような劇的な瞬間を楽しむべく、7月の満月 スーパームーンにライトワークを開催。
参加者様には心より御礼と感謝申し上げます!
訪れたのは、神奈川県南足柄にある、大雄山最乗寺。
箱根ジオパークに含まれている。
ジオパークとは、大地の公園。
ジオは、地球や大地。パークは公園を意味する。
箱根や伊豆は海底火山が、やがて隆起し、長い時を経て、山々が作られ、水をうみだし、草木が繁り・・・
地と水と火が織られ、形を作り出していった。
天の氣が生命を吹き込み、風が広がりをもたせ、形は変わる。
大宇宙が成すことは、尊い。
それらの偉業に参加するスピリットたちもまた、氣高い。
さて、大雄山最乗寺。
ここは天狗伝説でも有名。
天狗は、そのままなら火の象徴であり、反対の意味なら風の象徴。
火を扱い。
火を防ぐ。
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集合は、伊豆箱根鉄道・大雄山線 小田原駅 改札前。
天狗のお出迎え!
改札前には、南足柄の地図。
たくさん観光スポットがあるのね〜と、旅心がかきたてられる。
それでは、大雄山線に乗り込み、出発!
ローカル線なので1時間の本数が少ない。だからこそ、風情があるというか、
旅行気分が上がってくる。
こうやって楽しい氣は、さまざまに伝染・拡散していく。
小田原から最乗寺のある大雄山駅までの乗車時間は、22分。
参加者様と話をしているうちに、アッという間の到着!
そうそう、足柄はまさかりかついだ金太郎さんの故郷。
♪〜クマにまたがりおウマの稽古〜♪
大雄山駅からバスに乗り込み、
最乗寺最寄りのバス停・道了尊まで、10分ほどと近い。
周囲の山々を眺めながら、楽しい気分は続く。
街中から徐々に山の中へ。
仁王門バス停あたりから、木立がとても美しい!
この先、どんな風景が待っているのかと、さらに気持ちが上がってくる。
そんなことを考えていると、バスは終点・道了尊のバス停に到着。
そこから歩いて、本堂を目指す。
ご本尊
釈迦牟尼仏
脇侍仏 文殊菩薩・普賢菩薩
開山了庵慧明禅師は、相模国大住郡糟谷の庄(現在伊勢原市)に生まれ、藤原姓である。
長じて地頭の職に在ったが、戦国乱世の虚しさを感じ、鎌倉 不聞禅師に就いて出家、能登總持寺の峨山禅師に参じ更に丹波(兵庫県三田市)永沢寺通幻禅師の大法を相続した。
50才半ばにして相模国に帰り、曽我の里に 竺圡庵を結んだ。そのある日、1羽の大鷲が禅師の袈裟をつかんで足柄の山中に飛び大松(袈裟掛けの松)の枝に掛ける奇瑞を現じた。その啓示によってこの山中に大寺を建立、大雄山最乗寺と号した。應永元年(1394年)3月10日のことである。(最乗寺HPより)
大雄山最乗寺の守護道了大薩埵は、修験道の満位の行者相模房道了尊者として世に知られる。
尊者はさきに 聖護院門跡覚増法親王につかえ幾多の霊験を現され、大和の金峰山、奈良大峰山、熊野三山に修行。三井寺園城寺勧学の座にあった時、大雄山開創に当り空を飛んで、了庵禅師のもとに参じ、土木の業に従事、約1年にしてこの大事業を完遂した。その力量は1人にして5百人に及び霊験は極めて多い。
應永18年3月27日、了庵禅師75才にしてご遷化。
道了大薩埵は「以後山中にあって大雄山を護り多くの人々を利済する」と五大誓願文を唱えて姿を変え、火焔を背負い右手に拄杖左手に綱を持ち白狐の背に立って、天地鳴動して山中に身をかくされた。以後諸願成就の道了大薩埵と称され絶大な尊崇をあつめ、十一面観世音菩薩の御化身であるとの御信仰をいよいよ深くしている。(最乗寺HPより)
この日は、雨が降ったり止んだりのお天気。
それもあってか、お参りする方もまばら。
ゆっくりじっくり、楽しみながら歩を進める。
木立の中、
苔むした階段。
優しい水の氣。
三門 ↓
感動するくらいパワーのある三門。
この下に立ち、空を仰ぐと、薄く射す光の量がググッと増える。
熱量倍増!
