季節は巡る。
冬から春。そして、夏へ。
狐霊が度々やってきていたが、筆が進まず、アップが今になってしまった。
静岡県にある割狐塚稲荷神社(わりこづかいなりじんじゃ)。
伊豆半島ジオパークのひとつ。
主祭神 宇賀御魂神
別名豊宇気毘売神とも申し上げ、伊勢の皇大神宮外宮のご祭神と同一でもあります。
保食神、御食津神、大宜津比売神とも申し上げます。
ウガは、ウケ、ケと同じく「食」の意味で、食物の魂の神さまということになります。
イナリいわれるわけは、この神の「腹中に稲生れり」という言葉から、稲生・稲荷となったといわれます。
昔、弘法大師が、京都の東寺の旁を通ると、一人の稲を背負った老人に出会いました。
大師はその翁から種々の尊い教えを受けましたので、これは神が仮に老人の姿をして教えてくれたのだと、敬いあがめてその姿を神に祀り、
東寺の鎮守、稲荷大明神としたとのことであります。
相殿 大田命
猿田彦神の別名とも裔孫ともいわれます。ちなみに伏見稲荷大社では猿田彦神として祀っております。
相殿 大宮女神
天照大神の大前を斎く神。神人の間や君臣の間をとりもち、和平をはかり給う神。天鈿女命の別名ともいわれます。
一説には寛永元年(一六二四)の勧請ともいわれています。
御神域には割狐岩があり、その奥に御本殿が鎮まっております。この割狐岩には、むかし老狐が住みつき夜ともなると出没したとも言伝えられております。また老狐が飛び出したためであるとの言伝えもあります。一万年前の富士山噴火による溶岩流の、貴重な資料となっております。
(以上、割狐塚稲荷神社HPより)
三島溶岩の溶岩塚とその地形を利用した稲荷神社。
稲荷神社の建っている小さな丘には、こつごつした岩の割れ目に沿ってたくさんの赤い鳥居が置かれています。
この岩は約1万年前に富士山から流れてきた溶岩で、神社はこの溶岩にできた「溶岩塚」の上に建っています。
流れる溶岩は1000℃を超える高温ですが、その表面と底は冷たい空気や地面に触れて、すぐに冷え固まってしまいます。溶岩の表面が固まってしまっても、内部の溶岩はまだ流れることができます。行き場を失った内部の溶岩が、表面の「固まった溶岩」を持ち上げて小さな丘のような地形を作ることがあります。これを「溶岩塚」と呼びます。
溶岩の表面が「ふくらんで」できた溶岩塚は、その表面にたくさんの亀裂ができます。お餅やカルメ焼きが膨らむときに、表面に亀裂ができる様子に良く似ています。
鳥居がたちならぶ岩の亀裂は、このようにしてできました。
御神域にあたるこの亀裂には、むかし老狐が住みつき夜になると出没したとも言われています。
(伊豆半島ジオパークより)
割狐塚稲荷神社。
1万年前、富士山から流れ出て溶岩が固まり、こんもりとした塚になっている。
社殿に参るのには、塚へと入っていくのだが、入り口がいくつかある。
さすがに稲荷神社らしく、ところどころに鳥居がいくつも建ち、京都の伏見稲荷を思い出させる。
ご社殿 ↓
全てが溶岩!
溶岩に囲まれていると、不思議な感覚が湧き上がる。
幻想的でもあり、
実際的でもある。
日常で、1000度の溶岩に遭遇することは滅多ない。
ということは、ここもまた異世界のひとつともいえる。
地の氣は激しく、大きく動いた。
そこにはおそらく天の氣の大きな影響もあったことだろう。
1万年ののち、鎮まる地の氣に、優しく天の氣が降り注ぐ。
愛嬌のある狛犬!
手水舎
塚の中と外では、溶岩パワーが全く異なる。
塚の中では、圧倒的な地のパワーを感じ、吸収することができる。
第一チャクラに課題があり、
グラウディングが苦手、
何かを継続することができない。
パワー不足などなら、
溶岩エネルギーをたっぷり摂り入れるのもいい!