山霊(さんれい)は、山に宿るとされる神霊の総称。
古来日本の山の多くは山岳信仰の対象として聖なる山として祀られており、そうして山には様々な神々や霊が宿るとされていた。
また山は霊界に最も近いところとも言われ、死者の霊が集うとも言われていた。そうした神々や霊の総称を山霊と呼ぶ。(Wikipediaより)
山は、界。
さまざまな異界へと通じる。
2022年 立春。
この世界のひとつのエネルギーの変換点。
今年のエネルギーが始まったこの日のライトワークは、高尾山。
参加者様には、心より御礼と感謝を申し上げます!
ところで、高尾山とはどのような御山なのだろう?
高尾山(高尾山マガジンより)
奈良時代の744(天平16)年、東大寺の大仏造立で有名な「行基」によって高尾山は開かれました。
縁起(寺社仏閣の由来)には、行基が自ら薬師如来像を刻んで祀ったのが薬王院の寺院としての始まりと記されています。
現在、薬王院のご本尊と言えば飯縄大権現ですが、元々は薬師如来をご本尊としていました。
薬王院の名称「薬王」は薬師如来(=医王)からきています。
薬王院の大本堂には、開山本尊である薬師如来と中興本尊である飯縄大権現を安置しているとされていますが、薬師如来は秘仏とされ参詣者はそのお姿を拝むことはできません。
また高尾山は、行基によって開かれる前から自然信仰的な聖地として認識されていたと推測されています。
高尾山は病気を治す仏、薬師如来の山として信仰を集めていました。
江戸時代中期、高尾山は紀伊徳川家の帰依を受けていましたが、子息・息女の疱瘡(天然痘)除けなど病気関連の祈祷・護符の依頼が盛んだった記録が残されています。
1729(享保14)年には現存の飯綱権現堂が建立され、飯縄大権現が薬師如来と並び高尾山の本尊としてクローズアップされるようになります。
飯縄大権現は不動明王の変化身ですが、この時期、江戸で不動信仰が人気だったことがその一因とも考えられています。
本所、湯島、新宿、両国で、飯縄大権現の出開帳(他の場所に出かけて寺社の秘仏を開帳すること)が行われた記録が残っています。
飯縄大権現には悪魔降伏の利益があり、科学の発達していない時代では病気などの災厄は疫病神や悪魔の仕業と考えられていました。薬師如来同様、飯縄大権現も病気平癒のご利益があるとされていました。(高尾山マガジンより抜粋)
都心からアクセス良く、気楽に訪れることができる御山。
以前はそんな印象をもっていた。だが、数年前に登って感じたのは、そこそこハードな道程!
実は高尾山には、さまざまな登山コースがあるという。
今回、高尾山でのライトワークは初めてということもあり、気軽に登れるという1号路を選んだ。
その他のコースは、以下を参考に!
集合場所は、京王電鉄高尾線 高尾山口駅。
とにかく、寒い!
こんなにも気温が違うものかと、手袋を忘れてきたことを大後悔。
駅の改札前で、それぞれが自己紹介を済ませた後には、かなり短いオリエンテーション。
どのようなことに氣向けながらライトワークに観かを説明する。
言葉がスルスルと出てくるのは、すでに違うエネルギーの意識とシンクロしている。
それでは、出発!
ゆらりゆらりと話をしながら、舗装された道路を登っていく。
多くの参拝者があったであろう節分会が前日だったからだろうか、なんとなくこの日は参拝客が少ないように思えた。
舗装されている1号路は歩きやすいのだが、山頂までの所要時間は長いのだが、見どころ満載!
途中、金毘羅台へ寄る。
金毘羅神社にお参り!
見晴らし台からは、南関東が一望できる。
一路、薬王院へ。
見晴らし台から、間もなくのところだった。
氣が大きく変わったのが分かった。
神域に入った。
簡単にいうと、霊界と神界のエネルギーは違う。
また、それぞれに階層があり、周波数が違う。
見た目には、来た道と行く道はつながっている。
しかし、明らかにその場所から違う次元とシンクロしたように思えた。
山
そこは、異世界へ通じる界であり、
異世界の住人たちが集う場所でもある。
瞬間、その霊氣は、
この世界ではない世界の扉から流れ出てきたようだった。
山のスピリットが呼んだのか?
それとも、異世界に住まう縁あるスピリットが呼んだのか?
木立のエネルギーに癒され、
ここ最近のことを語りながら、
やがて、
浄心門を抜け、
東京都の天然記念物にもなっている杉並木が始まる。
天狗の腰掛杉!
樹齢700年を越す杉の木。
天狗がこの杉に腰掛け、参拝者を見守っているといわれているとか。
薬王院到着!
雲の多いお天気だったが、ここに来て、陽が強くなった。
山門入ってすぐのところには、高尾山の守り神とされる天狗!
「高尾山と天狗様」
天狗様は飯縄大権現様の眷属(随身)として、除災開運、災厄消除、招福万来など、衆生救済の利益を施す力を持ち、古来より神通力をもつとされ、多くの天狗伝説や天狗信仰があり、神格化されています。この様に高尾山は、飯縄信仰と共に天狗信仰の霊山としても知られております。
また、高尾山は修験道根本道場として知られており、山伏修行が随時行われ、昔は山伏が深山幽谷に籠もって難行苦行を重ね、やがて高尾山の霊気と融合して、呪力、験力を体得して大先達となり、山伏の姿が天狗と同一視されることも多いのであります。
(高尾山薬王院HPより)
仏法を守護するとされる八大龍王のお堂。
天龍八部衆に所属する龍族の八王。
水中の主。
足元に流れるお水でお金を浄めると、お金が増えるというご利益があるとか!
龍王の後部にある大きな杉の木は、八百万の依り代!
少し離れたところから、龍王の杉を眺めてみてびっくり!
なんて高い杉の木なんだ!
そこから少し移動して、
今度は、
薬王院大本堂でお参り!
せっかくなので、護摩修行にも参加してみようということになり、
しかし、まだその時間にはなっておらず、
境内を隈なく散策、ご挨拶。
鐘楼堂
大本堂に到着して間もなく正午の鐘がつかれた。
体を震わすそれに、まるで浄化されているようだった。
愛染明王堂
聖天堂
大師堂
大師堂の脇にたくさんの大師像が並んでいる。
それは、なにか?
「高尾山八十八大師巡拝霊場」
「この中をお歩き下さい」
というので、歩いてみると、
寒いくらいの強い霊氣に包まれた。
大本堂から階段を登ると、本社があるが、それはまた続きとしよう!