三門をくぐり抜け、
階段を上る。
すると、左側に、
座禅石 ↓
600年以上の昔、大雄山最乗寺御開山了庵慧明禅師がこの石の上で坐禅をしていたと言われている。
苔むした石。
すでに役目を終えているように思えるのだが、
不思議と強いパワーを発し、引き寄せられる。
肉体のパワーチャージ、調整がなされる。
座禅石の由緒 ↓
石からパワーをいただいて、
さらに先へと進む。
最乗寺の全景 ↓
階段を上る
上る
上る
京都の鞍馬山を思い出す。
鞍馬山ほど、山深くはないが、
天狗つながりでか、
階段を上り続けているせいか、
複数の条件が重なりあい、思い出した。
そして、瑠璃門到着!
本堂 ↓
靴を脱いで中でお参りすることができる。
静けさの中、
時おり、本堂の中を風が抜け、
心地よい。
しばらくその状態にいると、
時間という
この世界の枠から、
意識がはみ出したように感じられた。
こちらには、釈迦牟尼仏がお祀りされている。
本堂からすぐそこにあったのは、
一擲石 ↓
この石は半千力(500人力)と称された道了尊が投げた石である。(最乗寺HPより)
金剛水堂(井戸) ↓
当山開創の時、道了様が自ら井戸を掘り、土中から鉄印を得たが、これが当山重宝の御金印(おかのいん)である。
その跡から霊泉(金剛水)が湧出、以来600年、この霊泉を飲むものの諸病を癒していると、伝えられている。(最乗寺HPより)
最乗寺境内は、あらゆるところに見どころ・パワースポットがある。
ところで、ここは天狗に縁の地。
「天狗はどこに?」
誰ともなしに、頭の中で訊ねてみる。
すると、
「裏山にいる」
そう応えられた。
そうか、裏山か!
ということで、さらに先へと進む。
そして、また、階段を上る。
龍が2頭の手水舎 ↓
山に向かって歩いていると、右側には、
多宝塔 ↓
多宝如来を奉安。
清心の滝(清滝) ↓
滝の上には不動堂があり、堂内にはその昔、御岳山より勧請された清滝不動明王 天佑不動明王愛染明王が祀られている。
以前訪れた時にも思ったが、
清滝は、流れはそう強くはないのだが、
不思議とパワーと清浄さを感じる。
どこかで、これと似たようなエネルギーを・・・と、やってきたのは、
京都 貴船にある、高龗神。
最乗寺に到着してから、
鞍馬山を思い出しながら歩いていたせいか、、
大きく包み込むような圧倒的な水の氣のせいか、
貴船神社周辺の瑞々しくもあり、力強いエネルギーを思い出した。
上に小さな見えるのが、
清瀧不動尊 ↓
本尊清瀧不動尊、両脇に天祐不動明王・愛染明王を祀る。
関東三十六不動の第二番の札所。圓通橋から不動堂を望むと明神ヶ岳山麓から湧水を引いた「洗心之滝」を仰ぐことが出来る。
(最乗寺HPより)
清瀧不動尊 ↓
天狗、天狗と、さらに奥へと進む。
見えてきたのは、
結界門・御供橋 ↓
先に見えているのが結界門。その先から道了大薩埵の浄域とされる。
御供橋のあたりまで来ると、氣が変わったのが分かる。
結界門 ↓
左右の天狗が守護している。
結界門をくぐり抜けると、
やっぱり、階段!
上る
階段を登り終えると、
御真殿 ↓
当山守護妙覚道了大薩埵をご本尊に大天狗・小天狗が両脇侍として祀られている。
御真殿の中へ入らせていただくと、どかーんと大きな天狗が左右に並んでいる。
本堂とはまったく違うエネルギー。
天狗の氣か。
濃い〜。
御真殿から、奥の院へと向かう。
さらに天狗のエネルギーが強まる。
道了尊 天狗化身像 ↓
「五大誓願文を唱え、火炎を背負い、右手には拄状(しゅじょう)左手に縄を持ち、両手両足に幸運の使いの蛇を従え天狗に化身し、白狐の背に立ち、天地鳴動して山中に身を隠された」という伝説をかたどった石像。(最乗寺HPより)
これは何だろう? 狐かね〜と、これまで見たことの無かった天狗像について参加者様と話をしながら、それを横目に、奥の院を目指す。
先の門をくぐれば、そこから先は、奥の院の領域 ↓
そして、奥の院へ
続く。