異次元・異世界
氣の向くまま、足の向くままに、京都の間に間を歩く旅。
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【祈り】魔界散歩!? 間に間にある世界 氣の向くまま 足の向くままに京都そぞろ歩き その3 本能寺・京都
次に参ったのは本能寺近くにある、天性寺。
初めて知ったお寺さんの名前。
地図アプリを見ていたら氣が向いたので、ご由緒も分からない。
それでも何かあるのでしょうと、歩を進める。
地図アプリでは本能寺のすぐ側のようだが、入り口が見当たらない。
塀の向こうは天性寺なのだろうが、入れない!
実は後から気づいたが、途中小道に入ってしまったのがいけなかった。そのまま真っ直ぐ進んでいれば、難なく入り口は見つかったはずだが。
それでもお寺の周りをほぼ1周して、ようやく入り口へ。
天性寺
天性寺は浄土宗総本山知恩院の末寺として、室町後期の天正5年(1577)に建立された。
正式名は曼荼羅山當麻院天性寺。建立したのは大和當麻寺奥院住僧眼誉道三和尚。京都の地で當麻曼荼羅を絵解きし、人々に浄土往生を説き勧めた。境内には鎮守神として大和天河辨財天を分祠する。 (寺町専門店会商店街振興組合HPより)
観光寺院ではないのだろう。
境内はいたってシンプル、ひっそりとしていた。
お庭の手入れをされているのか、業者らしき人がトラックの車内で休憩をとっているだけだった。
それでも足の向くまま、氣の向くままと、境内奥の方に向かう。
すると、あった!
私がここに来た用事が。
天性寺の紹介にもあったように、ここには、弁財天がお祀りされていた。
鬱蒼とした木々たちに守られるようにある弁天社。
鳥居を抜けた瞬間に、びっくりするほどの突風に見舞われ、驚いた。
木々たちが一斉に、まるで葉っぱに鈴が付いているかのように、シャンシャンと鳴り出す。
呼んだのは、あなた達でしたか〜。
そんなことを想いながら、弁財天へご挨拶。
蛇は弁天さんの化身やお使いといわれていることもあり、祭壇には、卵が沢山お供えされているのが印象的だった。
大和天河辨財天。
奈良県天川村にある天河大辨財天社から勧請されたという。
何年か前に参った天川の景色が思い出される。
お社の前は池ようだが、水が無いことに気づいた。
どうやらこの地のスピリットたちは、水を欲しているのだろう。
それもあって、ここへ寄せられた。
あるべきものが無いのなら、その地は調和が乱れ、天と地がつながりにくい。
結果、それは人の世にも影響をおよぼす。
反対に、人の世の乱れが、ここに水を送らなくなったのだろうか。
卵もいいけど、水が欲しい・・・
この地にあるスピリット達がそのように言っているように思えた。
そこには、天之真名井があった。
天性寺から出て次に向かったのは、市比賣神社。
徒歩で30分ほどの場所にあるが、京都に到着してからずっと歩き通しだったので、微妙な足の疲れも気になる。
明日は鞍馬山に登るし、どうしたものかと頭をよぎるが、氣も足も市比賣神社に向いている。
寺町通りを楽しみながら、向かった。
この日のスタート時から、市比賣神社には氣が向いていた。
名前からして、弁天さんなのだろうと想像していた。
あとか気づけばだが、天性寺内の弁天さん周辺にあるスピリット達が市比賣神社に強く氣を向けていたのだろう。
水がカラカラな池と天之真名井があるところ。
天之真名井
落陽の七名水の一つに数えられ、当社神宝天目椀「天之八塩(あめのやしお)」で汲み出された「若水(わかみず)」を、歴代天皇の産湯に用いられたという伝承が残る。現在も名水として茶会、花展・書展等に用いられる。また、絵馬を掛け、「天之真名井」のご神水を飲んで手を合わせると、心よりの願い事が一つだけ叶うと伝えられる。(市比賣神社HPより)
街中のとても小さな神社さんなのだが、清浄かつパワフルな氣が流れている。
キラッキラな境内!
女人守護の神社とあって、ご祭神は女神のみ!
多紀理比賣命
市寸嶋比賣命
多岐都比賣命
神大市比賣命
下光比賣命
拝殿左側から奥へ参ると、2つの稲荷社と天之真名井がある。
女性守護にご利益があるというので、女性の参拝客が次々と訪れていた。
可愛らしいおみくじやお守りが沢山あり、短い滞在時間ではあったが、なんだかほんわかした気持ちになった。
天之真名井の氣、生命の水がつながりますように!
市比賣神社の参拝が終わると、本日はこれまで! 身も心もそんな気になった。
本日の目標完遂。ミッションクリア。
ということで、ホテルに戻ろうと地図アプリの案内で歩き出した。
大通りへ出ようすると、やがて、何件かのお寺さんが並ぶ通りに入った。
そのうちのひとつのお寺さんに氣が向いたので、境内へ。
失礼ながら、その時は名前も由緒も全く知らず。後から調べて、由緒あるお寺さんだったことを理解した。
上徳寺
浄土宗の寺院。山号は、塩竈山(えんそうざん)。通称の世継地蔵(よつぎじぞう)。
1603年(慶長8年)、徳川家康が阿茶局と娘の泰栄院との菩提を弔うために、伝誉一阿を開山に招請して建立したとされる。本尊は、家康が近江国矢橋の鞭碕神社から移設させたと伝えられる、伝快慶作の阿弥陀如来像である。
山門からの参道は、正面の本堂とは別に、左手奥に続いており、地蔵堂に至る。そのお堂が、江戸時代より安産と子授けで知られた「世継地蔵」である。(Wikipediaより)
2月に世継地蔵尊大祭があるようなのだが、それに参ると一億日分の功徳が授かるとか!
とても興味深い。
地蔵尊などがお祀りされているところに来ると、氣がガラリと変わる。
その変化に、一瞬びっくりした。
これぞ京都! 間に間にある、異世界への入り口。
だが、わたしを呼んだのはこちらだろう。
本堂の前あたりに井戸がある。その隣に菩提樹が。
菩提樹といえば、お釈迦さんがその下で悟りを開いたことで有名。
夕方に近づきつつある時間だが、その日は暑いくらいの陽気。太陽の氣が強い。
ふと、太陽と井戸と水をつないでみれば、天と地がつながり、陰陽のできあがり!
今日の終いは、ここ。菩提樹の樹のそばで。
明日の鞍馬山ライトワークへとつながった。
5月の満月 ウエサク祭り。
「釈迦の降誕、悟りを開いた日、入滅の日がすべてヴァイシャーカ月(インド暦第2月)の第一満月の夜だったという伝承から毎年5月の満月の夜に行われています。 起源は古くヒマラヤ山中や東南アジアにも同様の祭りが伝わるといいます。(そうだ京都、行こうより)」
魂的・ウエサク前夜祭を迎え、ホテルへと戻った。
異次元・異世界
氣の向くまま、足の向くままに、京都の間に間を歩く旅。